三ツ木早苗

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みつぎ さなえ
三ツ木 早苗
職業 プロデューサー編集者
ジャンル テレビアニメアニメ映画
活動期間 1999年 -
主な作品
小説
海がきこえる』(編集者)
テレビアニメ
電脳コイル』(プロデューサー)
映画
魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』(プロデューサー)
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三ツ木 早苗(みつぎ さなえ)は、日本アニメプロデューサー編集者[1]

略歴[編集]

日本大学芸術学部卒業後[2]徳間書店に入社し、1979年アニメージュ編集部に配属される[1][3]

1990年、上司だった鈴木敏夫にけしかけられ、当時、コバルト文庫の看板作家としてミリオンセラーを連発していた氷室冴子を口説き落とし、ほぼ集英社の専属状態だった氷室にアニメージュで『海がきこえる』を連載させることに成功した[1][3]。なお『海がきこえる』の主人公・拓が、日本大学芸術学部がモデルと思われる学部に進学する設定は、担当編集者である三ツ木の母校を参考にした可能性を指摘されている[2]

その後、徳間書店の映像事業部部長に就任し、アニメーションの製作に携わる[4]

2000年頃、アニメーター近藤勝也から紹介された磯光雄監督の『電脳コイル』の企画書[注 1]に惚れ込み、アニメ化することを決意[5]バンダイビジュアルNHKに企画を持ち込み、2007年にようやくテレビアニメとして放送させることが出来た[5][注 2]

作品[編集]

テレビアニメ[編集]

映画[編集]

OVA[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ その企画書は後に三ツ木自身が編集を担当し、徳間書店から書籍として刊行された。
  2. ^ 第1話については、磯監督が書いた十数パターンのシナリオの中から三ツ木が一つを選び、放送された本編はそのバージョンから物語を発展させたもの。

出典[編集]

  1. ^ a b c 【第十二回】Animage 40th Anniversary Memories(ゲスト:三ツ木早苗) (インターネット番組). 株式会社コネクトハーツ. 10 December 2018.
  2. ^ a b 『海がきこえる』を読み(視聴し)なおす:その43 補論(前編)ー拓はなぜ芸術学部を選択したのか?+αー|Unknown comic story writer”. note(ノート) (2022年2月13日). 2023年9月29日閲覧。
  3. ^ a b 山崎健太郎 (2015年4月22日). “ジブリの「海がきこえる」が7月Blu-ray化。ジブリ長編全22作のBD化完了”. AV Watch. インプレス. 2022年10月24日閲覧。
  4. ^ “横浜市、第1回「映像文化都市懇話会」開催”. ヨコハマ経済新聞. (2004年8月31日). https://www.hamakei.com/headline/232/ 2022年10月24日閲覧。 
  5. ^ a b こちら電脳探偵局〜キラバグ生原画捜索隊が行く!〜』(インターネット番組)バンダイチャンネルライブ、2011年7月30日http://live.b-ch.com/