メグスリノキ
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紅葉したメグスリノキ
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Acer maximowiczianum Miq. |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||
| メグスリノキ(目薬の木) チョウジャノキ(長者の木) センリガンノキ(千里眼の木) |
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| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Nikko maple |
メグスリノキ(目薬の木、目薬木、学名:Acer maximowiczianum)とはカエデ科カエデ属の落葉高木である。「長者の木」や「千里眼の木」、「ミツバナ」、「ミツバハナ」とも呼ばれる。
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[編集] 特徴
日本国内のみに自生する。主に、標高700メートル付近に多く見られる。大きいものでは、樹高10mに達する。雌雄異株。葉は長さ5~13cm程度で、三枚の小葉からなる複葉。
和名は、戦国時代頃から樹皮を煎じた汁を目薬として使用すると眼病などに効用があるとする民間療法があったことに由来する。
[編集] 効用
樹皮にはロドデンドロールやエピ・ロードデンドリン、トリテルペン、タンニン、ケルセチン、カテキンなど多くの有効成分が含まれており、眼病の予防・視神経活性化・肝機能の改善などの効果があることが星薬科大学の研究により実証された。
近年の実験で肝障害防護効果[1]、アルドース還元酵素活性の阻害作用[2]、メラニン産生抑制効果[3]、抗炎症作用[4]など多くの効用が証明されているがいまだ十分な検証が行われているとはいえず効用のメカニズムは解明されていない部分も多い。
[編集] 薬用
薬用として使用する場合は春から夏にかけて採取した樹皮または小枝を日干しし、1日量15から20gを水300mLで1/3まで煎じて服用する[5]。これには独特のにおいがあり、慣れていない場合は飲みづらいとされる。
目薬として用いる場合、3から5gを煎じた汁で洗う[5]。
[編集] 文献
- 司馬遼太郎の著作『播磨灘物語』では戦国時代の武将、黒田如水の祖父が室町時代にメグスリノキを原料とした目薬を作り、巨万の財をなしたという記述がある。
- 李家正文の著作『草根木皮の博物誌』にも、メグスリノキの効用に関する記述がある。
[編集] 参考文献
- 伊沢(澤)一男『薬木「メグスリノキ」』、1995年、マキノ出版、p169、ISBN 4837610862:星薬科大学の研究。
- 「メグスリノキの薬学的研究」(星薬科大学薬用植物園公式webページ、2008年12月4日閲覧)
- 「メグスリノキ」菟田野カエデモミジ資料/写真植物園(2008年12月4日閲覧)
[編集] 脚注
- ^ 中村洋、熊沢紀子、太田節子、藤田孝、岩崎泰介、篠田雅人『ラットα-Naphthylisothiocyanate肝障害に対するメグスリノキカルスの防護効果』藥學雜誌 112(2)、115-123、19920225(ISSN 00316903)
- ^ 八並一寿、福田栄一、山口康三 他『未病対応食品としての利用が可能なメグスリノキのアルドース還元酵素阻害活性ならびに糖尿病網膜症の改善効果(特集1 第10回日本未病システム学会論文集)』日本未病システム学会雑誌 10(1)、129~131、2004(ISSN 13475541)
- ^ 秋久俊博、赤澤寛行、伴野規博『メグスリノキ樹皮およびヤマモモ樹皮由来環状ジアリールヘプタノイドのメラニン産生抑制効果(特集 最新のメラニン研究と美白剤の開発)』フレグランスジャーナル 36(9)(通号 338)、48~52、2008/9(ISSN 02889803)
- ^ 佐々木陽平、細川友和、南雲清ニ、永井正博『メグスリノキは眼の薬として有効か?』
- ^ a b 伊澤一男『薬草カラー図鑑』第2巻、1993年、主婦の友社、p196、ISBN 4-07-935311-1