酸化マグネシウム

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酸化マグネシウム
別名 マグネシア
組成式 MgO
式量 40.3 g/mol
形状 白色固体
結晶構造 立方晶(塩化ナトリウム型構造)
CAS登録番号 1309-48-4
密度 3.65 g/cm3, 固体
水への溶解度 0.0086[1] g/100 mL ( ℃)
融点 2800 ℃
沸点 3600 ℃
出典 NIHS ICSC

酸化マグネシウム(さんか–)はマグネシウム酸化物で、化学式 MgO化合物。白色または灰色の固体マグネシアカマカマグとも呼ばれる。

目次

[編集] 性質

融点 2,800 °C、沸点 3,600 °C、密度 3.65 g/cm3、水に難溶。塩化ナトリウムと同様に立方体の構造をしている。

[編集] 効果

主に薬として使用されることが多く、緩下剤として優秀な効果を発揮する。腸管内で水分の吸収を高める役割を持ち、その結果、腸の蠕動運動を助け、排便を促す。

酸化マグネシウム自体は天然由来成分であるが、体内に吸収されにくく、比較的副作用の少ない医薬品として使用されている。医薬品としての年間処方数としては、上位10位に入り、日本では最もよく処方される下剤である。医薬品としては粉末のものが一般的であるが、酸化マグネシウムの特性上、口中不快感があるため、飲みにくい薬といわれているが、飲みにくさを改善した錠剤の形をした製剤もある(マグラックス等)。下剤としての使用は日本が最も多く、他国ではほとんど使用されていない。

緩下剤についても、角が尖っており、腸壁に留まり後で飲んだ水分が腸壁に吸収されてしまうのを防ぎ、水分が直腸側に補給されやすくなる効果があるとされている。

[編集] 副作用

高マグネシウム血症(不整脈や呼吸抑制などが起こる)。高齢者の死亡例が報告されている。[2]

[編集] 反応

金属マグネシウム燃焼させると生成する。

2Mg + O2 → 2MgO

二酸化炭素をマグネシウムと反応させると、それらが還元されてそれぞれ炭素水素が生じ、マグネシウムは酸化マグネシウムとなる。

2Mg + CO2 → C + 2MgO
Mg + H2O → H2 + MgO

また、うすい塩酸に溶かしたとき、マグネシウム(銀灰色)は溶けて泡(水素ガス)を発生するが、酸化マグネシウム(白)は水素を発生しない。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ http://fscimage.fishersci.com/msds/13450.htm
  2. ^ "「酸化マグネシウム」の長期投与に注意". 2008-12-03 閲覧。, 魚拓