ザ・ゴールデン・ヒストリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。エンタシス (会話 | 投稿記録) による 2020年1月29日 (水) 14:26個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ザ・ゴールデン・ヒストリー
ももいろクローバーZシングル
B面 DECORATION
Hanabi
伸ルカ反ルカ
リリース
ジャンル J-POP
レーベル EVIL LINE RECORDS
チャート最高順位
ももいろクローバーZ シングル 年表
『Z』の誓い
(2015年)

【配信限定】
今宵、ライブの下で
(2015年)
ザ・ゴールデン・ヒストリー
(2016年)
BLAST!
(2017年)
テンプレートを表示

ザ・ゴールデン・ヒストリー」は、2016年9月7日に発売された、ももいろクローバーZの16枚目のシングル[1]

収録曲解説

映像外部リンク

ザ・ゴールデン・ヒストリー - YouTube

事前打ち合わせ無しの「ドッキリ」で撮影が行われた、音楽業界では異例のミュージック・ビデオ。途中ノーカットの「一発撮り」となっており、ミュージック・ビデオでファンと共演するのも初となり、対面した際の驚きと喜びの表情が見どころとなっている[2]。ゲストとして岩崎宏美に扮したコロッケ福澤朗が出演するなど、かつての“ゴールデン”タイムのテレビ番組を意識した演出となった[3]。監督は長添雅嗣[4]

DECORATION - YouTube

メンバーごとに異なるダンサーが振り付けを考案したため、様々なジャンルのダンスシーンが組み合わさり、それぞれの個性が全面的に打ち出された作品となった。タイトルにちなんで、デコトラ(デコレーション・トラック)をセットとして用いた。監督は河谷英夫[4]

ザ・ゴールデン・ヒストリー

作詞:只野菜摘浅利進吾 / 作曲:浅利進吾 / 編曲:長谷川智樹
歌詞・動画 - 歌ネット

路上ライブからキャリアをスタートし、本年春には初のドームツアーを成し遂げ、さらには初となる海外ツアーも目前に控えた時期に、自らの”歴史”をメタ的に歌った楽曲をリリース(同時期には、ももクロに詳しくない層へ向けて、結成から7年間の青春ドキュメンタリー『はじめてのももクロ -完全版-』もBlu-ray & DVDでリリースしている)。

Billboard JAPANは楽曲のレビューとして、「ももクロが結成当初から提唱してきた“笑顔を届けること”を、より広く繋げていこうとする究極のエンターテインメントの形」だと評した[5]。特にハイライトとなる大サビ(いくつもの時代を 越えるたびに強くなる 〜)に関しては、以下の様に述べている。

神々しいほどの希望に充ち満ちている。常に先へ進もうとする意志が光に連なっていくのだと、ここまでストレートに力強く歌えるのが今のももクロであり、今の日本に最も求められているアイドルの姿と言えるのではないだろうか。[5]

サビの部分は、カタカナの「ヒ」の字を指3本で作って飛び跳ねるのが特徴となっている。米久の「御殿場高原あらびきポーク」のCMソングに起用された(本人出演)。

DECORATION

作詞・作曲・編曲:invisible manners
歌詞・動画 - 歌ネット

同年春に提供した「マホロバケーション」が高く評価されたinvisible mannersが、再びの起用となった。

Hanabi

作詞:岩里祐穂 / 作曲:前山田健一 / 編曲:永井ルイ
歌詞・動画 - 歌ネット

NHK・BS時代劇『伝七捕物帳』の主題歌。「人は何度でもやり直せる」というメッセージを込めた楽曲。作詞の岩里祐穂は、「難病と闘ったあるアーティストへの鎮魂歌」だとも述べており、その人物の名前は明かさず「今夏、壮絶なる生涯に幕を閉じた画家である彼の描く絵は、いつも希望そのもののように明るかった」とだけコメントしている[6]

伸ルカ反ルカ

読み:ノルカ ソルカ
作詞:前田たかひろ / 作曲・編曲:横山克
歌詞・動画 - 歌ネット

ももいろクローバーZのファン(モノノフ)を公言する福岡ソフトバンクホークス柳田悠岐の専用登場曲。柳田はライブにも行くほどであり、「ももクロはいつも全力で礼儀正しく、人間の鏡」と述べている[7]。打席登場曲には、ももいろクローバーZの楽曲を通算13曲も使用(2016年時点)。好きなメンバーは有安杏果で、2015年オフには対談も果たした。2016年春に、柳田のためのオリジナル選手登場曲として本作を提供してもらった経緯がある[8]

参加ミュージシャン

ザ・ゴールデン・ヒストリー

DECORATION

  • プログラミング:invisible manners(SUPA LOVE)
  • ギター:伏見蛍
  • トランペット:鈴木正則
  • トロンボーン:中川英二郎
  • アルト・バリトン サクソフォーン:竹上良成
  • テナー サクソフォーン:大郷良和

Hanabi

  • すべての楽器とVibesware Guitar Resonator GR-1:永井ルイ

伸ルカ反ルカ

トラックリスト

歴代のシングルで初めて、ミュージックビデオのオフショット映像が付属のディスクに収められた。3種類全ての盤を横に並べると、ジャケットの裏面に”THE GOLDEN HISTORY”の文字が現れるデザインとなっている。

初回限定盤A(CD+Blu-ray)

  1. ザ・ゴールデン・ヒストリー [5:03]
  2. DECORATION [4:36]
  3. Hanabi [5:00]
  4. ザ・ゴールデン・ヒストリー(off vocal ver.
  5. DECORATION(off vocal ver.)
  6. Hanabi (off vocal ver.)

Blu-ray

  1. “ザ・ゴールデン・ヒストリー” Music Video
  2. “ザ・ゴールデン・ヒストリー” Music Video オフショット映像

初回限定盤B(CD+Blu-ray)

  1. ザ・ゴールデン・ヒストリー
  2. DECORATION
  3. 伸ルカ反ルカ [4:46]
  4. ザ・ゴールデン・ヒストリー(off vocal ver.)
  5. DECORATION(off vocal ver.)
  6. 伸ルカ反ルカ(off vocal ver.)

Blu-ray

  1. “DECORATION” Music Video
  2. “DECORATION” Music Video オフショット映像

通常盤(CD)

  1. ザ・ゴールデン・ヒストリー
  2. DECORATION
  3. Hanabi
  4. 伸ルカ反ルカ
  5. ザ・ゴールデン・ヒストリー(off vocal ver.)
  6. DECORATION(off vocal ver.)
  7. Hanabi (off vocal ver.)
  8. 伸ルカ反ルカ(off vocal ver.)

出典

  1. ^ “ももクロ、「ザ・ゴールデン・ヒストリー」全ジャケ写&予約特典絵柄が公開”. BARKS. (2016年8月8日). https://www.barks.jp/news/?id=1000129687 2016年9月7日閲覧。 
    ももクロ NEWシングル全ジャケ写解禁!トレカ絵柄も公開” (2016年8月8日). 2016年9月7日閲覧。
    “ももクロ「ザ・ゴールデン・ヒストリー」発売記念VRイベントを東阪のタワレコで開催”. Musicman-NET. (2016年9月7日). https://www.musicman-net.com/artist/60627.html 2016年9月7日閲覧。 
  2. ^ “ももクロが生番組に降臨 ライブへの想い&新曲MV撮影秘話を明かす”. AbemaTIMES (アベマタイムズ). (2016年9月3日). https://abematimes.com/posts/1196845?categoryIds=70273 2016年9月7日閲覧。 
  3. ^ ももいろクローバーZの新曲MVに岩崎宏美登場?…と思ったらコロッケ” (2016年9月2日). 2016年9月7日閲覧。
  4. ^ a b “ももいろクローバーZ 新シングル収録曲MVは長添正嗣/河谷英夫が担当! 初回限定盤Bのジャケ写も解禁”. Billboard JAPAN. (2016年8月4日). http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/40594/2 2016年9月7日閲覧。 
  5. ^ a b “ももクロ 新作は“笑顔を届けること”をより広く繋げていこうとする究極のエンターテインメント(Single Review)”. Billboard JAPAN. http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/41908/2 2016年9月14日閲覧。 
  6. ^ “23:48 - 2016年9月10日”. 岩里祐穂公式ツイッター. https://twitter.com/yuhoiwasato/status/774620531521761282 2016年9月27日閲覧。 
  7. ^ 【ソフトB】柳田ももクロ愛「人間の鏡」 日刊スポーツ 2013年12月15日
  8. ^ ソフト柳田ももクロで登場だゼ~ット”. デイリースポーツ. 2016年3月3日閲覧。

外部リンク