B-52's

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bcxfu75k (会話 | 投稿記録) による 2019年7月17日 (水) 18:55個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

The B-52's
「Festival Internacional de Benicàssim」にて。
(2007年7月21日撮影)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジョージア州 アセンズ
ジャンル ニュー・ウェイヴ
ポップ・ロック
活動期間 1976年 - 1994年
1998年 -
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
リプリーズ・レコード
アイランド・レコード
アストラルワークス
共同作業者 NiNa
公式サイト The B-52's : World's Greatest Party Band (英語)
メンバー フレッド・シュナイダー
ケイト・ピアソン
シンディ・ウィルソン
キース・ストリックランド
旧メンバー リッキー・ウィルソン

The B-52's(ビー・フィフティートゥーズ)は1976年ジョージア州アセンズで結成されたアメリカ合衆国ニュー・ウェイヴバンド

バンド名はケイトとシンディの特徴的な盛り上がった髪型(いわゆるビーハイブヘア)の俗称(ボーイング社の爆撃機、B-52のノーズコーン部分に似ているため)から名付けられている。

なお、バンド名として他に"Tina-Trons"、"Fellini's Children"といった名前も候補に上がっていたが、ある日、メンバーのキース・ストリックランドがホテルのラウンジでバンド演奏をしている夢を見た時に、その夢の中で誰かがそのバンドの名前を"The B-52's"だと囁いていたことから、彼はThe B-52'sというバンド名を提案したという。

来歴

1978年に地元のインディ・レーベルDBレコーズからデビュー・シングル「ロック・ロブスター」をリリース。ニューヨークのライヴ・ハウス「CBGB」に出演していたところを、アイランド・レコードのオーナー、クリス・ブラックウェルに認められ、翌年同レーベルと契約。1979年にブラックウェルのプロデュースの下、デビュー・アルバム『The B-52's』を発表。50'sスタイルの派手な衣装に、奇妙奇天烈でひねりのあるサウンドが特徴。当時勃興していたパンクニュー・ウェイヴの新進アーティストとして注目を浴びる。この年の11月に初の日本公演を行う。

本国アメリカでは個性的なスタイルはなかなか理解されず、比較的イギリスでの人気が高かった。1980年レット・デイヴィスのプロデュースで2ndアルバム『Wild Planet』、1981年にミニ・アルバム『Party Mix!』、1982年トーキング・ヘッズデヴィッド・バーンのプロデュースでミニ・アルバム『Mesopotamia』、1983年スティーヴン・スタンレイのプロデュースで3rdアルバム『Whammy!』を発表する。

1985年、新作のレコーディング中にリッキー・ウィルソンエイズのため急逝。1986年トニー・マンスフィールドのプロデュースで4thアルバム『Bouncing Off the Satellites』を完成させるが、リッキーの死による影響で約2年間、活動を休止する。

1988年、音楽活動を再開し、翌1989年にリプリーズ・レコードへ移籍。同年ナイル・ロジャースドン・ウォズのプロデュースによる5thアルバム『Cosmic Thing』を発表。シングル・カットされた「ラヴ・シャック」「ローム」が大ヒット。「デッドビート・クラブ」もヒットした。以降はアメリカでも人気が定着。1991年にはケイト・ピアソンが同じアセンズ出身のバンドであるR.E.M.のアルバム『アウト・オブ・タイム』に参加、こちらも大ヒットを記録する。

その後、シンディが脱退したものの、1992年に前作と同じくナイル・ロジャースとドン・ウォズのプロデュースにより、6thアルバム『Good Stuff』を発表。1994年には映画『フリントストーン』のテーマ曲を手がけた。映画本編にもネオ原始人のふん装で登場し、The B-52'sならぬ、The BC-52'sとして大ヒットを記録。

1998年にはシンディが復帰し、ベスト盤『Time Capsule: Songs for a Future Generation 』のために2曲の新曲をレコーディング、また全米ツアーも大成功のうちに終わらせている。1999年には、ケイト・ピアソンが、プラスチックス佐久間正英JUDY AND MARYYUKIジャパンミック・カーンらとユニットNiNa」を結成し、アルバム『NiNa』を発表する。

2008年スティーヴ・オズボーンのプロデュースで16年ぶりに7thアルバム『Funplex』を発表する。

メンバー

旧メンバー

作品

アルバム

その他

  • The Best of the B-52's: Dance This Mess Around (1990年)
    • 英国のみ発売
  • Time Capsule: Songs for a Future Generation (1998年)
    • シングルコレクション

主なシングル

外部リンク