ジェイムズ・ロメンゾ

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ジェイムズ・ロメンゾ
James LoMenzo
基本情報
生誕 1959年1月13日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニューヨーク州ブルックリン
ジャンル ハードロックヘヴィメタルスラッシュメタルブルースロックサザンロック
職業 ベーシスト
担当楽器 ベース
活動期間 1978年 -
共同作業者 Clockwork、ロンディネリ、ホワイト・ライオン、プライド・アンド・グローリー、スラッシュズ・スネイクピットブラック・レーベル・ソサイアティオジー・オズボーンデイヴィッド・リー・ロス、HAIL!、Hydrogyn、リンチ・モブ

ジェイムズ・ロメンゾ(James LoMenzo、1959年1月13日 - )は、アメリカ合衆国出身のベーシスト。

アメリカのヘヴィメタル/ハードロック・バンドであるホワイト・ライオンメガデスブラック・レーベル・ソサイアティなどを渡り歩いている。

概要[編集]

10代後半頃から、地元ブルックリンで「Empty Sky」というジャズロックを融合したバンドでボーカル兼ベースを担当、地元では有名なバンドであった。また「Crockwork」というハードロック・バンドで1980年から1983年まで活動し、その後、ロンディネリを経て、ホワイト・ライオンへ加入した。

ホワイト・ライオンを脱退した後は、ホワイト・ライオンで一緒にプレイしたドラムのグレッグ・ダンジェロと共に、元キッスエース・フレーリーのバンドに加入したり、ザック・ワイルドが結成したプライド・アンド・グローリーに加入した。またオジー・オズボーンの7作目のスタジオ・アルバム『オズモシス』のレコーディングにも参加したが、ジェイムズのベースの録音が使われることはなく、その後、別のベーシスト(ギーザー・バトラー)で録音し直されリリースされていた。

1995年に、ガンズ・アンド・ローゼススラッシュのソロ・プロジェクト「スラッシュズ・スネイクピット」のツアー・メンバーとして参加し、1990年代後半から2000年代前半まではデイヴィッド・リー・ロスのバンドのツアー・メンバーとして活動した。また、2004年にザック・ワイルド率いるブラック・レーベル・ソサイアティに加入し、2005年10月ごろまで活動した。

2006年にはメガデスに加入し、アルバム『ユナイテッド・アボミネイションズ』と『エンドゲーム』に参加したが、2010年にオリジナル・メンバーのデイヴィッド・エレフソンの復帰に伴い脱退した。

その後、元ドッケンのギタリストのジョージ・リンチ率いるリンチ・モブに加入したほか、元ジューダス・プリーストのボーカルであったティム・オーウェンズセパルトゥラのギタリストのアンドレア・キッサー、元スレイヤーのドラム担当ポール・ボスタフなどと共に「HAIL!」というハードロック/ヘヴィメタルのトリビュートバンドでも活動した。

2021年5月、デイヴィッド・エレフソンがメガデスから解雇された。ジェイムズ・ロメンゾは後任のサポート・メンバーとして11年ぶりにバンドへ復帰し[1]、翌2022年から正規メンバーとなっている[2]

その他[編集]

ミュージシャンだけなくグラフィック・アーティストとしても活動しており、ギルビー・クラークのソロ・アルバムにも手がけ、また元ホワイト・ライオンのボーカリストであるマイク・トランプのソロ・アルバムにも、ジェイムズが撮影した写真の作品が使われている。

2012年にはアメリカで放送されたリアリティ番組『The Amazing Race:Season 21』に出演した。

ディスコグラフィ[編集]

ロンディネリ[編集]

  • Wardance (1996年) ※1985年録音

ホワイト・ライオン[編集]

  • 『プライド』 - Pride (1987年、Atlantic)
  • 『ビッグ・ゲーム』 - Big Game (1989年、Atlantic)
  • 『メイン・アトラクション』 - Mane Attraction (1991年、Atlantic)
  • The Best of White Lion (1992年、Atlantic)

プライド・アンド・グローリー[編集]

  • 『プライド・アンド・グローリー』 - Pride & Glory (1994年)

ブラック・レーベル・ソサイアティ[編集]

  • 『ハングオーヴァー・ミュージック Vol.6』 - Hangover Music Vol.VI (2004年)
  • 『マフィア』 - Mafia (2005年)

メガデス[編集]

参加アルバム[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]