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ヒイラギナンテン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒイラギナンテン
Mahonia japonica
Mahonia japonica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: メギ科 Berberidaceae
亜科 : メギ亜科 Berberidoideae
: メギ連 Berberideae
亜連 : Berberidinae
: メギ属 Berberis
: ヒイラギナンテン
B. japonica
学名
Berberis japonica
(Thunb.) R.Br.[1]
シノニム

ヒイラギナンテン(柊南天、学名: Berberis japonica)は、メギ科メギ属[3]常緑低木。別名でトウナンテン[4]、チクシヒイラギナンテン[1]ともよばれている。

形態・生態

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常緑広葉樹の低木[4]。古い木の幹にはコルク質がある[4]奇数羽状複葉で、互生し、小葉は硬く、ヒイラギの葉に似た粗い鋸歯とげ状となる[4]。常緑で落葉はしないが、赤銅色になる部分があり、紅葉のようになる[4]

開花時期は3 - 4月[4]先に総状花序黄色をつける[4]花弁は6枚あり、9枚の萼片も黄色であるので、全体が花弁のように見える[4]。その中にある雄しべは、昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて、花粉をなすりつける。

果実液果で、く熟す。

分布

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中国南部、台湾ヒマラヤ原産[4]。中国から日本に渡来したのは17世紀末の江戸時代といわれる[4]。人手によって植栽もされ、庭でもよく見られる[4]

人間との関わり

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公園などでよく栽培される。果実を実生として、果肉をとり、植える。果実は食用ではない。

近縁種

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ヒイラギナンテン属英語版には約60あり、中国から北米中米にかけて分布する[5]。小葉の細長いホソバヒイラギナンテンもよく栽培されている。

脚注

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  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Berberis japonica (Thunb.) R.Br.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年3月4日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Mahonia japonica (Thunb.) DC.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月25日閲覧。
  3. ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、85頁。ISBN 978-4-900358-61-4 
  4. ^ a b c d e f g h i j k 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 115.
  5. ^ Flora of China Vol. 19 Page 772 十大功劳属 shi da gong lao shu Mahonia Nuttall, Gen. N. Amer. Pl. 1: 211. 1818.

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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