Rockbox
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| Rockbox | |
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![]() iPod ビデオのipodVisionテーマ
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| 開発元 | The Rockbox Project |
| 最新版 | 3.3 / 2009年6月19日。カレントビルドは毎日 |
| 種別 | ファームウェア |
| ライセンス | GNU General Public License |
| 公式サイト | http://www.rockbox.org/ |
Rockboxは、デジタルオーディオプレーヤーに搭載されたファームウェアを置き換えるフリーソフトであり、拡張性の乏しいプレーヤーに様々な機能を追加するためのプラグイン機能を(多くの場合、元のファームウェアを取り除かないで)提供する。拡張機能にはPDA機能、アプリケーション、ユーティリティ、ゲームなどがある。また、2000年中頃にリリースされたプレーヤーにもビデオの再生機能を加える。また、視覚障害をもつユーザのための声で操作できるユーザーインタフェースも用意されている。
Rockboxはハードウェア能力が非常に異なっている様々なポータブルオーディオデバイス上で動くものであるため、1ビットのキャラクタセルベースのディスプレイをもつ早期のArchosプレーヤーから、近代的な高画質のディスプレイ/デジタルの光学オーディオ機器/高度な録音能力をもっているプレーヤーまで対応している。多くの場合、フラッシュメモリから実行されるよりも、ハードディスクからRockboxか標準のファームウェアのどちらかから読み込み可能なサポートされているデバイスのフラッシュに最小限のブートローダーがインストールされる。また、一部の機器ではフラッシュメモリへのインストールもできる。
目次 |
[編集] 開発
Rockboxプロジェクトは2001年の後半に、初期のArchosシリーズのハードディスク内蔵型MP3プレイヤーと、フラッシュメモリ型のOndioを含んだ録音機能つきモデルを対象に行われた。Rockbox開発は、ユーザーインターフェイスやデバイスの取り扱い方法に不満をもったことにより開発された。これらの機器の処理能力は限られており、音楽再生はMP3デコードチップ(MAS)で行っていたため、Rockboxは音楽の再生品質を変えることはできなかったが、その代わり、Rockboxは改良されたユーザーインターフェイスを提供し、工場出荷時のファームウェアに無い機能をプラグインで導入可能にした。Rockboxは製品に搭載されたフラッシュメモリの起動領域を書き換え、元のファームウェアとそっくりそのまま入れ替えてしまうことができた。
Rockboxにはより新しい製品に対応したバージョンも用意されている。こちらではソフトウェアデコードにより演奏しており、既にArchos版で実装している機能に加えて、オリジナルのファームウェアが対応しないオーディオフォーマットの演奏が潜在的に可能となっている。専用のブートローダーで製品が起動後、Rockboxはハードディスクから立ち上がる。つまり、Rockboxをアップグレードするのにユーザーが必要なことは、ハードディスクにファイルをコピーして再起動することだけである。ブートローダーの差し替えのためにはファームウェアの書き換えが必要になるが、製品によっては差し替え不要である。
2004年の後半に始まった初めてのこれらの移植はiriverが製造したモトローラー製のColdFireプロセッサーを使ったデバイス、つまりハードディスク・プレイヤーであるiriver H100 シリーズ(H110/H120/H140)だった。およそ1年後に、iriver H300 シリーズへの移植は機能的になり、同じような機能を提供するようになった。
- 2005年後半に、Apple社製のiPodにRockboxの移植が始まった。
- 2006年の1年間は、Cowon iAUDIO X5シリーズと同様に、Rockboxを様々なiPod(iPod photo, iPod nano, iPod 4g, iPod mini, iPod Video)で利用可能にした。
- 2007年2月には、iriver H10や東芝のGigabeat FとXシリーズへの移植が利用可能になった。
- 2007年3月5日には、Cowon iAUDIO M5への移植が機能的になった。
- 2007年3月11日には、SanDisk Sansa e200シリーズがRockboxの次のラインアップに追加された。
- 2007年5月23日には、iPod video 80 GBモデルに対応し、iPod videoのラインアップが完結した。
- 2007年7月27日には、iPod 1G と 2Gの最初のサポートが追加された。
- 2007年9月23日には、Sansa c200シリーズがラインアップに追加された。
現在、Rockboxは未完成のmpegplayerプラグインを使用し、MPEG再生に対応。[1]
現在のところ全てのRockboxはメーカーの手助けをほとんど借りることなくリバース・エンジニアリングのみによって移植を完了してきた。しかし、フリーソフトウェアではあるが、開発者、支援者は移植されたRockboxにメーカーの公式サポート、あるいは新製品への移植に非公式な手助けが得られることを望んでいる。今でも少数の企業がRockboxに興味を示すに留まっており、開発プロジェクトへの公式なコード提供や、製品への組込を行う企業は皆無である。Sansaへの移植はメーカーの要請により始められ、開発チームにサンプル品が提供されている。
Rockboxは継続的に開発されており、ソースコードの毎変更ごとのSVNビルドがリリースされている。
[編集] カスタマイズ
Rockboxのインターフェイスは特有のプラットフォームごとの制限に左右されるが、様々な方法でカスタマイズ出来る。フォントや表面と背景の色は追加したり選ぶことが出来る。その一方、メニューや再生中の画面のテーマを作るのには簡単なマークアップ言語が使われている。これらのテーマとして、背景や他の画像(アイコンのような物とか)があげられ、加えて、様々な拡張子、ID3タグ、ファイルの進捗状況、時間やシステムの情報があげられる。2007年11月11日の時点で、アルバムアート(ファイルに埋め込まれたアルバムアートをサポートしている訳ではない。(音楽ファイルと別にビットマップ画像ファイルが必要となる。))の表示が正式にサポートされた。Rockboxは原則的にファイルツリーが基本のプレイヤーであり、そしてフォルダ構造による操作が出来る。(フォルダはプレイヤーにドラッグ・アンド・ドロップすることができる。)しかし、最近のバージョンには、プレイヤーにファイルのID3タグからの情報を集めることを可能にしたデーターベース機能がある。ユーザーはその結果ファイル構造に関係なく、このデーターベースを用いることでファイルを操作することが出来る。
[編集] 特徴
[編集] コーデック
ソフトウェアでデコードするプラットフォーム(Archos以外)では8つの不可逆コーデックと5つのロスレスコーデックと2つの非圧縮コーデックと4つのその他のフォーマットの再生をサポートしている。
不可逆コーデックではMPEG audio layers I-III (MP3/MP2/MP1)、Ogg Vorbis、MPEG-4 AAC、Musepack、AC3、WMA、Speex、the lossy portion of WavPack hybrid filesに対応している。ロスレスコーデックでは FLAC、WavPack、Shorten、Apple Lossless、Monkey's Audioに対応している。非圧縮コーデックでは Intel-style WAV と Apple AIFF に対応している。また、ゲームオーディオタイプであるADX、SID、NSF、SPCの再生にも対応している。[2] また、DRM機構のファイルはRockboxにおいて再生できない。Rockboxはオープンソースのプロジェクトなので、この機能は意図的に決して実装されることはない。
[編集] 特徴
オーディオファイルを再生したり録音したりする能力の傍ら、Rockboxは他のファームウェアが実装していない再生機能を提供している。 以下に掲載されているのはこれらの機能の一部である。
- ギャップレス再生
- リプレイゲイン[3]
- 5バンド・パラメトリックイコライザ[3]
- OTF ("on the fly") プレイリスト
- True randomシャッフル (fresh randomly shuffled list every time)
- カスタムUIテーマ
- ステレオでの以下の形式への録音: WAV/AIFF/WavPack (ロスレス)/MP3[4] (デバイスのサポート)
- FMラジオとその録音 (デバイスのサポート)
- 遠隔操作 (デバイスのサポート)
- Digital SPDIFの入出力 (デバイスのサポート)
- Last.fmの対応 (ただし、内部時計が無ければ対応しない)
- Cue sheetの対応
- メニュー選択のバーの色と外観は変更可能
- Album art [5]
[編集] プラグイン
Rockboxの開発者は新しいプラグインを作ることが出来る。 現在の所、以下のプラグインは利用可能である。
- JPEGビュア (16 bit color/33 shade greyscale) [6]
- Rockboy Game Boy エミュレータ (Gnuboyのポート)[7]
- ZXBox ZX Spectrum エミュレータ (Spectemuのポート)[8]
- Doom (PrBoomエンジンのポート)
- WAV から MP3 へのエンコーダ
- WAV から WavPack へのエンコーダ
- MPEGビデオプレーヤー [1]
- 様々なゲーム(数独, ソリティア, マインスイーパ, pong等) (プラグインの公式リストはhttp://www.rockbox.org/twiki/bin/view/Main/PluginIndex を 参照)
- MIDIプレーヤー。ある程度の処理能力があるプレイヤーではリアルタイムで再生可能。再生には外部の楽器セットファイルが必要であり、Rockboxのページからダウンロードできる。CPUが追いつかなくなると、音飛びが生じる。
[編集] サポートしない機能
Rockboxには外部の会社やプラットフォームのサポート不足のために、まだ実装されていない機能がいくつかある。
[編集] アーキテクチャ
Rockboxはフラットメモリモデル (これが メモリ管理装置なしで様々なプラットホーム上で動かすことを可能にしている。)と シングル プロセスを用いた、単純なカーネルで動いている[9]。 貧弱なスレッド は、"オーディオ・スレッドを優先させる スケジューラ"に制御を返す"協調マルチスレッディング"で動く。 つまり、プリエンプション(OSが優先順位の高いタスクに有利になるように、現在のタスクを停止したり、先取りする能力のこと)を行う唯一の方法は割り込みを通して行う。 OSやプラグインはC言語で書かれていて、繊細なコードを実行することにつけ加え、デバイスやプラットフォーム固有のコードの為にアセンブリ言語が用いられている。 この単純で軽いアーキテクチャのおかげで、Rockboxは、1〜64MBまで変動するメモリや、12〜300MHzまで変動するCPUといった、様々な機器で動かすことが可能になっている。 Rockboxはまた、マルチコア・システムや非対称型マルチプロセッサ・システムへの限定的なサポートをしている。
[編集] サポートしているデバイス
Archosデバイスのみ公式にサポートされると宣告されている。以下は少なくとも実質的に動作する(Rockbox wiki Device Chartで「サポートされる」か「使用可能である」として、記載されている)デバイスのリストであると考えるべきである。詳細に関してはRockbox Device Chartを参照。
[編集] Archos
- Archos Jukebox シリーズ:
- FM Recorder
- Recorder v2
- Ondio FM
- Ondio SP
[編集] iriver
- H10 シリーズ (H10 5/6/20GB)
- H100 シリーズ (H100/H110/H115/H120/H140, aka iHP-100/110/115/120/140)
- H300 シリーズ (H320/H340)
[編集] Cowon iAUDIO
[編集] Apple
- iPod 第1世代
- iPod 第2世代
- iPod 第3世代
- iPod 第4世代 (グレイスケール)
- iPod 第4世代 (Color/Photo)
- iPod 第5世代/第5.5世代 (Video)
- iPod mini 第1世代
- iPod mini 第2世代
- iPod nano 第1世代
[編集] Toshiba
- Gigabeat Fシリーズ (F10/F11/F20/F21/F30/F31/F40/F41/F60)
- Gigabeat Xシリーズ
- Gigabeat Sシリーズ ※[2009年2月上旬現在]動作可能だが完動ではない(一部機能に問題有り)。
[編集] SanDisk
Sansaの"v2"バージョンはまだサポートされていない。
[編集] ギャラリー
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IHP140 recording screen.png
IHP 140 recording screen with VU and peak meters |
Zenx5-settingsicons.png
Main menu with Tango iconset, zenX5テーマ, iAudio X5 |
[編集] 関連項目
[編集] 参照
- ^ a b mpegplayerプラグインは MPEG-1 もしくは MPEG-2 形式のビデオでMPEGオーディオ (レイヤーII/III)(音声部はMP2とMP3にのみ対応)を多重化した.mpgファイル形式に対応。ハードウェアによるフレームレートとビットレートの制約はない。ファイルはおのおのの機器に応じた解像度である必要がある。早送りと巻き戻しにも対応。[1]
- ^ Monkey's Audioの対応は初期の段階であり、ほとんどデバイスにおいてリアルタイムに再生できるのは低圧縮の設定のみである。
- ^ a b ソフトウェアデコードのターゲットのみ
- ^ MP3 と WavPack と AIFF はArchos以外で利用可能。マルチサンプルレートとビットレートは利用可能。(ただし、ハードウェアに依存).
- ^ ある程度制限があります。詳細はRockbox ウィキ [2]をご覧ください。
- ^ Thirty-three shade greyscale is achieved on 1 bit and 2 bit (4 shade) greyscale targets due to exploitation of the slow passive LCD refresh rate.
- ^ RockboyはゲームボーイとゲームボーイカラーのROMに対応している。
- ^ ZXBoxはZX Spectrum 48をエミュレートする。Spectemuの元サイト: [3]
- ^ Rockboxのカーネルについて



