天羽日東バス

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天羽日東バス株式会社
Amaha Nitto Bus Co.,Ltd.
AmahaNittoBus-HeadOffice.jpg
本社(上総湊駅前)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 天羽日東・天日
本社所在地 日本の旗 日本
299-1607
千葉県富津市湊728
設立 1994年4月25日
業種 陸運業
事業内容 路線バス事業
貸切バス事業他
代表者 代表取締役社長 溝口卓
資本金 1千7百万円
従業員数 17名
主要株主 日東交通
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天羽日東バス(あまはにっとうバス)は、千葉県富津市湊に本社を置き、上総湊駅佐貫町駅を発着する路線バスの運行を行う日東交通の子会社である。かつては日東交通富津観光営業所も併設していた。

沿革[編集]

現行路線[編集]

急行バス[編集]

金谷 - マザー牧場

季節運行(主に土曜・休日と春休み・お盆休み期間中)路線である。なお、東京湾フェリーが欠航した場合は運休となる。東京湾フェリー(久里浜港)発行の「マザー牧場直行割引セット券(片道・往復)購入者が優先で乗車可能だが、未購入者についても、当日空席があれば乗車可能となっている。
この路線は、もともと館山駅 - 東京湾フェリー - マザー牧場間で運行していた。しかし、利用客の減少などにより、1990年代に現在の運行区間に短縮され、今日に至っている。

  • 東京湾フェリー - マザー牧場

路線バス[編集]

竹岡線
竹岡線 東京湾フェリーにて

上総湊駅と国道127号線を介して富津市南西部(竹岡・金谷地区)を結ぶ路線である。国道を走行する為、ゴールデンウィークお盆休みなどで渋滞が発生した場合、定時運行ができない場合がある。
ちなみに日東交通における運行再開時は、京浜急行電鉄・東京汽船(現:東京湾フェリー)と共に3社連絡ルート(京急品川 - 上総湊間[2])を形成していた[3]
運行される便のほとんどが高島別荘入口行きで、東京湾フェリー行き(コミュニティバス扱い)は1日3往復のみとなっている。

  • 上総湊駅 - 竹岡駅前 - 高島別荘入口 - 東京湾フェリー
    • 1913年(大正2年)9月 - 万歳館が上総湊 - 安房北条(現在の館山)間を開業。
    • 1931年(昭和6年)11月18日 - 池田友一が上総湊 - 竹岡間を開業(その後、外房遊覧自動車に路線譲渡)。
鹿野山線

佐貫町駅と鹿野山を結ぶ路線である。また、沿線には観光施設(マザー牧場)もあることから春休みなどの多客時は臨時便が運行されることもある。
また、佐貫町駅行は、シーズン中の道路規制により迂回運行(上総湊経由)する場合がある。

  • 佐貫町駅 - マザー牧場 - 神野寺
    • 1925年(大正14年)5月24日 - 佐貫自動車商会が佐貫町 - 鹿野山間を開業。
    • 1930年代(昭和初期) - 小幡自動車が佐貫町 - 鹿野山間を運行。
    • 1987年(昭和62年)10月1日 - 自由乗降(午房谷 - 神野寺間)を開始する。
    • 2002年(平成14年)4月1日 - 日東交通より移管。

コミュニティ路線[編集]

かつて運行していた一般路線バスの廃止代替バス21条バス)に端を発する。同社で車両を用意するという運行形態を採用している。

戸面原線

上総湊駅と富津市南東部(関豊地区)を結ぶ路線である。全盛期(1960年代)は上総湊 - 鴨川間を結ぶ、国鉄連絡バスの役割を担っていた[3]。その名残からか現在でも「環駅」・「関豊駅」と「○○駅」と付く停留所があるのも特徴である。

  • 上総湊駅 - 環駅 - 関豊駅 - 戸面原ダム
    • 1922年(大正11年)1月3日 - 笹生万吉が上総湊 - 豊岡間を開業。
    • 1929年(昭和4年) - 東大和田までの支線を開業。
    • 1933年(昭和8年) - 鴨川まで路線を延長する。
    • 1935年(昭和10年)4月11日 - 同区間を競合していた、みなと自動車の運行分を笹生が譲り受ける(その後、みなと自動車は同年6月11日に解散)。
    • 1938年(昭和13年)9月3日 - 外房遊覧自動車(のちの外房内湾自動車)に路線を譲渡する。
    • 1987年(昭和62年)10月1日 - 自由乗降(環駅 - 金束駅間)を開始する。
    • 1989年(平成元年)10月1日 - 戸面原ダム - 金束駅間を代替路線に移行する。
    • 2005年(平成17年)10月1日 - 戸面原ダム - 金束駅間を廃止する。
湊富津・笹毛線

上総湊駅・佐貫町駅と富津公園を結ぶ路線である。全盛期は全便が上総湊駅発着だったが、現在は上総湊駅 - 佐貫町駅はバスの出入庫を兼ねた運行(富津公園行は朝、上総湊駅行は夕方のみ)に留まっている。また、夏期は富津ジャンボプールまで延長運転される。
また、湊富津線(上総湊駅 - 佐貫町駅 - 富津公園)と笹毛線(佐貫町駅 - 笹毛)はもともと別々の路線だったが、1997年から1998年にかけて段階的に改変を行い、最終的に湊富津・笹毛線として完全統合された。

  • 上総湊駅 - 笹毛 - 佐貫町駅 - 大貫駅前 - 富津公園
    • 1913年(大正2年)4月 - <湊富津線>笹生万吉が上総湊 - 佐貫町間を開業(しかし、鉄道開業により廃止)。
    • 1926年(大正15年)7月5日 - <笹毛線>新舞子自動車商会が佐貫町 - 新舞子海岸間を開業。
    • 1927年(昭和2年)9月15日 - <笹毛線>高良浜まで路線を延長する。
    • 1928年(昭和3年)3月20日 - <湊富津線>白井自動車が佐貫町 - 大貫町 - 富津町間を開業。
    • 1930年代(昭和初期) - <笹毛線>小幡自動車が佐貫町 - 新舞子間を運行。
    • 1932年(昭和7年)7月1日 - <湊富津線>原徳治が上総湊 - 佐貫町間を開業。
    • 1988年(昭和63年)10月1日 - <湊富津線>・<笹毛線>代替路線に移行する。(?)
    • 1997年(平成9年)頃 - <湊富津線>上総湊駅 - 佐貫町駅間で笹毛経由便(一部の便)を新設する。
    • 1999年(平成11年)4月1日 - <湊富津線>上総湊駅 - 佐貫町駅間が全便、国道(127号線)経由から笹毛経由へ移行する。
富津市役所・君津駅線

大貫駅東口と富津市役所・青堀駅を経て、君津駅南口を結ぶ路線である。当初、市役所閉庁日(土曜・休日及び年末年始)は全便運休となっていたが、2012年(平成24年)10月1日より、君津駅南口への延長の際に早朝の1往復を除き毎日運行へと変更された。

  • 大貫駅東口 - 富津市役所 - 下飯野 - 青堀駅 - 人見大橋 - 君津駅南口
    • 2002年(平成14年)4月1日 - 日東交通より移管。
    • 2012年(平成24年)10月1日 - 青堀駅 - アピタ前(一部便のみ経由) - 君津駅南口間を延長[4]

過去の路線[編集]

廃止路線[編集]

高速・東京湾フェリー(金谷港) - 千葉線

日東交通・千葉中央バスとの共同運行路線だった。天羽日東バスにとって初の高速路線だったが、当初から利用客の低迷が続き、運行開始からわずか9ヶ月で廃止となった。
因みに途中の君津バスターミナルでは乗車・降車を共通で取り扱い、そこから東京駅羽田空港各方面の高速バスに乗り換え可能であった。

  • 東京湾フェリー(金谷港) - 君津バスターミナル - 千葉駅
    • 2004年(平成16年)12月22日 - 運行を開始する。
    • 2005年(平成17年)9月16日 - 廃止
湯沢線

鴨川日東バスとの共同運行路線だった。金束では長狭線(当時)、湯沢では鋸南町営循環バスにそれぞれ連絡、運賃は200円均一だった。この路線の廃止後も現在の長狭 - 金谷線における同区間のみの利用に限っては200円の均一運賃が引き継がれている。

  • 金束 - 山中峠 - 湯沢
    • 2002年(平成14年)1月1日 - 運行を開始する。
    • 2005年(平成17年)10月1日 - 廃止

車両[編集]

富津市役所線を走るバス(日野・レインボーRB)

国内3メーカーを揃えている。路線バスの場合、日東交通からの移籍車両は前後扉車(後は引戸)を占めている(一部例外あり)。かつては大型車両(日産ディーゼル・U/UAなど)も在籍していた。
車載機器については、整理券発行機・運賃箱小田原機器製、運賃表示器レシップ製、車内放送装置・LED方向幕(一部車両を除く)はクラリオン製のものをそれぞれ採用している。

脚注[編集]

  1. ^ 路線バス 65歳以上の方に朗報!「ノーカー・サポート優待証」のサービス開始!”. トピックス. 日東交通 (2011年6月18日). 2011年7月1日閲覧。
  2. ^ 同時に館山ルートも存在していた。
  3. ^ a b 日東交通株式会社編 『創立30周年を迎えて』 日東交通株式会社、1957年。
  4. ^ 路線バス「富津市役所・君津駅線」市内乗り入れ開始のお知らせ”. 市からのお知らせ. 君津市役所 (2012年8月31日). 2012年9月3日閲覧。

参考文献[編集]

  • 佐藤信之 『房総の乗合自動車』 崙書房、1988年。
  • 千葉県企画部交通計画課編 『千葉県の鉄道・バス』1994年版 千葉県企画部交通計画課、1994年。
  • 富津市史編さん委員会編 『富津市史』通史 富津市、1982年。

外部リンク[編集]