バルログ
バルログ (Balrog) は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』や『シルマリルの物語』などの創作に登場する怪物である。シンダール語で「力の悪魔」を意味し、クウェンヤではヴァララウコ(Valarauko)と呼ばれる。複数名の総称であり、全体でどれくらい存在したのかは明らかでない。マイアールであったが、モルゴスに誘惑され、ヴァラールを離反した。サウロン、竜らとともに最も強大なモルゴスの配下として描かれている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
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概要 [編集]
バルログは、エルフの誕生以前にヴァラールを離反し、モルゴスの配下となった。 モルゴスの最初の敗北のあとは、アングバンドでモルゴスの帰還を待っていたが、ラムモスでウンゴリアントにモルゴスが襲われた際、モルゴスの叫び声を聞きつけ、ウンゴリアントを撃退した。
ダゴール=ヌイン=ギリアスでは、フェアノールの軍勢により敗走したモルゴス軍の救援としてアングバンドから出撃し、突出して孤立したフェアノールを包囲し、首領のゴスモグがフェアノールに致命傷を与えた。 ニアナイス・アルノイディアドでは上級王フィンゴンを討ち死にさせた。 ゴンドリン攻略においても活躍したが、首領のゴスモグはエクセリオンと相討ちとなり、ほかのバルログもゴンドリン十二家の公子たちに多くが倒された。トゥオルも五体のバルログを倒している。 怒りの戦いでは、ほとんどが殲滅された。
ゴスモグ [編集]
ゴスモグ (Gothmog) は、バルログの首領であり、アングバンドの総大将であった。名前が知られている唯一のバルログである。 ゴスモグはバルログを率い、フェアノール、フィンゴン、エクセリオンを殺した。 エクセリオンとの戦いで相討ちとなり、滅んだ。
ドゥリンの禍 [編集]
ドゥリンの禍 (Durin's Bane) とは、第三紀に、モリアを荒廃させ、支配したバルログである。 ミスリルを求めてモリアの坑道をドワーフはあまりにも貪欲に深く掘り進んだため、ドゥリン6世の治世に坑道の奥深くで眠っていたバルログの一体を目覚めさせてしまった。ドゥリン6世とその子ナインは殺され、モリアは荒廃して、ドワーフはモリアから逃げ去った。このため、このバルログは「ドゥリンの禍」と呼ばれている。ナインの息子スライン一世は、はなれ山エレボールを開拓し、山の下の王となった。後に、アザヌルビザールの合戦でドワーフが勝利したときも、ドゥリンの禍はモリアの中に居て、ドワーフがモリアを回復することはできなかった。
指輪戦争において、指輪の仲間がモリアを西から東へと抜けようとした際、ドゥリンの禍とオークやトロルの集団が一行を襲撃した。このバルログは、大剣と炎の鞭を振るって魔法使いガンダルフと闘った。両者ともに橋から深淵に落下したときは、水につかって火は消えてしまったが力は衰えず、締め付け攻撃に切り替えてなおも戦闘を続行した。複雑で広大なモリアの構造をすべて把握しており、撤退時には坑道の最下層から山頂に空いた窓までを駆け抜けた。最期はガンダルフと相打ちとなって滅んだ[1]。
脚注 [編集]
- ^ ガンダルフは一度死んだ後、甦った
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