広瀬めぐみ

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広瀬 めぐみ
ひろせ めぐみ
生年月日 (1966-06-27) 1966年6月27日(57歳)[1]
出生地 日本の旗 日本 岩手県盛岡市
出身校 上智大学外国語学部英語学科
前職 弁護士
所属政党 自由民主党麻生派
配偶者 あり
子女 一男一女
公式サイト 広瀬めぐみオフィシャルサイト

選挙区 岩手県選挙区
当選回数 1回
在任期間 2022年7月26日 - 現職
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広瀬 めぐみ(ひろせ めぐみ、1966年6月27日 - )は、日本の政治家弁護士自由民主党所属の参議院議員(1期)。

来歴[編集]

岩手県盛岡市で、ホテル小田島を営む家に生まれる[1][2]。11歳で父親が病死して母子家庭で育つ[3]岩手大学教育学部附属中学校岩手県立盛岡第一高等学校上智大学外国語学部英語学科[1]をそれぞれを卒業する。

配偶者は高校の同級生の弁護士で、自身も主婦から弁護士を目指し[2]1999年司法試験に合格して2001年に弁護士登録した[4]

2012年国連で「日本の女性の地位と状況について」を演説した[1]

2021年11月27日に自民党岩手県連は、2022年第26回参議院議員通常選挙岩手県選挙区(改選数1)に広瀬を擁立することを発表した[5]

2022年7月の参院選で、立憲民主党現職の木戸口英司ら4候補を破り初当選した[6][7]。岩手県選挙区で初の女性参議院議員で、1992年以来30年ぶりの自民党候補当選者となった[8]

2023年1月に志公会に入会した[9]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[10][11]
  • 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の存在を明記すべきだ」と回答[11]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[10]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[10]

外交・安全保障[編集]

  • 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[10]
  • 普天間基地辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[11]
  • ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[12]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[10]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[11]
  • 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[13]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「大幅に増やすべき」と回答[10]
  • 徴用工訴訟問題慰安婦問題などをめぐり日韓の対立が続くなか、関係改善についてどう考えるかとの問いに対し、2022年の毎日新聞社のアンケートで「韓国政府がより譲歩すべきだ」と回答[11]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[10]。同年の毎日新聞社のアンケートで、選択肢以外の回答をした[11]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[10][11]
  • クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[10]

その他[編集]

  • アベノミクスについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「当面は継続すべきだ」と回答[11]
  • 原子力発電への依存度を今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のNHKのアンケートで「高めるべき」と回答[10]
  • 国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[11]

不祥事・騒動[編集]

旧統一教会との関わり[編集]

2022年5月ごろ、旧統一教会の支援者に誘われて盛岡市の教会を訪れ、責任者にあいさつをしたとされる。当件について広瀬氏の事務所の事務局長は「霊感商法や献金などの問題がある団体という認識がなかった」と話した[14]

エッフェル騒動[編集]

2023年7月に自民党海外研修で、松川るい今井絵理子ら党女性局員38人とパリなどを訪れた。SNSに食事写真を多数投稿するなど観光旅行ではないかと疑われ、多くの批判を集めた[15][16]

不倫報道[編集]

2023年10月30日夜分に広瀬は、カナダ人プロサックス奏者アンディ・ウルフ[17]と連れ立ち、渋谷のレストランから歌舞伎町ラブホテルへ赤いベンツで移動して、翌朝チェックアウトした[18][19]、と2024年3月7日号『週刊新潮』が報じた。さらに、翌日にこのホテルから直行した国会の審議では、「何度も大きなあくびをしたり、カクンカクンと寝ているような様子」[20]が映像付きで報じられている。

当初の取材に対して広瀬は「しょうがない、もう撮られてるんだから」と答え[19]、弁護士である自身の見解として、男女でホテルに入っていれば不貞行為を認めざるを得ないとした[21]

報道直後は、内容の真偽には触れず、「私の交際関係についての報道がなされております。支えて下さっている方々の信頼を損ない、ご迷惑をおかけしてしまったこと、家族の信頼を裏切り辛い思いをさせてしまったことを心から謝罪申し上げます」と、自身のウェブサイトで記した[22][23]

3月5日には盛岡市内で記者団の取材に応じ、新潮の報道を事実と認め、「支援者、有権者、国民の信頼を回復していくことは本当に難しいことだと思っているが、誠心誠意尽くしていく」と謝罪した。離党や議員辞職などは否定した[24]

支援団体[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d プロフィール - 広瀬めぐみ オフィシャルサイト -いわてにめぐみ。-”. 2022年7月11日閲覧。
  2. ^ a b "岩手 広瀬めぐみ氏(自新)「女性や子供の支援がしたい」". Iza. 産経デジタル. 30 June 2022. 2022年7月11日閲覧
  3. ^ 岩手選挙区・広瀬めぐみ候補 30年間の雪辱を果たす”. 自由民主 (2022年6月24日). 2022年6月24日閲覧。
  4. ^ “自民 参院選に広瀬氏擁立 県連発表 盛岡出身の弁護士”. 読売新聞. (2021年11月28日). https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20211127-OYTNT50190/ 2022年7月11日閲覧。 
  5. ^ “自民 参院選に広瀬氏擁立 県連発表 盛岡出身の弁護士”. 読売新聞. (2021年11月28日). https://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20211127-OYTNT50190/ 2022年7月26日閲覧。 
  6. ^ 岩手 参議院選挙結果・開票速報”. 参議院選挙2022特設サイト. NHK. 2022年7月11日閲覧。
  7. ^ “広瀬氏が初当選 参院選岩手選挙区、自民30年ぶり勝利”. 岩手日報. (2022年7月11日). https://www.iwate-np.co.jp/article/2022/7/11/120149 2022年7月11日閲覧。 
  8. ^ “30年ぶりに自民が勝利 岩手選挙区は広瀬めぐみ氏が初当選 参院選”. IBC岩手放送. (2022年7月11日). https://news.ibc.co.jp/item_47255.html 2022年7月11日閲覧。 
  9. ^ “自民・広瀬めぐみ氏、麻生派に入会 53人に”. 産経新聞. (2023年1月16日). https://www.sankei.com/article/20230116-QSECZY76IRMSPL5UFQHNUUOBRY 2023年1月16日閲覧。 
  10. ^ a b c d e f g h i j 選挙区 岩手”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i 広瀬めぐみ 自民 岩手”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
  12. ^ ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
  13. ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/182147 2022年6月27日閲覧。 
  14. ^ “自民の2国会議員が接点 県議は6人 本社全国アンケート”. https://www.asahi.com/articles/ASQB77HDBQ9XULUC00M.html 
  15. ^ “仏研修で“エッフェル塔ポーズ” 「観光か」自民議員に批判も「無駄な外遊ではない」”. https://web.archive.org/web/20230801100627/https://news.yahoo.co.jp/articles/45333f8f4e51b1090c87f8be00568596b266dae9 
  16. ^ 「エッフェル騒動」自民党女性議員「赤ベンツホテル不倫」の決定的証拠写真 歌舞伎町から国会へ直行 「週刊新潮」2024年3月7日号 掲載
  17. ^ Andy Wulf profile”. www.andywulf.com. 2024年3月27日閲覧。
  18. ^ 「エッフェル騒動」自民党女性議員「赤ベンツホテル不倫」の決定的証拠写真 歌舞伎町から国会へ直行 週刊新潮、2024年2月28日
  19. ^ a b “自民党・広瀬めぐみ議員の赤ベンツ不倫、相手はカナダ人有名サックス奏者 直撃に議員は「しょうがない、もう撮られてるんだから」”. デイリー新潮. (2024年2月28日). https://www.dailyshincho.jp/article/2024/02281145/ 2024年2月29日閲覧。 
  20. ^ https://www.youtube.com/watch?v=gOUV8GYSbAk
  21. ^ 「エッフェル騒動」自民党女性議員「赤ベンツホテル不倫」の決定的証拠写真 歌舞伎町から国会へ直行 週刊新潮、2024年2月28日
  22. ^ “自民・広瀬めぐみ氏、不倫報道に「信頼を損ない迷惑をかけた」 ブログで謝罪”. 産経新聞. (2024年2月29日). https://www.sankei.com/article/20240229-2AIFGDNPORGEZCATGZCG2PJ4KQ/ 2024年2月29日閲覧。 
  23. ^ “不倫報道の自民・広瀬めぐみ参院議員が謝罪文 事実関係は記載なし”. 毎日新聞. (2024年2月29日). https://mainichi.jp/articles/20240229/k00/00m/040/064000c 2024年2月29日閲覧。 
  24. ^ “自民・広瀬めぐみ氏が不倫報道で謝 「夫はこんな私を許してくれた」 離党や辞職は否定”. 産経新聞. (2024年3月5日). https://www.sankei.com/article/20240305-67PGODKYLVEF5IGOIJRN4BJOME/ 2024年3月5日閲覧。 
  25. ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/05/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E6%96%B0%E8%81%9E2022%E5%B9%B46%E6%9C%88%E5%8F%B7.pdf#page=5 2022年7月13日閲覧。 

外部リンク[編集]