ROCK CONCERT

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ROCK CONCERT
KUWATA BANDライブ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル ビクタータイシタ
プロデュース KUWATA BAND
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会
  • 第1回日本ゴールドディスク大賞
    ベスト・アーティスト・オブ・ザ・イヤー
    BAN BAN BAN」「スキップ・ビート
    MERRY X'MAS IN SUMMER」「ONE DAY
    NIPPON NO ROCK BAND
    ROCK CONCERT
  • KUWATA BAND アルバム 年表
    NIPPON NO ROCK BAND
    (1986年)
    ROCK CONCERT
    (1986年)
    -
    テンプレートを表示

    ROCK CONCERT』(ロック コンサート)はKUWATA BANDのライブアルバム。1986年12月5日発売。発売元はビクターTAISHITAレーベル

    解説

    サザンオールスターズ活動休止中の1986年1年間限定で結成されたKUWATA BANDが最後に発売した作品。同年10月までに約50本行われたライブツアー「ROCK CONCERT」での音源を収めた作品である。ちなみに桑田佳祐嘉門雄三名義で発売した作品を除き、現在までサザン本体及びサザンのメンバーはライブアルバムを発売していない。嘉門雄三名義の作品は現在廃盤のため、現行作品として唯一のライブアルバムとなる。ただ、ライブ演奏の曲などがシングルに収録されることはある。

    サザン名義の曲は演奏していないが、KUWATA BANDの曲以外にカバー曲なども演奏している。『NIPPON NO ROCK BAND』からの曲が中心となるが、本作では日本語詞のシングル曲も収録。2001年6月25日にリマスタリング盤が発売された。

    ジャケットデザインはスージー甘金

    収録曲

    タイトルは基本的にオリジナル収録時のものに従った。収録曲は全てライブ音源である。※印は『NIPPON NO ROCK BAND』収録曲。ほぼオリジナル通りに演奏された曲が多いが、ライブ用にアレンジを加えた曲もある。

    DISC 1

    1. SMOKE ON THE WATERM.C.
      (作詞・作曲:I.Paice / J.Lord / I.Gillan / R.Blackmore / R.Glover 編曲:KUWATA BAND)
      SMOKE ON THE WATER」はディープ・パープルのカバー。この曲は、サザンオールスターズが出演したTDK『AD 46』のCMに、KUWATA BANDによるスタジオ録音ヴァージョンが使用されたが、そのスタジオ・ヴァージョンは現在に至るまで未発売。このアルバムに収録された演奏では、まずドラム、パーカッション、キーボードの演奏が強調され、桑田がカウントダウンをして、有名なギターのイントロに入った。演奏後、そのまま桑田のMCに入るいわばメドレー形式で収録されている。
    2. YOU NEVER KNOW (恋することのもどかしさ)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    3. RED LIGHT GIRL (街の女に恋してた)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    4. BELIEVE IN ROCK'N ROLL (夢見るロック・スター)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    5. DEVIL WOMAN (デビル・ウーマン)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    6. MERRY X'MAS IN SUMMER
      (作詞:桑田佳祐 作曲・編曲:KUWATA BAND)
      ラストでは観客との掛け合いの部分も加えられている。テレビの中継でもこの掛け合いがあった。
    7. ALL DAY LONG (今さら戻ってくるなんて)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    8. ZODIAK (不思議な十二宮)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
      ラストのサビ前で原曲よりも長く引っ張っている。
    9. 天国への扉 (KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR)
      (作詞・作曲:Bob Dylan 編曲:KUWATA BAND)
    10. LIKE A ROLLING STONE
      (作詞・作曲:Bob Dylan 編曲:KUWATA BAND)
      この曲は同名映画も公開されている。ラストはバスドラムに合わせ観客とのコール&レスポンスがあったのち、ベース演奏から次曲へと繋がる。
    11. 風に吹かれて (BLOWIN' IN THE WIND)
      (作詞・作曲:Bob Dylan 編曲:KUWATA BAND)
      ここまで3曲はボブ・ディランのカバー。特に「風に吹かれて」は原曲のフォークロックアコースティックサウンドとは全く違う、ハードロックのアレンジ。『夜のヒットスタジオ』で披露したことがある。
    12. スキップ・ビート (SKIPPED BEAT)
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:KUWATA BAND)
      原曲には無いイントロ、そしてサビから始まる。

    DISC 2

    1. ONE DAY
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:KUWATA BAND)
    2. I'M A MAN (アイム・ア・マン・フロム・ザ・プラネット・アース)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    3. FEEDBACK (理由なき青春)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
      河内のボーカルで、間奏でも彼と桑田のギターソロ演奏が入り、合間ではフォークダンスキャンプファイヤー等でお馴染みの『オクラホマミキサー』の一節も弾いている。ここで桑田が河内の名前を紹介。
    4. SHE'LL BE TELLIN' (真夜中へデビューしろ!!)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    5. PARAVOID (彼女はポラボイド)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
      間奏では桑田が小島以外のメンバー3名を紹介し、今野のパーカッション琢磨のベース、松田のドラムの順でソロ演奏が入る。
    6. “BOYS” IN THE CITY (ボーイズ・イン・ザ・シティ)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
    7. GO GO GO (愚かなあいつ)
      (作詞:Tommy Snyder 作曲・編曲:KUWATA BAND)
      原曲のハーモニカサックスに置き換えられている。この曲でライブの本編が終了。

    8. (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:KUWATA BAND)
      かなり歌詞を間違えている。
    9. BE MY BABY
      (作詞・作曲:Spector-Greenwich-Barry 編曲:KUWATA BAND)
      ロネッツのカバー。
    10. BAN BAN BAN
      (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:KUWATA BAND)
    11. 神様お願い
      (作詞・作曲:松崎由治 編曲:KUWATA BAND)
    12. HEY JUDE
      (作詞・作曲:Lennon-McCartney 編曲:KUWATA BAND)
      ビートルズのカバー。演奏時間は8分超であるが、曲のラスト半分はメンバーが会場全体を回っている模様を収録している。

    再発

    外部リンク