ユーコン準州

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ユーコン準州
Yukon
ユーコン準州の旗 ユーコン準州の印
準州旗 (準州章)
モットー: なし
ユーコン準州の位置
基本データ
準州の花 ヤナギラン
Fireweed
準州の木 サバルパイン・ファー
Subalpine Fir
準州の鳥 ワタリガラス
準州都 ホワイトホース
最大の都市 ホワイトホース
準州の公用語 英語仏語
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域(割合)
最高標高
(国内第9位)
482,443 km²
474,391 km²
8,052 km² (1.7%)
5,959 m
人口2011年
 - 総計
 - 人口密度
(国内第12位)
33,897
0.065 人/km²
GDP2011年
 - 州合計
 - 1人当たり
(国内第12位)
26億6,000万[1]カナダドル
7万5,141カナダドル
連邦政府加入
 - 順番
 - 加入年月日

9番目
1898年6月13日
時間帯 太平洋標準時(PST、UTC-8
太平洋夏時間(PDT、UTC-7
郵便コード
郵便番号
ISO 3166-2:CA
YT
Y
CA-YT
公式サイト www.gov.yk.ca
行政
弁務官 ダグ・フィリップス
Doug Phillips
準州首相 ダレル・パスロスキ
Darrell Pasloski:ユーコン党)
カナダ議会
 -下院議席数
 -上院議席数

1
1

ユーコン準州: Yukon Territory: Territoire du Yukon)は、カナダ準州の一つ。準州都はホワイトホース

概ね直角三角形をしており、西側はアメリカ合衆国アラスカ州と、東側はノースウェスト準州と、南側はブリティッシュコロンビア州とそれぞれ隣接している。また、北部の海岸はボーフォート海に面している。カナダ最高峰のローガン山(標高5,959m)が準州の南西部にある。

母語話者(ユーコン準州) 2006
英語
  
85.69%
フランス語
  
3.69%
ドイツ語
  
2.59%
アサバスカ諸語
  
2.17%
人種構成(ユーコン準州) 2006
白人
  
70.9%
先住民
  
25.1%
黒人
  
0.4%
その他の有色人種
  
3.6%

歴史[編集]

ユーコン北中部の辺りは最終氷期にはベーリング地峡の一部であり、氷河作用の影響を免れた。アラスカとの国境近くにあるチャーチル山火山噴火で、ユーコン南部では広範囲で火山灰が堆積した。これはクロンダイク・ハイウェイ近辺で現在でも見られる。海岸部及び内陸部のファーストネーションがまず広い範囲で交易網を構築し、ヨーロッパ人がこの地域に現れるようになったのは19世紀初頭に毛皮獲得のためであった。その後、宗教伝道団ウエスタンユニオン電報探検隊が続いた。

19世紀末に金鉱が発見されたと言う噂が伝わり、採掘者の流入で人口増加が始まった。警察も設置され、そうして1897年にはクロンダイク・ゴールドラッシュが始まった。ゴールドラッシュで人口増加したため、ユーコン地区はノースウエスト準州から分離され、1898年にはユーコン準州が設立された。

ユーコンにおける考古学上の発見により、北アメリカにおける初期の人類が居住していた証拠とされる[2]

地理[編集]

主要記事:Geography of the Yukon

カナダ最高峰のローガン山がある南西部はクルアニ国立公園・保護区になっており、世界遺産に登録されている。また、北部では夏至に一晩中太陽が沈まない白夜が見られる。ハーシェル島などの島嶼がある。

主要な都市[編集]

参照:ユーコン準州の地方行政区

など。

政治[編集]

他の準州とは違って、と同じように議会は政党制をとっている。準州は州と違って女王の名代である副総督(Lieutenant-Governor)がおらず、その代わり同等の権威を持ち連邦政府から派遣される官僚である弁務官(Commissioner)がいる。

経済[編集]

主な産業は鉱業で、亜鉛などを産する。

この準州の成立は、有名な1890年代クロンダイクゴールドラッシュに負うところがおおい。カナダの連邦政府は、1870年ハドソン湾会社からこの地域を買収すると、一攫千金を求めてやってきた探鉱者の作った地方政府の要求に応じ、1898年にノースウエスト準州からこの準州を分離独立させた。

また、近年では観光業も盛んである。

交通[編集]

ゴールドラッシュ以前も以後もユーコン川が交通の基本路となっていた。1950年代までは川船が主要交通であった。ほとんどがホワイトホースからドーソン・シティへの定期便であったが、中にはアラスカ州からベーリング海へ抜けるものもあった。ホワイトホースからアラスカ州スカグウェイへ通じる狭軌鉄道(ホワイト・パス・アンド・ユーコン・ルート)もあったが、1980年代に運行を停止。現在は観光用に夏期のみ運行している。

現在では自動車が主要交通手段で、ホワイトホースを通る「アラスカ・ハイウェイ(Alaska Highway)」、スカグウェイからドーソンまで行く「クロンダイク・ハイウェイ(Klondike Highway)」などがある。

航空路については、ホワイトホースに国際空港があるほか、どの町にも小さな飛行場があり、小型チャーター航空産業が観光や鉱業用途で栄えている。

鉄道
空港

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Gross domestic product, expenditure-based, by province and territory (2011)”. Statistics Canada (2013年11月19日). 2013年9月26日閲覧。
  2. ^ Services, Cultural. Archaeology Program. Department of Tourism and Culture. [Online] March 8th, 2011. [Cited: April 7th, 2012.] http://www.tc.gov.yk.ca/archaeology.html.

外部リンク[編集]