恋の大冒険

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恋の大冒険
監督 羽仁進
脚本 羽仁進、山田宏一渡辺武信
製作 いずみたく、深沢猛酒井知信
出演者 今陽子
音楽 いずみたく
主題歌 『素敵な恋』
撮影 奥村裕司
製作会社 オールスタッフ・プロダクション、テアトル・プロダクション
配給 東宝
公開 日本の旗1970年7月18日
上映時間 93分[1]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
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恋の大冒険』(こいのだいぼうけん)は、1970年東宝系で公開された日本映画[1]ワイドフジカラー[2]

概要[編集]

人気グループ「ピンキーとキラーズ」の今陽子を主演とし、東京にやってきた主人公・陽子が恋などに活躍する、スラップスティック・コメディ風のミュージカル映画[1]

助演にはピンキラ所属のオールスタッフプロから由紀さおり佐良直美、「老人と子供のポルカ」でブレイク中のベテラン・左卜全、『黒ネコのタンゴ』でブレイク中の童謡歌手・皆川おさむ、人気司会者の前田武彦土居まさる、ダンスではキューティ・Qヤング101と、豪華な顔ぶれがそろい、また熊倉一雄をはじめ、開始間もない『サザエさん』の加藤みどり、『魔法使いサリー』の平井道子、後年ルパン三世役で著名となる山田康雄といった、声優が顔出し出演している。

映画内のアニメは和田誠[1]と、手塚治虫主催の虫プロダクションが手掛けている。狂言回しであるカバの造型は、ウルトラシリーズなどを手掛けた高山良策が担当した[1]

スタッフ[編集]

出演者[編集]

挿入歌[編集]

『ちびっこカウボーイ』を除き、作曲は全ていずみたく。

『素敵な恋』(主題歌)
『集団就職』
  • 作詞:岩谷時子 / 編曲:渋谷毅 / 歌:今陽子、キューティ・Q
『ラーメン工場の歌』
  • 作詞:和田誠 / 編曲:大柿隆 / 歌:前田武彦、いずみたく、キューティ・Q
『迷竹ラーメンの歌』
  • 作詞:岩谷時子 / 編曲:渋谷毅 / 歌:前田武彦、キューティ・Q
『動物を守る唄』
  • 作詞:岩谷時子 / 編曲:渋谷毅 / 歌:キューティ・Q
『私はカバーガール』
  • 作詞:岩谷時子 / 編曲:渋谷毅 / 歌:今陽子
『ちびっこカウボーイ』
  • 作詞:ヴィンチェンツォ・ヴェルドゥーチ / 訳詞:阪田寛夫 / 作曲:アントニエッタ・ヴェド・アレクシス・カルデローニ / 編曲:小森昭宏 / 歌:皆川おさむ、置鮎礼子
『アテレコの歌』
  • 作詞:和田誠、いずみたく / 編曲:渋谷毅 / 歌:熊倉一雄、山田康雄、平井道子、加藤みどり
『カバと陽子のデュエット』
  • 作詞:和田誠 / 編曲:大柿隆 / 歌:今陽子
『野性の恋』
  • 作詞:岩谷時子 / 編曲:渋谷毅 / 歌:今陽子
『大都会のブルース』
  • 作詞:羽仁進、いずみたく / 編曲:渋谷毅 / 歌:キラーズ
『公聴会の歌』
  • 作詞:羽仁進、いずみたく / 編曲:渋谷毅 / 歌:左卜全、藤村有弘、多々良純
『追っかけっこの歌』
  • 作詞:いずみたく / 編曲:渋谷毅 / 歌:ピンキーとキラーズ
『ピンキーどこへ行く』
  • 作詞:藤田敏雄 / 編曲:渋谷毅 / 歌:ピンキーとキラーズ

映像ソフト[編集]

  • 1990年1月1日に東宝ビデオからビデオソフト(VHS)が発売・レンタルされたが絶版、現在はDVD化はされていない。

同時上映[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e ゴジラ画報 1999, p. 161, 「恋の大冒険」
  2. ^ a b c 『「キネマ旬報 529号』キネマ旬報社、1970年、73頁。 

参考文献[編集]

  • 『ゴジラ画報 東宝幻想映画半世紀の歩み』(第3版)竹書房、1999年12月24日(原著1993年12月21日)。ISBN 4-8124-0581-5 

外部リンク[編集]