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2020年2月15日 (土) 08:39時点における版

勾金駅
駅舎(2008年7月)
まがりかね
MAGARIKANE
(田川高校前 勾金)
HC18 柿下温泉口 (1.1 km)
(1.3 km) 上伊田 HC16
地図
福岡県田川郡香春町大字中津原1679-2
北緯33度39分5.76秒 東経130度50分33.23秒 / 北緯33.6516000度 東経130.8425639度 / 33.6516000; 130.8425639座標: 北緯33度39分5.76秒 東経130度50分33.23秒 / 北緯33.6516000度 東経130.8425639度 / 33.6516000; 130.8425639
駅番号 HC17
所属事業者 平成筑豊鉄道
所属路線 田川線
キロ程 23.6 km(行橋起点)
電報略号 カネ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1885年(明治18年)8月15日
備考 無人駅
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勾金駅(まがりかねえき)は、福岡県田川郡香春町大字中津原にある平成筑豊鉄道田川線である。駅番号はHC17

当駅の約500m西側にある福岡県立田川高等学校ネーミングライツを取得し、2009年(平成21年)4月1日より愛称付きの駅名が田川高校前 勾金駅となっている。

歴史

駅構造

地上駅であり、相対式ホーム2面2線を有する列車行違い(交換)可能な無人駅である。駅舎には以前ラーメン店が入っていたが、現在は美容院「g」が入居している。

のりば
ホーム 路線 行先 備考
駅舎側(下り) 田川線 田川伊田金田直方方面
反対側(上り) 油須原犀川行橋方面

日本セメント専用線

当駅では、開業時から平成筑豊鉄道転換前の1989年(平成元年)まで貨物営業を行っていた。また、1976年(昭和51年)から1989年まで日本セメント(現・太平洋セメント)の専用線が接続していた。

日本セメントの香春工場は、香春駅近くで1935年(昭和10年)6月に操業を開始し、香春駅に繋がる専用線を保有していた。香春工場の生産量増強による新しい船積み基地が苅田港に新設されると、1976年(昭和51年)12月に日本セメント専用線が当駅側にも敷設され、セメント輸送が苅田港駅との間で開始された[3]。工場と当駅を結ぶ専用線は総延長3.0kmで、そのうち2.3kmは当駅と国鉄の旧・夏吉駅を結ぶ田川線の貨物支線を転用した[3]。旧・夏吉駅は4本の線路を持つヤードとなり、このヤードから当駅まではDE10形ディーゼル機関車、工場までは日本セメントの私有機が貨物列車を牽引していた[3]

この日本セメント専用線は、香春駅の専用線が廃止された後も使用され続けたが、JR田川線の平成筑豊鉄道転換が行われる直前の1989年7月9日限りで廃止された[3]。廃止時点では、セメント輸送列車は当駅と苅田港駅の間で1日3往復(火・土曜日は1日4往復)、20両の貨車を牽引する形態で運転されていた[4]

駅周辺

添田線があった頃は、当駅と上伊田駅とが近く、乗換客もいたという。

隣の駅

平成筑豊鉄道
田川線
柿下温泉口駅 (HC18) - 勾金駅 (HC17) - 上伊田駅 (HC16)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 2』 JTB、1998年
  2. ^ a b c d e f 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 1』 JTB、1998年
  3. ^ a b c d 宮脇俊三編 『鉄道廃線跡を歩く 10』 JTB、2003年
  4. ^ 「railnews」『鉄道ファン』1989年10月号(通巻342号)、交友社、1989年。

関連項目

外部リンク

  • 勾金駅(平成筑豊鉄道沿線情報サイト)