LAME
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| LAME | |
|---|---|
| 開発元 | LAME開発チーム |
| 最新版 | 3.98.2 / 2008年9月24日 |
| 最新評価版 | 3.99 alpha 1 / 2009年5月18日 |
| プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
| 種別 | コーデック |
| ライセンス | GNU LGPL |
| 公式サイト | http://lame.sourceforge.net/ |
LAME (レイム)は、1998年から開発が続けられているフリー(GNU LGPL)なMP3エンコーダである。「LAME Ain't an MP3 Encoder」[1]の略称であるが、このようにLAMEの説明の中にLAMEが出てくるような表現を再帰的頭字語と言い、一種のジョークでもある。また、LAMEは実際は本当にMP3エンコーダである。なお、本来の英単語の lame は,足の不自由な,〈議論言い訳などが〉説得力のない,という意味である。
目次 |
[編集] 特徴
LAMEは複数あるMP3エンコーダの中でも特に優秀とされ、他のエンコーダよりも品質のよいMP3ファイルを作ることができるため、広く使われている。さらに、MP3エンコーダの中でギャップレスを実現している[2]のはLAMEとiTunesだけである[3]。
また、オープンソースコミュニティによって開発され、なおかつ使用に際してライセンス料を必要としないことも特徴の一つである。
当初はISOのサンプルコードに対するパッチという扱いで配布されていたが、2000年5月8日にリリースされた3.81 Betaから、ついにISO関連のコードが取り除かれ、パッチという形態ではなく現在のようなソースコードという形式で配布されるようになった。
そして、様々なOSに移植されていることも特徴と言える。UNIXやUNIX互換OS上[4]だけではなく、WindowsやAmiga、OS/2、BeOS、さらには疑似コンソールを使用したMac OS(Mac OS Classic)用のアプリケーションも存在する。
推奨ビットレートは192kbps以上だが、かつてはこれでもVorbisの128kbpsには及ばないなどと言われていた。しかし、Hydrogenaudioにおいて最近行われた複数のリスニングテストでは、LAMEにおいて可変ビットレート(VBR)でエンコードされたMP3ファイルの品質向上も認められており[5]、着実な開発の成果を示した結果となった。
高音質の反面、高速化の点ではVorbisに後れを取っている。 評価版として配布されているバージョン4.0ではIA32アーキテクチャ向けにSIMD命令を使用した最適化により、高速エンコードが可能だが音質関連の調整が不十分なため、実際に使用される例は少ない。完成が期待されているものの長期にわたって更新がない状態が続いている。
バージョン3.9をマルチスレッド化して高速化しようという試みもあったが、音質に影響があることが判明し普及するにはいたっていない。
[編集] 脚注
- ^ 「LAMEはMP3エンコーダではない」の意味。
- ^ 本当の意味では完全ではない。
- ^ LAMEとiTunesのギャップレス対応の実装は異なるが、iTunesはLAMEでエンコードされたMP3ファイルのギャップレス再生情報にも対応している
- ^ GNU/Linux、*BSD、Mac OS X、Solaris、IRIX、Plan 9等。
- ^ Hydrogenaudio『Hydrogenaudio Listening Tests』
[編集] 外部リンク
[編集] 本体
- LAME
- Hydrogenaudio Knowledgebase - LAME
- RareWares - バイナリの配布
[編集] 関連ソフトウェア
- RazorLame - LAMEのフロントエンド(日本語化)
- Lame Ivy Frontend Encoder - LAMEのフロントエンド
- CDex(日本語化)
- Exact Audio Copy(日本語化)
- AltiVec accelerated LAME binray for Mac OS X - PowerPC G4以降に搭載されたベクトル演算ユニットAltiVec(G5ではVMX)を使用し、高速化を図ったバージョン
- iTunes-LAME - Macintosh上でiTunesと連携して動作するフロントエンド
[編集] その他
LAMEと特許の関係について:mp3というフォーマットと特許・著作権

