技術士情報工学部門

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技術士 情報工学部門(ぎじゅつし じょうほうこうがくぶもん)は、技術士国家資格のうちの1つ。文部科学省管轄。 技術士は技術分野における最高ランクの資格で、わが国の科学技術の発展に博士と技術士は車両の両輪となって寄与することが期待されている。 そのため、技術士情報工学部門は情報処理高度技術者試験よりも高難度の問題が出題されるようになっている。 ところが、医師、弁護士が業務の独占権を有する職業法的な資格なのに対し、技術士は一部を除いて情報処理技術者試験と同じで独占権のない資格となっている。しかし、最近のICT技術を含む技術の高度化・細分化により技術者の高レベル化が要求され、公的な資格を持つ技術者が対処することを法的に定める傾向になってきている。このため、各企業において技術士を高級技術者の国家認定と捉え、大手家電メーカなどから技術士の資格取得を奨める傾向になってきている。 現在、欧米やアジアの技術士に相当する資格(PEなど)には業務の独占権を有しているので、将来にTPPなどのグローバル化の圧力で、日本でも技術士もよる独占権を有する可能性も考えられる。それは、技術士はAPECエンジニアなどで海外で通用する資格になっているからである。

試験科目[編集]

一次試験[編集]

基礎科目
適性科目
共通科目
専門科目
  1. 情報工学 - コンピュータ科学、コンピュータ工学、ソフトウェア工学、情報システム・データ工学、情報ネットワーク

二次試験[編集]

筆記試験
  • 必須科目
  1. 情報工学一般
  • 選択科目
  1. コンピュータ工学
  2. ソフトウェア工学
  3. 情報システム・データ工学
  4. 情報ネットワーク
口述試験

情報処理技術者試験との関係[編集]

情報処理分野においては、情報処理推進機構が実施している情報処理技術者試験があり、知名度としては、情報処理技術者試験の方がはるかに上である。また、試験範囲についても、情報処理技術者試験は、入門から応用まで各3段階に、さらに上位資格として、企画から運用、監査にいたるまで細かく9つの分野(高度情報処理技術者試験)で試験が用意されており、多くの情報処理技術者はこれらを取得していくことで技術レベルの向上を図っている。難易度も学生から受験できるように、段階的に高度になっていくように設定されており、それぞれの分野で洗練された設問が多く、資格ホルダーへの信頼性の向上にも一役買っている。
一方、技術士(情報工学部門)は、国内での知名度は低いが、世界で通用する資格となっており、広く深い範囲で情報処理技術に精通したフルスタックなスキルが求められており、技術コンサルティング能力を国家が証明する資格となっている。ITと経営を融合させる一般的なコンサルティングであれば、ITコーディネータや中小企業診断士などの資格もあるが、技術士の場合は情報工学分野のあらゆる範囲で博士レベルの高度な技術力に裏付けされた技術的なコンサルティングが特徴となっている。
また、情報処理技術者試験は未成年でも受験できるが、技術士は1次と2次の筆記試験と面接試験があり7年以上の実務経験とその証明も必要となっている。
そのため、10~30代のシステムエンジニアが情報処理技術者高度試験をいくつか取得して、40~50代に技術コンサルタントになるために技術士(情報工学部門)を受験するのが一般的なキャリアパスになっている。 さらに、情報処理技術者高度試験は広く普及した教科書的な技術知識だけをが出題されているのに対して、技術士は教科書的な現状の技術知識を論述させた上で、現状技術の問題点を論述させて、その考えられる最新技術の解決策までを論述させるので、学会での研究成果(最新の技術動向)まで論述できる必要がある。 その結果、技術士は、情報処理技術者試験高度試験と博士課程の両方を併せ持った出題になっており、相当に難易度は高いものとなっている。


文部科学省が考える技術士像には 『技術士資格を持つ技術者の監査や承認を製品納入に際して求めるような社会になれば…』 という文言があるので、TPP締結後には技術士は海外と同等の権限を持つかも知れない。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/011/attach/1342475.htm


総務省が考える技術士像として、入札要件に技術士資格が検討されいる。 http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3192936/www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/pdf/070301_5_bs2.pdf http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3192936/www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/2007/070301_5.html


NTTグループの技術士会でも、入札要件として技術士資格を要求されるケースが増えているという記述がある。 http://www.nttpe.org/theme.html


文部科学省による技術士のキャリア形成スキーム例の議論 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu7/011/siryo/__icsFiles/afieldfile/2013/12/18/1342422_6.pdf

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

日本技術士会

日本技術士会情報工学部門