半古典論
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半古典論(はんこてんろん)は、電磁波は古典論的に扱い、電子や原子などの粒子を量子論的に扱う、物理学で用いられる近似的解決方法のこと。「半量子論」とも言う[要出典]。
[編集] 全古典論と全量子論
量子光学などの分野で光と物質の相互作用を扱う枠組みには、現象論、古典論、量子論、半量子論と、いろいろなバリエーションがある。物質と電磁波のどちらをも量子論的に扱う「全量子論」のほうが、物理のシミュレーションや解析などにおいて実際に近い結果を得られるが、数式の取り扱いやその解釈が非常に煩雑で難解なものになりがちである。一方で物質と電磁波のどちらも古典論的に扱う「全古典論」では、実際の結果とは程遠いものしか得られない。このような場合に便宜的に「半古典論」を用いて、その物理を半量子論的に取り扱うことがある。対象によっては、より少ない手間で良い近似の結果が得られる。
これは、古典論(全古典論)・半古典論(半量子論)・量子論(全量子論)三者のいずれを信じるかという、物理現象の解釈を巡る問題とは関係がない。半古典論を使う者は、量子論の方が厳密な結果が得られることを理解したうえで、この枠組みを選択している場合が大半である。簡略化によって効率的に対象を取り扱う近似的解決手法の一つとして、半古典論を用いているのである。

