THE JUON/呪怨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。LIVE-GON (会話 | 投稿記録) による 2016年3月16日 (水) 03:01個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎リブート: 情報の日付を追記。)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

THE JUON 呪怨
The Grudge
監督 清水崇
脚本 スティーヴン・サスコ
製作 ロバート・G・タパート
一瀬隆重
製作総指揮 サム・ライミ
ジョー・ドレイク 他
出演者 サラ・ミシェル・ゲラー
音楽 クリストファー・ヤング
撮影 山本英夫
ルーカス・エトリン
編集 ジェフ・ベタンコート
配給 アメリカ合衆国の旗 コロムビア映画
日本の旗 日本ヘラルド映画/クロックワークス
公開 アメリカ合衆国の旗 2004年10月22日
日本の旗 2005年2月11日
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
日本の旗 日本
言語 英語
日本語
製作費 $10,000,000
次作 呪怨 パンデミック
テンプレートを表示

THE JUON/呪怨』(ザ・ジュオン、The Grudge)は、2004年制作のアメリカ映画PG-12指定。日本映画『呪怨』のアメリカ・リメイク作品。全米興行収入2週連続No.1。

作品解説

当初はアメリカで撮影される予定だったが、日本で撮影された。アメリカ人役者が日本に来て一番驚いたのは、「ホラー映画にもかかわらずポルノ描写がまったく無い(もしくはそういった描写がないようにスタッフが気をつかっている)点」だったという。これは一般的に、ハリウッドのホラー映画では前半にポルノ描写を含んだいわゆる「主人公たちにおいしい」シーンを盛り込みつつ、中盤以降にホラー描写を一気に持ってくる(これにより、多くの観客は前半での自分勝手な主人公たちに嫌悪感を抱き、後半以降に主人公たちが酷い目に遭ってもあまり不快に感じなくなるという効果もある)という、ある種ジェットコースター的なストーリーの映画が多く存在するからである。

撮影中のスポンサーたちの要求は、清水監督が引くほど霊を出しまくるものだったという。

ストーリー

ある日、大学教授のピーター・カークが妻のマリアの前で飛び降り自殺を遂げる。理由は不明だったが、これは忌まわしい事件の始まりであった。恋人のダグ・マッカッシーと日本に留学している介護学生のカレン・デイヴィスは、ある家に行ったきり連絡の取れなくなっている関根洋子の代わりにその家へ行って欲しいと、アレックス・ベイカーに頼まれる。以前は佐伯家と呼ばれ、現在はウィリアムズ家となっているそこには寝たきりの老婆、エマ・ウィリアムズが放置されていた。そこでカレンは、恐ろしい何かを見て気を失ってしまう。

実はカレンが元佐伯家を訪れる数日前、妻のジェニファーや祖母のエマを伴って引っ越してきたマシュー・ウィリアムズは、2階の部屋で痙攣して失神したジェニファーの姿を発見し、恐怖に襲いかかられていた。さらに恐怖はマシューの妹のスーザンにも及んだうえ、カレンのことを捜査に来た中川秀人刑事らにも忍び寄る。

キャスト

()はDVDでの日本語吹き替え版。

オリジナル版との違い

  • オリジナル版での俊雄は「押入れに隠れている最中に、母親によって向こう側の世界に連れて行かれた」という設定だったが、本作では剛雄に風呂場で殺されているシーンがある(その後にマーと一体化した模様)。剛雄の最期も日本版とは異なる。
  • ストーリーのキーポイントとなる小林俊介は、ピーター・カークという外国人に変更されている。
  • マシューとジェニファー・ウィリアムズ夫妻は徳永勝也・和美夫妻とは結末が異なる。
  • カレン・デイヴィスの顛末もダグ・マッカッシーという恋人がおり、仁科理佳とは異なる。
  • 中川秀人刑事の行動や結末も、中川健一刑事とは異なる。相棒の五十嵐陽介刑事は健一と共に死亡した五十嵐大介刑事と違い、不明。
  • 関根洋子の行はビデオ版の村上柑菜を思わせるものとなる。
  • オリジナル版では主人公の女性は皆死んだが、本作ではカレンやマリアは辛くも生き延びている。

続編

2006年製作の続編『呪怨 パンデミック』では、佐伯伽椰子の出生の秘密が判明する。パート3の『呪怨 ザ・グラッジ3』は2009年に製作されたが、日米共に劇場では公開されずにDVDスルーの作品となった。

関連書籍

その他

リブート

2014年に、サム・ライミが本作をリブートする予定が報じられた[2]

脚注

  1. ^ 2006年6月号『日経エンタテインメント!』(日経BP社
  2. ^ サム・ライミが「THE JUON 呪怨」をリブート:映画ニュース - 映画.com”. 2016年3月16日閲覧。

外部リンク

  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。
  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。
  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。
  • エラー: subst: がありません。Movielink ではなく subst:Movielink としてください。