築地魚河岸三代目

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築地魚河岸三代目(つきじうおがしさんだいめ)は、小学館発行のビッグコミックで連載中の漫画作品。

築地の魚市場(築地市場)を舞台とし、魚介の食材を題材としたグルメ漫画である。

大沢たかお主演、松原信吾監督により映画化された。(松竹系・2008年6月7日公開)なお、第1作公開前にシリーズ化が決定し、2009年に2作目が公開される予定だったが、興行上の都合で2010年に公開が延期された。

目次

[編集] 概要

原作:大石けんいち(1巻)、鍋島雅治(2巻 - )、九和かずと他(21巻の第4話 - )、作画:はしもとみつお。2008年12月現在で、単行本が第25巻まで発売されている。ストーリーは各回2-3話程度の長さで、毎回魚介の食材を1つテーマとして採り上げて、そこに魚河岸らしい人情味のある人間模様をからめていく構成になっている。コミックスではアドバイザーで元仲卸三代目の小川貢一と妻の平野文(声優・エッセイスト)によるクッキング漫画が巻末についている。また、小川貢一は実際に築地に「千秋」と「千秋 はなれ」という魚料理店を開店している。

[編集] あらすじ

銀行の人事部員だった赤木旬太郎は上司に命じられて行ったリストラ執行の自分なりの責任を取り退職、妻の父の跡を継いで築地魚河岸の仲卸「魚辰」の三代目を勤めることに。右も左も解らない築地で持ち前の明るさ、食いしん坊、好奇心で築地・魚を通じて起こる様々な問題を解決していく。

[編集] 登場人物

赤木旬太郎(あかぎ しゅんたろう)
元銀行員。妻の父親の後取りとして、まったく勝手の分からないまま築地魚河岸の仲卸『魚辰』を三代目として継ぐことになった。周りからは基本的に『三代目』と呼ばれる。持ち前の明るさ、見事な食いしん坊っぷり、一度食べた味を忘れない天性の舌の記憶、破天荒な行動力で周りの人々を魅了していく。
戸川英二(とがわ えいじ)
元板前。割烹「天海」で料理・包丁の腕を磨いていたが、酔客とトラブルを起こし、店を追い出されて『魚辰』で働く。河岸の仕事、料理の腕とも一流で魚辰の大黒柱。場外市場の小料理屋「ちあき」を営む千秋と結婚。
当初は素人である三代目を快く思っておらず冷たい態度を取ることもあったが、徐々にそのすぐれた味覚と仕事に対する姿勢を認めるようになる。
平井雅(ひらい まさ)
こてこての江戸っ子気質。向こう見ずで短気な性格から何かといざこざも起こすが、威勢の良さと調子の良さで河岸のムードメーカー的存在。無類の競馬好き。大衆魚については英二も認める確かな仕事をする。ゴルフが上手いという意外な特技がある。25巻でエリと結婚。
木村拓也(きむら たくや)
御前崎の漁師の息子。一生懸命な三代目をしっかりとサポートしアシストする。「脂ののった戻りガツオのように一人前になるまで故郷に帰ってくるな」という父の言葉を胸に日々努力をしている。
平井(旧姓:菊野)エリ(ひらい(きくの) えり)
魚辰のお帳場で働く。電卓によるつっこみは魚辰の名物。好きな食べ物はフグや茂助のだんごなど。25巻で雅と結婚。
青木ヶ原卓哉(あおきがはら たくや)
11巻「猫かぶりのカマス」より登場。元は塩干物の老舗の跡取りだったが店がつぶれ、魚辰に再就職。拓也と区別するため若(わか)と呼ばれる。最初は要領ばかりが良くて魚辰の雰囲気から浮いていたが今はすっかりなじんだ。父親の干物に対する情熱と自分への想いを知り、いつか店を再興する決意をする。拓也とは親友になり、良いコンビに。
大旦那
三代目の義父。魚辰の二代目にあたる人である。その粋の良さから河岸のゴッドファーザー的存在。引退しても影ながら魚辰と三代目を見守っている。
赤木明日香(あかぎ あすか)
三代目の妻。グラフィックデザイナー。料理は苦手。夫を慕い、支え合っているが、お酒を飲むと威勢がよくなる一面も…。近年、跡取りになる男児を出産した。
新宮秀一郎(しんぐう しゅういちろう)
築地のサラブレッドと呼ばれる。寿司ネタなどを扱う特種物仲卸「新宮」の三代目。日本の水産、魚の食文化、江戸前寿司、築地市場の運営などの問題に取り組む。クールで完璧主義な感じから物言いも厳しい。だが飛行機が苦手。
ハイエナ先生
本名は海江田(かいえだ)。元は日本橋から続く老舗の仲卸の三代目。今は潰れてしまったが、築地の生き字引として酒を飲みつつもアドバイスをしてくれる。
千秋(ちあき)
場外市場にある、魚辰スタッフ行きつけの小料理屋「ちあき」を営む。出て行った夫(医師)を待ち続けていたが、一途に想いを寄せる英二と一緒になる。
取手さん(とりで)
新橋に「とりで寿司」を構える、生粋の江戸前寿司職人。その腕は新宮三代目も高く評価する。一度は経営難から店を閉めようとしたが、三代目の発案「ネギトロバラチラシ」のランチを始め、立て直した。性格は謙虚で穏やかだが、こと寿司に関しては妥協を許さない厳しい姿勢を持っている。
取手小百合(とりで さゆり)
取手の妻で元は向島の芸者。民俗学を専攻する学生であった取手に説教をし、それがきっかけで取手は寿司職人を志す。そんな取手の実直さに惚れ込んだ。艶やかで美人。娘がいる。
横山さん(よこやま)
共新ストアーの鮮魚担当。低価格にこだわり、いろんなミスから魚辰を困らせる。それでも真摯に商売をする三代目に影響を受け、お客さんの気持ちを考えた商売を目指すようになる。9人の子どもがいる大家族の父親。関西出身。
ミッキー江戸川(ミッキー えどがわ)
著名な辛口グルメ評論家。ガイドブックなどの執筆を手掛けたり、グルメ番組などにも出演する。シャーロック・ホームズのような格好がをしている。
桜井みさき(さくらい -)
ミッキー江戸川のアシスタント。仏頂面のミッキーに代わり、テレビでおいしい感動を表情で伝えられる。魚を触ることが出来なかったが、拓也の指導の下、克服する。ミッキーとは仕事を越えた関係にある。
志村さん(しむら)
神田駅前に食堂「しむら食堂」を経営する。三代目の初めてのお客さん。他界した妻の後を継ぐが、料理下手で客がいなくなり、店をたたむ決意をする。しかし三代目の熱意に打たれてもう一度努力する決意をする。
部長
三代目が住富銀行にいた時の上司。非情なリストラ経営を進めていたが、行員時代の三代目の親身なリストラケアを聞き、考え方を一新した。別れた妻との間に娘がいる。別れた妻は事故で亡くなっている。
山田(やまだ)
三代目の行員時代のちょっと頼りない後輩。職場の住富銀行が合併し、住富四つ葉富士見道頓堀銀行となり、更に玄界灘雪国銀行との合併で新しく「あい銀行」となる際のネットバンクプロジェクトチームのチーフとなる。その後は更に営業部へ異動。

[編集] コミック

[編集] 2008年映画版

公式サイトにはウィキペディアならぬ「ウオペディア」が掲載されている。

[編集] キャスト

赤木旬太郎:大沢たかお
主人公。
英二:伊原剛志
明日香の腹違いの兄。お互いに相手に気遣って隠すことですれ違いを生じていたが旬太郎のおかげで和解する。
雅:マギー
気の強い、我の強い江戸っ子。
拓也:荒川良々
旬太郎に何かと手伝いをしバックアップする素直な青年。
エリ:江口のりこ
電卓でツッコむ名シーンはないが帳場を守る魚辰の華。
明日香:田中麗奈
プランナーとして銀座の一等地にあるデパートのショーケースをコーディネートするバイヤー。
鏑木徳三郎(大旦那):伊東四朗
「魚辰」主人。江戸っ子。愛人である芸者にも子供を産ませた。
駒さん:甲本雅裕
英二と明日香は結婚するべきだ、と奔走する。
片岡十四郎:鈴木一真
千秋と婚約までするがフラれる。
千秋:森口瑤子
場外で小料理屋を営む。奥ゆかしさのある女性。
漆原:佐野史郎
典型的な上司。
金谷:大杉漣
妻の介護のために有休を取るなどが原因でリストラ候補に。入社してきた頃から旬太郎を育てている上司。
順子:森下愛子
金谷の妻。末期ガンに冒されている。作品エンドロールでも療養に移った田舎でリンゴを食べていた。
真田正次郎:柄本明
徳三郎の友人。幼なじみで何でもわかっているが故けんかもする。
牛尾:六平直政
魚河岸に魚を納める漁会社の社長。旬太郎のよき理解者。
ハルオ:田口浩正
築地の宮司。
アルプスのマスター夫妻:温水洋一峯村リエ
築地場外でみんなが集う喫茶店のマスター夫婦。

[編集] スタッフ

[編集] 外部リンク

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