ヒロ (ハワイ島)

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ハワイ島とヒロの位置

ヒロ (: Hilo) は、アメリカ合衆国ハワイ州の沿岸都市で、ハワイ島で最大の地方自治体地域である。2000年現在の国勢調査によると総人口40,759人である。

ヒロはハワイ郡郡庁所在地であり、東海岸の南ヒロ地区に位置している。ヒロはホノルルに次ぐハワイ諸島第二の港湾都市であり、ハワイ島西海岸のコナと共にリゾート地としても知られている。

手彩色絵葉書ヒロ湾明治時代

地名について定説はないが、「新月の最初の夜」か、あるいは「ポリネシア人の航海者」にちなんで命名されたものであろうといわれる。ヒロは数千種類のランの栽培地としても知られ、「果樹園の町」または「ハワイのランの中心地」の異名がある。日系人も多く居住し、市内には日本庭園で知られるリリウオカラニ公園ホノルル公園もある。

地理[編集]

Location of Hilo, Hawai‘i

ハワイ諸島の東端で最大のであるハワイ島の東海岸にあり、ケッペンの気候区分熱帯雨林気候に分類され、またアメリカ合衆国の中で最も南にある都市でもある。北緯19度42分20秒西経155度5分9秒 (19.705520, -155.085918)[1]に位置している。ハワイ諸島に北東から南西へ吹く卓越風風上にあるので同島の西海岸のコナに比べてが多く、アメリカ合衆国でもアラスカ州南東部のケチカンヤクタトに次いで3番目に降水が多い所である。

アメリカ合衆国統計局によると、このCensus Designated Place (CDP) は総面積151.4 km² (58.4 mi²) である。このうち140.6 km² (54.3 mi²) が陸地で10.7 km² (4.2 mi²) が水地域である。総面積の7.10%が水地域となっている。

人口動静[編集]

2000年国勢調査[2]で、この CDP は人口40,759人、14,577世帯、及び10,101家族が暮らしている。人口密度は289.9/km² (750.8/mi²) である。114.0/km² (295.2/mi²) の平均的な密度に16,026軒の住宅が建っている。この CDP の人種的な構成は白人17.12%、アフリカン・アメリカン0.45%、先住民0.34%、アジア38.30%、太平洋諸島系13.12%、その他の人種0.94%、及び混血29.74%である。この人口の8.78%はヒスパニックまたはラテン系である。

この CDP 内の住民は24.7%が18歳未満の未成年、18歳以上24歳以下が10.3%、25歳以上44歳以下が24.4%、45歳以上64歳以下が23.9%、及び65歳以上が16.7%にわたっている。中央値年齢は39歳である。女性100人ごとに対して男性は95.9人である。18歳以上の女性100人ごとに対して男性は91.9人である。

この CDP の世帯ごとの平均的な収入は39,139米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は48,150米ドルである。男性は36,049米ドルに対して女性は27,626米ドルの平均的な収入がある。この CDP の一人当たりの収入 (per capita income) は18,220米ドルである。人口の17.1%及び家族の11.1%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の23.5%及び65歳以上の6.7%は貧困線以下の生活を送っている。

津波[編集]

湾の構造と南米沖からの地理的関係のために、度々津波の被害に遭っている。民間伝承として、津波が山の上を越したというものが残っている。1960年チリ地震では、本震15時間後に10.5mの津波を観測し、61名が死亡した。警報は出されていたが、津波は南東方向だけに来るため自らの場所は安全だと思い込んだ見物人に、多くの犠牲者が出た。チリ地震では津波の波長が極めて長かったため、津波は後ろからも回り込んだ。

教育[編集]

ヒロは2つの高等教育施設、ハワイ大学ヒロ校及びen:Hawaii Community Collegeを含む、多数の教育施設の本拠地となっている。

観光[編集]

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]