イーブイ
イーブイ | |
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イッシュ なし - イーブイ(#{{{イッシュ順}}}) - なし | |
基礎データ | |
英語名 | Eevee |
進化体系 | たねポケモン |
進化前 | なし |
進化後 | シャワーズ、サンダース、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシア |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | しんかポケモン |
タイプ | ノーマル |
高さ | 0.3m |
重さ | 6.5kg |
特性 | にげあし / てきおうりょく |
かくれ特性 | きけんよち |
イーブイは、ポケットモンスターシリーズに登場する1025種のポケモン(架空の生物)のうちの一種である。
特徴
四足歩行型のポケモン。ウサギのような長い耳と首の周りを覆う襟巻きのような毛が特徴である。周囲の環境の影響を受けやすい、極めて不安定な遺伝子を持つ。一部の鉱石や天体から発せられる放射線により容易に突然変異し、多くのポケモンに進化する可能性を秘めているが、その個体数は極めて少ない。進化して姿を変えることにより、様々な厳しい環境に対応する事が可能となっている。
シリーズを重ねるごとに新たな進化形が登場しており、現在イーブイの進化形はシャワーズ、サンダース、ブースター、エーフィ、ブラッキー、リーフィア、グレイシアの7種である。『金・銀』以降、複数の進化形をもつポケモンは他にも登場しているが、これほど多くの進化形を持つポケモンは他に類を見ない。
名前の由来は英語で「進化」を意味する「Evolution」の頭2文字「EV」から[1]。英語圏での名称については、「EIEVUI」と表記された時期もあった。
ゲームでのイーブイ
『赤・緑』では岬の小屋に住むマサキのパソコンを調べることでイーブイとその進化形の姿を見ることができ、のちにタマムシシティのマンションで1匹のみ入手できる。同作ではアイテム「みずのいし」「かみなりのいし」「ほのおのいし」を使用することでみずタイプのシャワーズ、でんきタイプのサンダース、ほのおタイプのブースターのいずれかに進化できる。
『ピカチュウ』ではライバルが使用する。シナリオ序盤のライバルとの対決の勝敗によって、3種のうちどれに進化するかが決定する。
『金・銀』では新たな進化形としてエスパータイプのエーフィ、あくタイプのブラッキーが登場した。十分になついた状態でレベルアップすることで朝・昼ならエーフィに、夜ならブラッキーにと、時間帯により異なるポケモンへと進化する。コガネシティにいるマサキから貰える。またゲームコーナーの景品やタマゴが登場したことにより、何匹でも入手できるようになった。エンジュシティの「おどりば」にいる5人の「まいこはん」はイーブイの進化形5種をそれぞれ使用する。
『ルビー・サファイア』では従来のシリーズに登場した多くのポケモンと同じように自力で入手できないので『ファイアレッド・リーフグリーン』の発売までは入手できなかった。また、時計機能は存在するものの昼と夜の概念がないため午前中ならブラッキー、午後ならエーフィに進化するようになった。『ファイアレッド・リーフグリーン』では時計機能そのものがないため、この2種類には全国図鑑を入手しても進化できない。そのため手に入れるためには『ルビー・サファイア・エメラルド』に送り進化させてから送り返す必要がある。
『ダイヤモンド・パール』では更なる進化形としてくさタイプのリーフィア、こおりタイプのグレイシアが登場した。どちらも特定の場所でレベルアップすることで進化できる。また、特性はそれまでの「にげあし」に加えて「てきおうりょく」のものも登場する。全国図鑑入手後にミズキから受け取ることが可能。さらにある条件を満たすとウラヤマさんの裏庭に出現するようになる。なお、『プラチナ』では殿堂入り前にミズキからもらえるようになっている。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では『金・銀・クリスタル』と同様の方法で入手できるが、リーフィアやグレイシアに進化させられる場所が登場しない。そのためこの2種類を手に入れるためには『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に送り進化させてから送り返す必要がある。また、同作では全国のポケモンセンターで配信されたポケウォーカーのお出かけコース「おかいもの」にも低い確率ではあるが出現する。
『ブラック・ホワイト』の本編中では過去作から転送しなければ入手できないが、リーフィアやグレイシアに進化させられる場所は存在し全形態に進化させることが可能である。それ以外では連動Webサイト『ポケモングローバルリンク』での期間限定イベント「ポケモンカフェ」にて隠れ特性「きけんよち」を持つイーブイが登場し仲間にすることができる。
イーブイの進化形はシャワーズなら「HP」、サンダースなら「すばやさ」、ブースターなら「攻撃」と、それぞれ異なるステータスに特化している。また、レベルアップで覚えられる技もそれぞれのタイプに特化したものに変化する。
公式大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2010」の日本代表決定大会では参加賞として色違いのイーブイが『ハートゴールド・ソウルシルバー』にプレゼントされた。
外伝作品でのイーブイ
『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』では主人公の少年が使用するポケモンとして登場する。このイーブイは本来ならレベルアップで覚える技「かみつく」を最初から覚えている。シナリオの序盤で進化に必要なアイテムをいずれか1種のみ選択し入手できる。この作品では時計機能が存在せず、特定のアイテムを持たせた状態でレベルアップすることでエーフィ・ブラッキーへの進化を可能としている。
『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』では、主人公候補の1匹として登場する(ただし、女の子のみ)。また、一部ダンジョンでも敵として出現する。同じく時計機能などが存在しないため、特定の道具を使って金銀以降のポケモンに進化できるようになっている。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』ではフィギュアとして登場する。
『ポケモン+ノブナガの野望』では、「ブショー」との戦いを挑むため、協力する主人公(少年・少女)のパートナーポケモンとして登場。作品では、オリジナルゲームでは、「ブショー」も進化する事が判明する。なお「ポケモンゲーム」では、お馴染みの特定アイテムを使う事ができる。イーブイは7種類全てに進化する事が可能。
アニメでのイーブイ
主要キャラクターのイーブイ
無印編第117話からはシゲルの手持ちポケモンとして登場。『金・銀』編での再登場時にはブラッキーに進化していた。オーキド・シゲル#無印編から登場したポケモンを参照。
『アドバンスジェネレーション』ではハルカのポケモンとして登場。『ダイヤモンド&パール』ではグレイシアに進化して再登場した。ハルカ (アニメポケットモンスター)#ハルカのポケモンを参照。
その他のアニメでのイーブイ
初登場は無印編第39話「イーブイ4きょうだい」。4人兄弟の末っ子、タイチ(声:冬馬由美)のポケモンとして登場する。それぞれサンダース・シャワーズ・ブースターを使用する3人の兄達から進化させるよう迫られていたが、タイチは進化させずイーブイのまま育てる道を選ぶ。
第184話「イーブイ5しまい! おちゃかいでバトル!!」では5人姉妹の末っ子、サクラのポケモンとして登場する。4人の姉はそれぞれブラッキー・シャワーズ・サンダース・ブースターを使用する。第227話「エーフィとサクラ! エンジュシティふたたび!!」で再登場した際にはエーフィに進化していた。この際の声優は冬馬由美。
『ダイヤモンド&パール』第174話「グランドフェスティバル開幕! 炎と氷のアート!!」では、ウララが2匹のイーブイを手持ちに入れており、演技の最中で「ほのおのいし」と「みずのいし」を使いブースターとシャワーズに進化させた。使用技は2匹とも「アイアンテール」と「めざめるパワー」。
映画でのイーブイ
2006年公開の『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』にハルカのイーブイが登場している。
ポケモンカードでのイーブイ
無色タイプのたねポケモン。進化形であるポケモンは大部分がレアカードであり、ホログラムが入っている。複数の進化の選択肢がある分、イーブイそのもののカードは複数あるがどれも能力値は低めに設定されている。
ポケモンカードでの初出はポケットモンスターカードゲーム拡張パック第2弾「ポケモンジャングル」である。このシリーズではイーブイの進化形態であるシャワーズ、サンダース、ブースターが全てホログラム入りのレアカードとして収録されている。その後拡張パック第4弾「ロケット団」にも収録された。同商品に収録された進化形の3種はいずれも「わるいポケモン」となっている。
ジム拡張第1弾「リーダーズスタジアム」ではマチスのポケモンとして登場した。この進化形は「マチスのサンダース」1種のみである。
拡張シート青版では「タマムシシティ」のシートに収録された。この商品には進化形となるポケモンは含まれていない。HPは30と、イーブイとしてはもっとも低いHPを持つが、「にげる」ためにエネルギーを必要としない。
ポケットモンスターカードneo拡張パック第2弾「遺跡を越えて...」では、エネルギーカードをつけたとき、山札から進化後のカードを選び出して進化できる特殊能力「エナジーしんか」を持つ。映画『結晶塔の帝王 ENTEI』公開に合わせて発売されたプレミアムファイル2にもイラストの異なるものが収録されている。
ポケモンカードe第2弾拡張パック「地図にない町」では、コレクションナンバーは058。エネルギーカードを山札から選び出して自分につけるワザ、「パワーチャージ」を持つ。
ポケモンカードe第4弾拡張パック「裂けた大地」では、コレクションナンバーは065。
ポケモンカードADV強化拡張パック「マグマVSアクア〜二つの野望〜」ではイーブイから進化するカードを3枚まで山札から引き出せる技を持つ。
ポケモンカードゲーム第4弾「金の空、銀の海」では再び「エナジーしんか」をもって登場した。
ポケモンカードゲームDP4「月光の追跡」「夜明けの疾走」で収録されているものは山札からイーブイを好きなだけ選び出し場に出すことができるワザを持つ。
漫画でのイーブイ
『ポケットモンスターSPECIAL』ではレッドのポケモンとして登場。ニックネームは「ブイ」。レッド (ポケットモンスターSPECIAL)#控えを参照。
『ポケットモンスター PiPiPi★アドベンチャー』では科学者の少女・ココナッツのパートナーとして登場する。大変な自信家である。のちに登場した♀のイーブイ「るーちゃん」とは恋愛関係に発展している。
その他におけるイーブイ
ポケモンセンターサッポロが2009年3月に常設開店した際、同店のロゴマークの1体として採用されている。
脚注
- ^ アニメ版のプロデューサーである吉川兆二は、ラジオ番組『犬山犬子のポケモンアワー』内でリスナーからの質問に対し、これを正解と認めている。