ヒイラギナンテン
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ヒイラギナンテン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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Mahonia japonica
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Berberis japonica (Thunb.) R.Br.[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
ヒイラギナンテン(柊南天、学名: Berberis japonica)は、メギ科メギ属[3]の常緑低木。別名でトウナンテン[4]、チクシヒイラギナンテン[1]ともよばれている。
形態・生態
[編集]常緑広葉樹の低木[4]。古い木の幹にはコルク質がある[4]。葉は奇数羽状複葉で、互生し、小葉は硬く、ヒイラギの葉に似た粗い鋸歯はとげ状となる[4]。常緑で落葉はしないが、冬に赤銅色になる部分があり、紅葉のようになる[4]。
開花時期は3 - 4月[4]。春先に総状花序に黄色い花をつける[4]。花弁は6枚あり、9枚の萼片も黄色であるので、全体が花弁のように見える[4]。その中にある雄しべは、昆虫などが触れることによる刺激で内側に動いて、花粉をなすりつける。
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葉
分布
[編集]中国南部、台湾、ヒマラヤ原産[4]。中国から日本に渡来したのは17世紀末の江戸時代といわれる[4]。人手によって植栽もされ、庭でもよく見られる[4]。
人間との関わり
[編集]庭や公園などでよく栽培される。果実を実生として、果肉をとり、植える。果実は食用ではない。
近縁種
[編集]ヒイラギナンテン属には約60種あり、中国から北米・中米にかけて分布する[5]。小葉の細長いホソバヒイラギナンテンもよく栽培されている。
脚注
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Berberis japonica (Thunb.) R.Br.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年3月4日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Mahonia japonica (Thunb.) DC.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2021年9月25日閲覧。
- ^ 大場秀章編著『植物分類表』アボック社、2009年、85頁。ISBN 978-4-900358-61-4。
- ^ a b c d e f g h i j k 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 115.
- ^ Flora of China Vol. 19 Page 772 十大功劳属 shi da gong lao shu Mahonia Nuttall, Gen. N. Amer. Pl. 1: 211. 1818.
参考文献
[編集]- 平野隆久監修 永岡書店編『樹木ガイドブック』永岡書店、1997年5月10日、115頁。ISBN 4-522-21557-6。
- 茂木透写真『樹に咲く花 離弁花2』高橋秀男・勝山輝男監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2000年、145頁。ISBN 4-635-07004-2。
- 『樹木見分けのポイント図鑑』林弥栄総監修、講談社、2003年、116頁。ISBN 4-06-211600-6。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- "Berberis japonica (Thunb.) R. Br". Germplasm Resources Information Network (GRIN). Agricultural Research Service (ARS), United States Department of Agriculture (USDA). 2014年3月4日閲覧。
- "Berberis japonica". National Center for Biotechnology Information(NCBI) (英語).
- "Mahonia japonica" - Encyclopedia of Life
- 波田善夫. “ヒイラギナンテン”. 植物雑学事典. 岡山理科大学生物地球学部. 2014年3月4日閲覧。
- 福原達人. “メギ科”. 植物形態学. 福岡教育大学教育学部. 2014年3月4日閲覧。
- Flavon (2000年4月8日). “Mahonia japonica ヒイラギナンテン”. フラボンの山野草と高山植物の世界. 2014年3月4日閲覧。