獏良了

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

獏良 了(ばくら りょう、Ryo Bakura)は、高橋和希による漫画『遊☆戯☆王』及び、それを原作とする派生作品に登場する架空の人物。北米版での名前はBakura(発音はバクーラに近い)。

目次

[編集] プロフィール

  • 9月2日生
  • 星座:乙女座
  • 身長:176cm
  • 体重:52kg
  • 血液型:AB型
  • 好きな食べ物:シュークリーム
  • 嫌いな食べ物:生牡蠣
  • 千年リングの所持者/童実野高校の2年生

[編集] 概要

[編集] 獏良了

考古学者であり、原作では童実野美術館のオーナーでもある父からエジプトの土産に千年リングを貰い、所持者となる。
童実野高校への転校生として初登場(アニメ第一作では転校生として登場する以前に街中で武藤遊戯・野坂ミホと出会っている。また、アニメ第二作では第一話(決闘者の王国編)から登場している為、転校生という描写はカットされている)。ある理由、そして体育教師の刈田とのいざこざで中々学校に馴染めずにいたが、遊戯達と出会い彼らの仲間入りを果たす。少年らしからぬ美貌の持ち主で、転校初日で女子によるファンクラブが出来上がる等、女子には人気があった。ミホ曰く「獏良君はトイレなんていかない!」(アニメ第一作での発言)。手先は非常に器用でモンスターワールド編に登場したジオラマや、王(ファラオ)の記憶編の記憶戦争を再現したジオラマは全て彼が作ったもの。
性格は物静かで穏やか、かつ優しさを忘れない少年だが、千年リングの影響で、彼と親しくなった者達は次々と意識不明の昏睡状態に陥ってしまっており、彼が学校に馴染めない最大の理由であった。それ故に遊戯の千年アイテムに興味を示していた。その後、遊戯の千年パズルを知った闇人格は遊戯達に標的に定める。彼を心配して獏良の家を訪れた遊戯達だったが、遊戯達が犠牲になる事を恐れて彼らが家に上がる事を拒否しようとする。だが、闇人格に意識を乗っ取られ、遊戯達を自分の家へと引き入れ、うまく表人格を装いつつ、彼らと冒険盤ゲーム「モンスターワールド」をプレイ。ゲーム中に闇のゲームを展開させた末、その本性を見せ、命懸けの勝負を闇遊戯に挑む。なお、このモンスターワールドには後述の「大邪神ゾーク・ネクロファデス」を元にバクラが生み出したとされる「闇の支配者ゾーク」が「モンスターワールド」のラスボスとして登場している。なおオリジナルの彼の魂はこの時一度昇天しておりそれ以後の人格はこの時ゲームの駒に宿っていたコピーを肉体に移したものだが、以後の展開でこのことが重視されることはなかった。
王国編にも引き続いて登場している。アニメ第二作では闇人格に支配され遊戯に闇のデュエルを挑むなど色濃く描かれている。また、初期で見せた千年リングへの恐れがあまり見られなくなっている。迷宮兄弟戦では重要な役割を成している。あまり知られていないが「天音(あまね)」という妹がいる。だが既に亡くなっており、獏良が彼女に寄せて手紙を書くコマがある。原作途中からやや天然めいた言動を見せる。表人格の方はアニメ第一作では原作には無い描写もされ色濃く描かれていたが、アニメ第二作では学園編などが省かれ、闇人格の方が活躍する場面が多かった為、少しばかり扱いが乏しかった。

[編集] 闇獏良

千年リングに肉体を乗っ取られると冷酷非情で残忍な闇人格へと変貌する。闇人格出現時はバクラと表記される。またコンピュータゲーム等では闇獏良と表記される(遊戯の場合と異なり、闇人格が意識を乗っ取っている際は表の獏良にはその記憶がない)。彼の正体は大邪神ゾーク・ネクロファデス、そして盗賊王バクラの魂の一部である。大邪神復活の為、七つの千年アイテムを手中に収めようと目論んでいる。その為、決闘者の王国編ではペガサス・J・クロフォードの千年眼(ミレニアム・アイ)を強引に奪い、アニメ第二作では海馬瀬人と接触しデュエルを行ったり、その後彼に千年眼を渡している等、幾多の暗躍が見られる。
デュエリストとしてはアンデット族や悪魔族、特殊な魔法・罠カード主軸のデッキを使い、相手の行動を次々と制限した上での凶悪なコンボを得意とする。あまりデュエルを行わないが、バトルシティ決勝トーナメントでは初戦で遊戯と激突し、死闘を演じてあと一歩まで追いこみ(オシリスの召喚により敗北)、闇マリクと闇のゲームで互角に闘う程の影の実力者で、作中でも遊戯、海馬らと並んで最強クラスと思われる。特に闇マリク戦では後一歩の所まで追い詰めているが、勝負の末にラーの翼神竜の効力によって敗北し、闇のゲームのルールによって闇へと消え失せる(しかしD.D.D編(アニメ第二作ではバトルシティ編の序章・遊戯VSバンデット・キース戦)でパラサイト・マインドの力によって魂の欠片を千年パズルに寄生させていた為、無事生存していた)。後に闇マリクが消滅した事に伴って、肉体を取り戻し、再び暗躍する存在となる。王の記憶編では彼に関する様々な謎が明かされた末、重要な役割を担い、物語の黒幕としてファラオに勝負を挑むが、大邪神ゾーク・ネクロファデスの消滅に伴い、バクラも完全に消滅。千年リングも戦いの儀を経た後に神殿崩壊に伴って、地中の奥深くへと沈んでいった。
原作とアニメ第二作では大邪神ゾーク・ネクロファデスとの位置付けが多少異なり、アニメ第二作ではゲーム世界のゾークと完全に統一された。
闇遊戯にとっては海馬とは別の意味で千年アイテムを巡る宿敵の関係にあり、本作では戦いの儀を除けば実質ラスボス的な存在である。闇遊戯との対決は原作ではモンスターワールド及びバトルシップ戦のみ、表人格の遊戯を含めると記憶編でのデュエルを加えてたった三度のみであるが、闇人格を含めその出番は非常に多い。特に実質的にはあまり戦っていないものの、強烈なキャラクターである闇獏良は読者にもファンが多い。

[編集] デッキ

特殊な能力を持つ悪魔族やアンデッド族(原作では死霊モンスター)を中心とし墓地を肥やすことで強くなるオカルトデッキ、デッキ破壊をテーマにしたアンデッドロックデッキを使用する。

ダーク・ネクロフィア
バクラのオカルトデッキのエースモンスター。バクラ曰く「オカルトデッキ最強最悪のモンスター」。墓地に存在する攻撃表示で5ターン以内に倒されたモンスター3体の魂を生け贄にして特殊召喚される特殊召喚モンスター。ダーク・ネクロフィアが墓地に送られた時、相手モンスターにマリオネットの霊魂を憑依させる特殊能力を持つ。
OCGでは「墓地に存在する悪魔族モンスター3体をゲームから除外して特殊召喚することができる」となり、効果は「相手によって破壊され墓地に送られた時、そのターンのエンドフェイズにこのモンスターを装備カード扱いとして相手モンスターに装備し、そのモンスターのコントロールを得る」というものに変更された。
必殺技は念眼殺、効果名は邪霊破(スピリット・バーン)
ウィジャ盤
バクラの最強カードのもう一つ。相手のエンドフェーズごとに死のメッセージ「D」、「E」、「A」、「T」、「H」を場に出し、全て揃ったらデュエルに勝利する。
海外ではウィジャ版で現れる「DEATH(デス)」の言葉が規制に引っかかる為「FINAL(ファイナル)」に変更されている。

[編集] 決闘歴

  • 闇遊戯(敗北) 決まり手:ブラック・マジシャン(アニメ第二作オリジナル)
  • ゴースト骨塚(勝利) 決まり手:エクトプラズマー(漫画ではポルターガイスト)
  • 闇遊戯(敗北) 決まり手:オシリスの天空竜
  • 闇マリク(敗北) 決まり手:ラーの翼神竜
  • 海馬瀬人(中断)(アニメ第二作オリジナル)
  • 城之内克也(中断・実質的勝利) 決まり手:死霊ゾーマ(原作のみ)
  • 武藤遊戯(敗北) 決まり手:サイレント・ソードマン LV7

[編集] 担当声優