空中消火

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空中消火(くうちゅうしょうか)とは、ヘリコプター飛行艇を用いて、空から消火活動を行うことである。機体は軍の退役戦闘機、輸送機(F7F、C-130、DC-3/C-47等)や旧式の旅客機(B-727、B-747、DC-10、DHC-6、DC-6)が大半である。大型の輸送機を利用することもある(IL-76など)

カリフォルニアの山火事で消火活動を行なうC-130

概要[編集]

日本[編集]

林野火災などは、地上から消防車などで消火することが困難であり、日本でも1960年代から実施されてきた。なお、各自治体が所有する消防防災ヘリコプター(2007年現在総数71機)は、その放水量が通常0.5トン程度で、自衛隊の大型ヘリコプターの放水量(約7トン)に比べて桁違いに少なく、過去30年余りに渡って自衛隊が林野火災の空中消火で中核的役割を担って来た。 また、広大な国土で山火事が頻発する国々においては、空中消火は極めて重要な消火技術であり、空中消火専門の消防隊を有している。 逼迫する首都直下地震等では、同時多発した火災を消防車等の地上消火のみで鎮火することは不可能であり、震災後ただちに自衛隊の大型ヘリコプターが市街地で空中消火できるよう体制を整備することが求められている。 日本国内では主として山林火災時に空中消火は行われていたが 近年高知県内の山間部の集落火災等で空中消火が行われ東日本大震災でも津波被害で地上からの消火活動が困難となった仙台市気仙沼市の大規模火災に対して実施された。

アメリカ合衆国[編集]

国の組織として森林消防隊が組織され、大規模な林野火災へ対処している。消火機材も年々大掛かりなものとなっており、軍用輸送機であるC-130(写真参照)、旅客機を退役したDC-10ボーイング747なども改造した上で使用されている。

外部リンク[編集]