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ドイツ語アルファベット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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ドイツ語アルファベットは、ドイツ語を書き表すために使われる字母で、ラテンアルファベット26文字に、ウムラウトの付いた3文字(Ä, Ö, Ü)及びエスツェット(ß)を加えた30文字である。

アルファベットの読み方は次のようである。

アー ベー ツェー デー エー エフ ゲー ハー イー ヨット カー エル エム エヌ
A B C D E F G H I J K L M N
オー ペー クー エール エス テー ウー ファウ ヴェー イクス ユプスィロン ツェット
O P Q R S T U V W X Y Z
アーウムラウト オーウムラウト ウーウムラウト エスツェット
Ä Ö Ü ß

ウムラウト

  • 一般の辞書では、ウムラウトのある文字は、ウムラウトがないものとして配列する。
  • ウムラウトの3文字は、印刷タイプ等の都合でウムラウトを打つことができない場合には、eを後に付けて代用する。すなわち、Ae、Oe、Ue、ae、oe、ueのようである。

エスツェット

  • ドイツ語特有の字母である。
  • エスツェットの呼び名があるが、ssと等価(発音上の差違はある)とされる。
  • 一般の辞書では、ssの位置に配列する。
  • 印刷タイプ等の都合でエスツェットを打つことができない場合には、ssとする。
  • 語頭に立たず、大文字はない。単語全体を大文字で書くような場合にはSSとする。
  • ßをssとした場合に他の単語と区別が付かなくなる場合(例:masse/maße)、まれにszとする場合がある。
  • ギリシア文字βとは別の記号だが、何らかの理由でエスツェットが使えない場合は便宜的にβを使うこともある。ただしあまり推奨されない方法である。

スイスドイツ語

スイスではエスツェットを使わずssと書く。また、大文字のウムラウトを使わず、Ae・Oe・Ueのように書く、とされる。

フラクトゥール

ドイツでは、第二次大戦頃までフラクトゥール(稀に亀甲文字、ドイツ文字とも)と呼ばれる、独特の書体を印刷に常用していた。この書体では、大文字のIとJに外見上の違いがない。