デジタルラジオ推進協会
デジタルラジオ推進協会 The association for promotion of digital radio broadcasting | |
---|---|
放送対象地域 |
東京:東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の一部 大阪:大阪府・京都府・兵庫県・奈良県の一部 (放送区域) |
略称 | デジタルラジオ |
愛称 | DRP東京・DRP大阪 |
コールサイン | JOAZ-FM(東京)、JOBZ-FM(大阪) |
放送期間 | 2003年10月10日 - 2011年3月31日 |
演奏所 |
東京:東京都港区芝公園4丁目2番8号(東京タワー特別展望台下) 大阪:大阪府東大阪市山手町2027番地3号(生駒山テレビ・FM送信所) |
親局 / 出力 | 東京(演奏所と同じ 芝公園スタジオビル内)、大阪(大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号 TWIN21 MIDタワー内) 190.214286MHz / 東京:2.4kW、大阪:0.24kW |
一般社団法人デジタルラジオ推進協会(デジタルラジオすいしんきょうかい、The association for promotion of digital radio broadcasting)は、新たな放送サービスの開発と、放送の需要動向等に関する調査研究を行うことを目的としていた非営利団体である。略称はDRP。
概要
[編集]超短波放送をFMからデジタル化することを想定し、2003年(平成15年)から地上デジタル音声放送の試験放送を開始。 2006年(平成18年)からは、地下街などの遮蔽された難視聴地域向け、地上デジタルテレビ放送・FM放送・AM放送の再送信を行う事業も開始した。
地上デジタル音声放送が制度化されず事業としての見込みが立たなくなったことを受け、2011年(平成23年)に試験放送を終了。2014年(平成26年)に放送波遮蔽対策推進協会と改称・改組し、再送信事業のみを行う組織となった。 放送波遮蔽対策推進協会は、東京・大阪・名古屋地区の地下街に再送信事業を展開、2020年(令和2年)に地下街の管理会社に事業継承して同年解散した。
沿革
[編集]- 2001年(平成13年)10月23日 - 社団法人として設立。事務所を東京タワー芝公園スタジオビルに置く。
- 2003年(平成15年)
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)3月31日 - 試験放送終了[8]
- 2012年(平成24年)4月30日 - 事務所を日本女子会館に移転
- 2013年(平成25年)4月1日 - 一般社団法人化[9]
- 2014年(平成26年)4月1日 - 放送波遮蔽対策推進協会(The association for dtv and radio retransmission promotion)と改称[10]
遮蔽対策事業に関しておよび上記以後は、放送波遮蔽対策推進協会#沿革を参照。
構成
[編集]- 理事長
- 正会員
無線局
[編集]実用化試験局の免許の概要[13] を掲げる。
東京局 | 大阪局 | |
---|---|---|
免許の日 | 平成15年10月1日 | 平成15年10月1日 |
呼出符号 | JOAZ-FM | JOBZ-FM |
呼出名称 | とうきょうデジタルエフエムほうそうじつようかしけん | おおさかデジタルエフエムほうそうじつようかしけん |
周波数 | 190.214286MHz | 190.214286MHz |
空中線電力 | 2.4kW(注) (1セグメントあたり300W) |
240W (1セグメントあたり30W) |
注 当初は800W |
- 周波数
周波数はアナログテレビジョン放送の7チャンネル相当であった。
- 呼出符号
呼出符号の「JOAZ」と「JOBZ」は、かつてはNHKに指定するものとされ、JOAZは名寄ラジオ中継局やNHK佐世保支局に指定されていたことがあるが、JOBZが指定されたことはなかった。 後に臨時目的放送の制度化以降は臨時目的放送局にNHKに未指定のものを指定するものとされ、複数のイベント放送局や臨時災害放送局に指定された。 臨時目的放送局はコミュニティ放送の制度化時に「JOYZ」を指定するものとされ、1994年(平成6年)にJOAZが柏崎市のぎおん柏崎まつりの、JOBZが羽咋市の羽咋市まつりのイベント放送局に指定された後は、何れの無線局にも指定されていなかった。
脚注
[編集]- ^ デジタルラジオについて - 実用化試験放送が開始したのはいつですか(デジタルラジオ推進協会 - Q&A) - ウェイバックマシン(2008年10月2日アーカイブ分)
- ^ DRPプレスリリース(デジタルラジオ推進協会) - ウェイバックマシン(2008年10月20日アーカイブ分)
- ^ 第5章 VHF/UHF帯の電波の有効利用のための技術的条件(情報通信審議会情報通信技術分科会 電波有効利用方策委員会報告書p.19(VHF/UHF帯における電波の有効利用のための技術的条件」に関する情報通信審議会からの一部答申及び意見募集の結果別添1(総務省 報道資料 平成19年6月27日)))(2009年7月22日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project (PDF)
- ^ 平成19年総務省告示第664号による周波数割当計画改正
- ^ これからのデジタルラジオ(デジタルラジオ推進協会) - ウェイバックマシン
- ^ 大阪におけるDRP実用化試験放送終了について 2010年7月1日(デジタルラジオ推進協会 - DRPプレスリリース) - ウェイバックマシン(2012年1月21日アーカイブ分)
- ^ デジタルラジオ実用化試験放送の終了について 2010年10月5日(デジタルラジオ推進協会 - DRPプレスリリース) - ウェイバックマシン(2013年4月3日アーカイブ分) (PDF)
- ^ デジタルラジオ実用化試験放送終了について 2011年4月1日(デジタルラジオ推進協会 - DRPプレスリリース) - ウェイバックマシン(2011年4月7日アーカイブ分)
- ^ 法人の概要(平成25年4月1日現在)(デジタルラジオ推進協会 - DRPについて) - ウェイバックマシン(2013年4月3日アーカイブ分)
- ^ リニューアル中(平成26年4月1日現在)(放送波遮蔽対策推進協会) - ウェイバックマシン(2014年5月1日アーカイブ分)
- ^ 役員名簿(デジタルラジオ推進協会 - DRPについて) - ウェイバックマシン(2013年4月3日アーカイブ分)
- ^ 会員名簿(デジタルラジオ推進協会 - DRPについて) - ウェイバックマシン(2013年4月3日アーカイブ分)
- ^ 実用化試験局免許の概要(デジタルラジオ推進協会 - DRPについて) - ウェイバックマシン(2013年4月3日アーカイブ分)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- デジタルラジオ推進協会 - ウェイバックマシン(2013年11月22日アーカイブ分)