バローチスターン州
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バローチスターン州 (Balochistan、 ウルドゥー語: بلوچستان) は、パキスタンの州の1つである。パキスタン国内では最大の面積を持つ州であり、歴史的なバローチスターンの大部分を域内に含む。州名のバローチスターンとは、「バローチ民族の居住する土地」という意味である。西側でイランと、北側でアフガニスタンと連邦直轄部族地域 (FATA)、東側でパンジャーブ州とシンド州に境を接する。南側はアラビア海に面している。州内の主要言語は、バローチ語、パシュトー語、ブラーフイー語、ペルシア語である。州都はクエッタで、州内最大の都市でもある。バローチスターンには豊富な鉱物資源が眠っていると言われる。国内への天然ガスの主要な供給地でもある。
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[編集] 地理
バローチスターン州はイラン高原の東端に位置し、西南アジア、中央アジア、南アジアの境にある。パキスタンの最大の州 (347,190 km2 ) で、パキスタンの陸地面積の42%を占める。山がちな地形と水の不足のため人口密度はきわめて低い。南部地域はマクラーン地方、中央部地域はカラート地方として知られる。
北東部にはスレイマン山脈が走り、ボーラーン峠によってアフガニスタンのカンダハールと結ばれている。クエッタより南方は人口の疎らな砂漠地帯で、ところどころ川沿いに町が点在している。
州都はクエッタで、州北東部のもっとも人口稠密な地域にある。クエッタはアフガニスタンとの国境に近い渓谷の街で、北西のカンダハールと幹線道路で結ばれている。
沿岸のグワーダルでは現在、パキスタン政府が中国の援助によって大規模な港湾を建設する計画に着手している。この計画によって、パキスタン海軍に新たな基地が提供されるとともに、現在は国内唯二の主要港であるカラーチー港、カーシム港への依存の軽減も期待されている。
[編集] 気候
北部高地の気候の特色は厳しい冬と酷暑である。南部高地の冬の気候は、北側では厳しいがマクラーン海岸近くの南側では穏やかである。夏は暑く乾燥し、特にチャガイやハーランの砂漠地帯では暑熱が厳しい。平野部では、夏は厳しく気温は日中50 °Cにも達するが、冬は穏やかで気温が氷点下になることはほどんどない。砂漠地帯では人を寄せ付けない強い砂嵐が吹くことがある。
[編集] 住民と社会
バローチスターンの人口は約8百万人である。バローチ民族が南部と東部では多数派を成すが、北部ではパシュトゥーン民族も多い。州都クエッタではパシュトゥーン民族が多数派で、バローチ民族、ハザラ民族、パンジャービー民族、ブラーフイー民族などが少数派として生活している。カラート地方をはじめ州内には、インダス文明を担ったとされる多くのブラーフイー語話者が居住している。海岸沿いには、多様なマクラーニー・バローチ民族が居住している。ペルシア語話者のデーワール民族もカラート地方やイラン国境近くの西部地域に居住している。また、パシュトゥーン人、タジク人、ハザラ人など多くのアフガニスタン難民も州内に居住している。バルチスタン分離主義運動というものもあり、バルチスタン解放軍をソ連はパキスタン政府のムジャヒディンに対抗するため、援助を行っていた。
[編集] 関連項目
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