キリング・イズ・マイ・ビジネス
『キリング・イズ・マイ・ビジネス』 | ||||
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メガデス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1984年12月 - 1985年1月 マリブ Indigo Ranch Studios、ハリウッド Crystal Sound Labs | |||
ジャンル | スラッシュメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
コンバット・レコード(オリジナル盤) ラウド・レコード(2002年リマスター盤) | |||
プロデュース | デイヴ・ムステイン、カラット・フェイ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
メガデス アルバム 年表 | ||||
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『キリング・イズ・マイ・ビジネス』(原題:Killing Is My Business... and Business Is Good!)は、メガデスが1985年に発表したデビュー・アルバム。インディーズ・レーベルのコンバット・レコードから発売された。
解説
メタリカを解雇されたデイヴ・ムステインは、1983年にメガデスを結成し、1984年にはコンバット・レコードとの契約を得る。バンド側は、イメージ・キャラクターであるヴィック・ラトルヘッドのイラストをジャケットにしようと考えていたが、コンバット側が用意したジャケットは、ヴィック・ラトルヘッドの模型の写真であった。バンド側はこの決定に不服で、デイヴィッド・エレフソンは「何年も元に戻したいって思ってた」と述懐している[1]。本作収録曲「ザ・スカル・ビニース・ザ・スキン」は、このヴィック・ラトルヘッドのことを歌った曲[2]。
「メカニックス」は、ムステインがメタリカ加入前に作った曲を改めて録音したもの[2]。同曲はメタリカのデモ・テープにも収録されたが、メタリカのデビュー・アルバム『キル・エム・オール』(1983年)では、別ヴァージョンの歌詞が採用されて「ザ・フォー・ホースメン」という曲となっていた。
初回盤には8曲が収録されていたが、後に「ディーズ・ブーツ」(ナンシー・シナトラの歌唱で知られる「These Boots Are Made for Walkin'」を一部改作したカヴァー)が外されて7曲入りに変更された[3]。メガデスは、マネージャーのジェイ・ジョーンズにこの曲のカヴァーを進言され[1]、ジョークとして録音したが、原曲を作詞・作曲したリー・ヘイゼルウッドから「卑猥で攻撃的」というクレームを付けられ[2]、本作から外されることとなった。
2002年リマスター盤
ラウド・レコードから発売されたリマスター盤は、ジャケット・デザインが変更され、本作収録曲3曲のデモ・ヴァージョンをボーナス・トラックとして追加収録した。また、問題となった「ディーズ・ブーツ」も再収録されたが、あちこちにピー音がかぶせられた内容に変更されている。
収録曲
特記なき楽曲は作詞・作曲ともにデイヴ・ムステインによる。
オリジナル盤
- ラスト・ライツ/ラヴド・トゥ・デス - Last Rites/Loved to Death - 4:38
- キリング・イズ・マイ・ビジネス - Killing Is My Business... and Business Is Good! - 3:05
- スカル・ビニース・ザ・スキン - Skull Beneath the Skin - 3:46
- ディーズ・ブーツ - These Boots - 3:44
- 作詞・作曲:リー・ヘイゼルウッド
- ラトルヘッド - Rattlehead - 3:42
- チョーズン・ワン - Chosen Ones - 2:54
- ルッキング・ダウン・ザ・クロス - Looking Down the Cross - 5:01
- メカニックス – Mechanix - 4:20
2002年リマスター盤
- ラスト・ライツ/ラヴド・トゥ・デス - Last Rites/Loved to Deth - 4:41
- キリング・イズ・マイ・ビジネス - Killing Is My Business... and Business Is Good! - 3:07
- ザ・スカル・ビニース・ザ・スキン - The Skull Beneath the Skin - 3:48
- ラトルヘッド - Rattlehead - 3:43
- チョーズン・ワン - Chosen Ones - 2:55
- ルッキング・ダウン・ザ・クロス - Looking Down the Cross - 5:02
- メカニックス – Mechanix - 4:25
- ディーズ・ブーツ - These Boots - 3:42
- 作詞・作曲:リー・ヘイゼルウッド
- ラスト・ライツ/ラヴド・トゥ・デス (デモ) - Last Rites/Loved to Deth (demo) - 4:16
- メカニックス (デモ) - Mechanix (demo) - 3:59
- ザ・スカル・ビニース・ザ・スキン (デモ) - The Skull Beneath the Skin (demo) - 3:11
カヴァー
- 「キリング・イズ・マイ・ビジネス」は、オーストリアン・デス・マシーン『ダブル・ブルータル』(2009年)のディスク2で取り上げられた[4]。
参加ミュージシャン
- デイヴ・ムステイン - ボーカル、ギター
- クリス・ポーランド - ギター
- デイヴィッド・エレフソン - ベース
- ガル・サミュエルソン - ドラムス
脚注
- ^ a b 2002年リマスターCD(SICP 93)ライナーノーツ(デイヴィッド・エレフソン、訳:Kyoko Mineshima)
- ^ a b c 2002年リマスターCDライナーノーツ(デイヴ・ムステイン、訳:Kyoko Mineshima)
- ^ Megadeth - Killing Is My Business... and Business Is Good! (CD) at Discogs
- ^ Double Brutal - Austrian Death Machine : Allmusic