Chim↑Pom

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Chim↑Pom(チン↑ポム)は、2005年8月東京で結成されたアーティスト集団。メンバーはエリイ卯城竜太林靖高水野俊紀岡田将孝稲岡求の6人編成[1]

活動と反響[編集]

2005年、会田誠サンフランシスコでの個展開催時に、会場の一部で作品を展示し、アート界にデビューする[1]。映像作品を織り交ぜたインスタレーション中心とした展示で、動物の生死や都市におけるタブー[要出典]など、刺激的なテーマを次々に扱い[要出典]常に賛否両論を巻き起こしている。[要出典]

2008年には被爆地である広島市の上空に、飛行機雲で「ピカッ」という文字を描いたことが問題となった。(後記)

2010年、河出書房新社よりChim↑Pomの初作品集が出版。同年、アジアの最優秀若手作家を決める[要出典]「Asia Art Award」のファイナリストが発表され、日本代表に選出される。同年、世界の重要な国際美術展のひとつであるサンパウロ・ビエンナーレに参加。

2011年5月には岡本太郎の壁画「明日の神話」へ絵を付け足したことが問題になった。(後記)

2012年、映画監督である園子温がこれらの行為に共感を示し、対談をしている[2]

広島での問題[編集]

広島市現代美術館での展覧会に先立って行った活動が問題となった。2008年10月、軽飛行機をチャーターして広島市の上空に飛行機雲で「ピカッ」という文字を5回描き、平和記念公園などからメンバーが撮影した[3]。報道が過熱し謝罪会見にまで発展、予定されていた広島市現代美術館での展覧会が取り止めになった。2009年3月に、騒動を検証した本『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』を刊行、それに合わせて「広島!」展を開催し作品を発表した[4]。制作意図を伝えた現在では被爆者らと交流があり、津波で流された額縁で制作した作品「Never Give Up」(2011年)を被爆者団体と共同制作した[5]

明日の神話の問題[編集]

渋谷駅に設置された岡本太郎の壁画「明日の神話」に、2011年5月1日夜、原発事故を思わせる絵が付け足されているのが発見された。これに対してChim↑Pomは自分たちの仕業だと名乗り出た[6]。本人たちはこの行為の為、事前に寸法を綿密に計算している。同年7月13日、メンバーの内3人が書類送検された。

岡本太郎記念館館長の平野暁臣は、付け足し行為に対し「みなさんはいたずらとおっしゃるけれど、スプレーを作品に吹き付けたり傷つけたりしたわけではない。『明日の神話』は後世に残すべき作品だと敬意を払った[7]やり方をしている。行動の対象としてわかりやすい。ゲリラ的な瞬間芸として、明らかにアートの文脈で行われた行為です。ただ、作品としては斬新さも感じないし、ほめるつもりもありませんが、日本の置かれた状況や不安感を表現したいと思うのは当然」と評した[8][9]。のちに岡本太郎記念館ではChim↑Pomの企画展『PAVILION』(2013年)を開催した。

経歴[編集]

個展[編集]

  • 2013年 - 「Chim↑Pom × 叢 ‒ Qusamura 『広島!!!!!展』準備展!@ホットスポットギャラリー」 hiromiyoshii roppongi Window Gallery
  • 2013年 - 「”広島!!!!!展”準備展!」広島市内ホットスポットギャラリー
  • 2013年 - 「PAVILION」岡本太郎記念館、東京
  • 2012年 - 「Chim↑Pom」パルコミュージアム、東京
  • 2012年 - 「Beautiful World:SURVIVAL DANCE」PROJECT FULFILL ART SPACE、台北、台湾
  • 2011年 - 「Chim↑Pom」MoMA PS1、ニューヨーク、アメリカ
  • 2011年 - 「LEVEL 7 feat. 『広島!!!!』」原爆の図丸木美術館、埼玉
  • 2011年 - 「K-I-S-S-I-N-G」The Container、東京
  • 2011年 - 「SURVIVAL DANCE」無人島プロダクション、東京
  • 2011年 - 「REAL TIMES」無人島プロダクション、東京(スタンダードブックストア心斎橋、大阪へ巡回)
  • 2010年 - 「Imagine」無人島プロダクション/ SNAC/東京
  • 2009年 - 「FujiYAMA, GEISHA, JAPAnEse!!」無人島プロダクション/東京
  • 2009年 - 「にんげんていいな」山本現代/東京
  • 2009年 - 「広島!!」NADiff a/p/a/r/t/東京
  • 2009年 - 「捨てられたチンポ」ギャラリー・ヴァギナ(a.k.a. 無人島プロダクション)/東京
  • 2009年 - 「広島!」Vacant/東京
  • 2008年 - 「オーマイゴッド! 〜気分はマイアミビーチ〜」無人島プロダクション/東京
  • 2008年 - 「友情か友喰いか友倒れか/BLACK OF DEATH curated by 無人島プロダクション」hiromiyoshii/東京
  • 2008年 - 「日本のアートは10年おくれている」NADiff a/p/a/r/t/東京
  • 2007年 - 「サンキューセレブプロジェクト アイムボカン」無人島プロダクション/東京
  • 2007年 - 「オーマイゴッド」無人島プロダクション/東京
  • 2006年 - 「スーパー☆ラット」無人島プロダクション/東京

グループ展[編集]

  • 2013年 - 「シブカル祭。2013~フレフレ!全力女子!~」渋谷PARCO、東京
  • 2013年 - 「Atomic Surplus」CCA Muñoz Waxman Galleries、ニューメキシコ、アメリカ
  • 2013年 - 「adidas Originals PRESENTS BETTER NEVER THAN LATE」小太刀製作所跡地、東京
  • 2013年 - 「Now Japan; Exhibition with 37 contemporary Japanese artists」Kunsthal KAdE、オランダ
  • 2013年 - 「inToAsia: Time-based Art Festival 2013 – MicroCities」Stephan Stoyanov Gallery, ニューヨーク、アメリカ
  • 2013年 - 「高橋コレクションーマインドフルネス」霧島アートの森、鹿児島
  • 2013年 - 「アートがあればII ─ 9人のコレクターによる個人コレクションの場合」東京オペラシティ アートギャラリー、東京
  • 2013年 - 「MOTコレクション ぼくからきみへ -ちかくてとおいたび-」東京都現代美術館、東京 
  • 2013年 - 「LOVE展: アートにみる愛のかたち―シャガールから草間彌生、初音ミクまで」森美術館、東京
  • 2012年 - 「3.11とアーティスト:進行形の記録」水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城
  • 2012年 - 「第9回上海ビエンナーレ:REACTIVATION」上海当代芸術博物館、上海、中国
  • 2012年 - 「Project Daejeon 2012:Energy」テジョン市立美術館、テジョン、韓国
  • 2012年 - 「ソンエリュミエール、そして叡智」金沢21世紀美術館、石川
  • 2012年 - 「Get Up, Stand Up」シアトル美術館、シアトル、アメリカ
  • 2012年 - 「歴史の天使-アイ・ラブ・アート 12 写真展」ワタリウム美術館、東京
  • 2012年 - 「ひっくりかえる-Turning Around-」(キュレーション:Chim↑Pom)ワタリウム美術館、東京
  • 2012年 - 「Double Vision:Contemporary Art from Japan」モスクワ市近代美術館、モスクワ(ハイファ美術館、イスラエルに巡回)
  • 2012年 - 「The Fire that Doesn't Go Out」Richard D. Baron Gallery、オハイオ、アメリカ
  • 2012年 - 「TPAM in Yokohama 2012」BankART Mini、神奈川
  • 2011年 - 「Life, no Peace, only Adventure」釜山市立美術館、釜山、韓国
  • 2011年 - 「Villa Tokyo」京橋、東京
  • 2011年 - 「エルピスの空」TOKYO DESIGNERS WEEK 2011(TDW-ART)、東京
  • 2011年 - 「シブカル祭。」渋谷PARCO、東京
  • 2011年 - 「CITY-NET ASIA 2011:Asian Contemporary Art Project」ソウル市立美術館、ソウル、韓国
  • 2011年 - 「Mildura Palimpsest #8 - Collaborators and Saboteurs」Arts Mildura、ミルデュラ、オーストラリア
  • 2011年 - 「Invisibleness is Visibleness:International Contemporary Art Collection of a Salaryman-Daisuke Miyatsu」台北当代芸館、台北、台湾
  • 2011年 - 「Never give up!」PASS THE BATON GALLERY、東京
  • 2010年 - 「第29回サンパウロビエンナーレ:There is always a cup of sea to sail in」シッシロ・マタラッツォ・パビリオン、サンパウロ、ブラジル
  • 2010年 - 「Asia Art Award」ソマ美術館、ソウル、韓国
  • 2010年 - 「六本木クロッシング2010:芸術は可能か?」森美術館、東京
  • 2010年 - 「リフレクション/映像が見せる“もうひとつの世界”」水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城
  • 2010年 - 「移動~無人島in高円寺での最初で最後のグループ展~」無人島プロダクション、東京
  • 2009年 - 「ミイラっていいな」山本現代、東京
  • 2009年 - 「Spooky Action at a Distance:A Big In Japan exhibition of new videos from Japanese artists」Black & Blue Gallery、シドニー、オーストラリア
  • 2009年 - 「A Blow to the Everyday」Osage Kwun Tong、香港
  • 2009年 - 「Urban Stories:The X Baltic Triennial of International Art」Contemporary Art Centre (CAC)、ヴィリニュス、リトアニア
  • 2009年 - 「ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」原美術館、東京
  • 2008年 - 「DEATH BY BASEL」Fredric Snitzer Gallery、マイアミ、アメリカ
  • 2008年 - 「東京ナンセンス」SCION Installation L.A.、ロサンゼルス、アメリカ
  • 2008年 - 「KITA!!:Japanese Artists Meet Indonesia」ジョグジャ・ナショナル・ミュージアム、ジョグジャカルタ、インドネシア
  • 2008年 - 「ライフがフォームになるとき-未来への対話/ブラジル、日本」サンパウロ近代美術館、サンパウロ、ブラジル
  • 2008年 - 「ニュートーキョーコンテンポラリーズ」(marunouchi)HOUSE、東京
  • 2007年 - 「感情の強盗 emotion burglar」BankART Studio NYK、神奈川
  • 2007年 - 「DAIWA RADIATOR FACTORY VIEWING ROOM vol.4」大和ラヂヱーター製作所ビューイング・ルーム、広島
  • 2007年 - 「Re-Act 新・公募展2007」広島市現代美術館、広島

イベント[編集]

  • 2011年 - 「BOMBNICATION」スタンダードブックストア心斎橋 B1F カフェ/大阪
  • 2010年 - 「スペクタクル・イン・ザ・ファーム 2010」那須塩原市/那須町/栃木県
  • 2010年 - 東京コレクション「MIKIO SAKABE × Chim↑Pom」国立代々木競技場roomsLINK/東京
  • 2010年 - 「Chim↑Pom トーク:「Asia pARTy Forum」報告会&初作品集刊行記念トーク」SNAC/東京
  • 2009年 - 「ヒロシマ平和映画祭2009“映画交歓都市・広島の創造にむけて”」横川シネマ、広島
  • 2009年 - 東京コレクション「THIS IS FASHION」台東デザイナーズビレッジ、東京
  • 2009年 - 「TOKIO-SHIBUYA : THE NEW GENERATION」Hebbel Am Ufer[HAU]、ベルリン(作品展示)
  • 2009年 - 「仙台短篇映画祭2009」せんだいメディアテーク、宮城
  • 2009年 - 「吾妻橋ダンスクロッシング」アサヒ・アートスクエア、東京(作品展示)
  • 2009年 - 「“にんげんていいな”ディナーショー」山本現代、東京(Chim↑Pom主催)
  • 2009年 - 『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』出版記念パーティー」Vacant、東京(Chim↑Pom主催)
  • 2008年 - 「吾妻橋ダンスクロッシング」アサヒ・アートスクエア/東京
  • 2008年 - 「第3回ガンダーラ映画祭:ノーインテリジェンス〜映画界のラスプーチンと呼ばれて」参加
  • 2007年 - 「HARAJUKU PERFORMANCE +(Plus)」 ラフォーレミュージアム/東京
  • 2007年 - 「サンキューセレブプロジェクト アイムボカン:チャリティーオークション」 P-House/東京 
  • 2007年 - 「吾妻橋ダンスクロッシング」アサヒ・アートスクエア/東京
  • 2006年 - 「イケイケアクション」主催 ライブパフォーマンス) A.R.T./東京
  • 2006年 - 「会田誠の映像ダヨ!全員集合!!」(映像上映)ミヅマアートギャラリー/東京
  • 2005年 - 「イケイケ40歳」(ライブパフォーマンス)BankART 1929 Yokohama/横浜
  • 2005年 - 「ふつうサミット」(映像上映) ANPONTAN/東京
  • 2005年 - 「ハッピーサマー2005」(ライブパフォーマンス) NADiff/東京

受賞歴[編集]

  • 2007年 - 「新・公募展2007」 広島市現代美術館賞(大賞)受賞

パブリックコレクション[編集]

国際交流基金
森美術館
金沢21世紀美術館
東京都現代美術館
アジアソサエティ美術館(アメリカ)
Queensland Art Gallery(オーストラリア)

書籍[編集]

2012 『idea ink 03 芸術実行犯』(Chim↑Pom 著、発行:朝日出版社) 2009 『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』(Chim↑Pom+阿部謙一 編、発行:無人島プロダクション、発売:河出書房新社)

作品集[編集]

2012 『SUPER RAT』(発行:パルコ出版社) 2010 『Chim↑Pom』(発行:河出書房新社)

DVD[編集]

2009 「Joy to Love」 2007 「The Making of Thank You Celeb Project – I’m BOKAN”」 2006 「P.T.A. (Pink Touch Action)」

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]