短鎖脂肪酸

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短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん、: SCFA)は脂肪酸の一部で、炭素数6以下のものを指す。具体的には酢酸プロピオン酸イソ酪酸酪酸イソ吉草酸吉草酸カプロン酸乳酸コハク酸を指す。

反芻動物における役割[編集]

摂取した飼料が反芻胃内で微生物の発酵を受ける反芻動物においては、この発酵の際に生じる短鎖脂肪酸(主に酢酸、プロピオン酸、酪酸)が主なエネルギー源となる。 反すう胃内で生成した酪酸の多くは反すう胃粘膜でβ-ヒドロキシ酪酸に換されるため、肝門脈に現れるのはおよそ10分の1となる。このとき生成されるβ–ヒドロキシ酪酸も反すう家畜にとってはエネルギー源となる。 また、プロピオン酸の多くは肝臓糖新生に利用され、反芻動物の糖要求の多くはプロピオン酸からの糖新生によってまかなわれる。