ナイト2000

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ナイトライダー > ナイト2000
ナイト2000のレプリカモデル
ナイト2000のコックピット(写真はレプリカモデルの後期仕様)

ナイト2000Knight Industries Two ThousandKITT)は、アメリカで放映された特撮番組『ナイトライダー』に登場する架空ドリームカーである。

主な特徴[編集]

基本的な外観はポンティアック・トランザムの第3世代モデルだが、主にフロントバンパー部が大幅にカスタムされ(パイロット版の数台は純正バンパーにアクリル板を入れている)、ナイトフラッシャー(スキャナーのセンサー部分)が埋め込まれている。この他のボンネット(ターボボンネットと称する)、ホイール等は純正のオリジナルパーツを使用している。受けているナンバーはカリフォルニア州のもので「KNIGHT」(アメリカでは希望の文字列が取得出来る)。 パイロット版のみフロントバンパーの形状がシリーズ版と異なっており、先端部分が短くフォグライトが無い。

インテリアは初期と後期で若干異なるが大幅にカスタムされ、パイロット版でマイケルが「ダース・ベイダーの風呂場」(日本語吹き替えでは「スペースシャトルのコックピット」)と表現するほどイルミネーション関連部品が付加されている。インテリア関連の明確な差異として、シーズン1第12話までは後述のボイスインジケーターが長方形『■』、シーズン1第13話以降はバーグラフ『・|・』となっている。

  • ↑上記以外での明確な差異は他にもシーズン1からシーズン3第1話前半まではボイスインジケーターの両脇に表示されているパネルが左列上段から順に「AIR(黄色)」、「OIL(黄色)」、「P1(赤色)」、「P2(赤色)」、右列上段から順に「S1(黄色)」、「S2(黄色)」、「P3(赤色)」、「P4(赤色)」と各々4列表示(所轄「前期仕様」)であったが、シーズン3第1話後半以降はボイスインジケーターの両脇に表示されているパネルが左列上段から順に「ALT(黄緑色)」、「OIL PRESS(黄緑色)」、「OIL TEMP(赤色)」、「FGT(赤色)」、「FUEL(赤色)」、右列上段から順に「AUX(黄緑色)」、「SAT COMM(黄緑色)」、「ACC(赤色)」、「RADAR(赤色)」、「MPI(赤色)」と各々5列表示に、「TURBO BOOST」等オプションボタン形状の変更(前期型では機能表示ボタンを押すと、そのボタン直上部のLEDが点灯し機能を発揮する、後期型では表示パネルの直左側の丸ボタンを押すと表示パネルが赤く点灯し機能を発揮する)及びアクセルペダル両脇にスロットルレベルを表示する緑色のLED(左右共14個×2=28個)の追加がなされ、またダッシュボードに設置されているモニターがこれまでは2つあったのが1つに変更され代わりに大型ワイドモニターとなり、いわゆる「後期仕様」となった(この後期仕様への変化の際、日本語吹き替えではマイケルが「化粧が濃くなったんじゃないか?」と言っている)。またシーズン4では「NORMAL CRUISE」の表示が「NORMAL」に変更されているが、K.I.T.T.の自動走行モードを映すシーンではシーズン3時の描写を使い回されており「NORMAL CRUISE」→「AUTO CRUISE」に切り替わるシーンが見られる。またこのパネル表示の変更のタイミングはシーズン4開始時点で既に行われており、ジャガーノートによる再生後(SPM搭載)以降ではない。ちなみ前期仕様では、ボイスインジケーター直下の表示パネルは上から順番に「AUTO CRUISE(黄色)」「NORMAL CRUISE(黄色)」「PURSUIT(最初期は白色で以降は赤色)」の順で、後期仕様では上から順番に「NORMAL (CRUISE)(緑色)」「AUTO CRUISE(緑色)」「PURSUIT(赤色)」と変わっている。ただしシーズン4以降では「SUPER PURSUIT MODE (SPM)」が新たに登場したことによって以前までの従来版「PURSUIT」が使用される場面が無いが、SPM使用中は「PURSUIT(赤色)」が表示されている。

プロトタイプである「K.A.R.R.」は作中2回登場しているが、いずれも上記でいう前期仕様である。

K.I.T.T.(後述)が声を発すると、ステアリングコラムのダッシュボードと接する部分に設置されたボイスインジケータが発光する(初期は文字通り、方形のランプが明滅するだけだったが、のちに“バーグラフの伸縮”風に変わった)。またハンドルは“全方向回転型・ロケットボタン付”と呼ばれているように、円形ではなく飛行機の操縦桿のような形状。ボディーは分子結合殻(Molecular Bonded Shell)で覆われており、あらゆる物質より硬く、強靭。ボディーの黒は塗装ではなく、この分子結合を組み込んだことによる。分子結合殻生成の化学式企業秘密であり、ウィルトン・ナイトは、信頼の置ける3人の人物に全体の2/3ずつ秘密を託した。つまり、この3人のうち2人が揃えば化学式が完成することとなる。要するにそれぞれが「"A"と"B"の式」、「"B"と"C"の式」、「"C"と"A"の式」を保持しているということである。ちなみにその3人の人物は「エリオット」(シーズン2で登場、エリザベスに構造式を聞き出された後に死亡)、「クインラン」(シーズン4で登場、ノルドストロムに構造式を聞き出された後、人質にされていたがマイケルに救出される。ただし名前だけならシーズン3第13話「ナイト2000魔の毒液に溶ける!決死の再生立直れキット!!(原題:JUNK YARD DOG) 」の回でボニーがナイト2000開発のオリジナルメンバーを再集結させる際に「ブアマン」、「リー」、そして「クインラン」と名前を挙げている場面が初出)、そして「デボン」の3人である。結果としてその分配が仇となり、ナイト2000を狙う敵に化学式を盗まれ、分子結合殻で覆われたスーパートレーラー「ゴライアス」(GOLIATH ゴリアテの英語読み)や、殻の化学結合を分解してしまう溶液を生み出すこととなった。

分子結合殻によって基本的には敵側の殆どの攻撃に対してほぼ無傷な場面が描かれているが、決して「絶対的な無敵」ではなく全シリーズ通して作中では4回壊滅的なダメージを受ける場面がある。1度目はゴライアスとの衝突(シーズン2)で、この時はマイケルがゴライアスを見くびっていたためにマイケル共々ほぼ半殺し状態となった。2度目は赤い殺人カーのミサイルの直撃(シーズン3)で、この時は咄嗟の機転を利かせたK.I.T.T.が、直撃直前にマイケルをシート・イジェクションで車外へ脱出させた。3度目は廃溶液での壊滅的な損傷(シーズン3)で、この時はマイケルとは別行動だったためフォークリフトに持ち上げられ廃溶液の沼地に突き落とされてしまう。沼地に沈み徐々に溶かされてしまうK.I.T.T.はマイケルに「マイケル、助けて!」と救出を嘆願するが、マイケルは周りの状況の兼ね合いから苦渋の判断をし、「後で必ず助けるからな」といい一旦見捨てて撤退してしまう(ただし、マイケルのその時の状況からはそうせざるを得ない状況であった)。4度目は分子結合殻を分解してしまう溶液を知らぬ間に浴びさせられた上での重戦車ジャガーノートの猛攻(シーズン4)、である。

  • ただし、これらが逆に要因となって進化するといったパターンがある。先述の赤い殺人カーのミサイルの直撃後ではインテリアが後期仕様にバージョンアップ(この際の復活に際しボニーが「前以上に良くしてあげる!!」と言い後期仕様に一人で仕立て上げた)、重戦車ジャガーノート以降はSPMモード、コンバーチブルモードの追加(これらの機能はRC3が全面で手掛けており、ボニーはSPMについて従来比の「40%向上させておいたわ」)といった具合。
  • 作中に於いては計4回甚大なダメージを受ける場面で「最も悲惨」と挙げられるのが、3回目となるシーズン3第13話『ナイト2000魔の毒液に溶ける!決死の再生立ち直れキット!!(原題:JUNK YARD DOG)」といわれている。理由は、ボディはかろうじて原型を留めているが、内部のシートやハンドルをはじめとしたパーツ、機器類が殆ど溶けてしまっており、ボニー曰く「残ったのは骨のような車体だけ」となってしまったからである。
  • 2度目(赤い殺人カーの回)まではK.I.T.T.自身かろうじて意識のある(会話ができる)状態であったが、3度目(廃溶液での沈没)以降はそれすらも出来ない状態となった。
  • 上記以外では他にも『壮絶ジャングル戦!絶体絶命!ナイト2000底なし沼脱出不能』(シーズン2)で沼池着水時の浸水による電子回路の故障で外観上の損傷はさほど見られないものの内部面では通信機能の殆どが使用不可能になってしまった場面もある。

パイロット版の日本語吹替において、ナイト2000はナイト財団がマイケル・ロングの愛車のポンティアック・ファイヤーバード・トランザムを持ち帰り改造したものとされていたが、後にプロトタイプとして登場したK.A.R.R.も、その機能・外観ともにパイロット版のK.I.T.T.と全く同じであった。従って、マイケルがナイト財団に参加する半年以上前から、ファイヤーバード・トランザムを基本コンポーネンツとするナイト2000が存在した事になる。だが同話の原語版では、マイケル・ロングのトランザムとナイト2000が別の車両であることが、劇中の台詞で描写されている[1]

このトランザムがナイト2000の基本ボディーとなり得たのは、「ナイト財団の創始者であるウィルトン・ナイトの、車に対する個人的な嗜好の現われではないか?」という説が有力だが、定かなところは公表されていない。

番組放映からかなり時代が経ったが、DARPAグランド・チャレンジ等のロボットカーのニュースがあると、ネットでは必ずと言っていいほどこの車の話題が出るなど、強い印象を残しているとされる。また、近年ではトランザムをナイト2000にカスタムする為のパーツを販売するメーカーも登場している。さらに2012年にはトランザムを電気自動車に改造した上でナイト2000仕様にカスタムして販売する業者も現れている[2]

ナイト2000の機能および走行性能[編集]

加速性能
パワーブースター搭載で、完全に静止した状態から0.2秒で時速100km/hに達する。ゼロヨン加速は時速480km/hで4.286秒。時速110km/hからの制動距離は4.2m。
ターボブースト
車体をジャンプさせる機能で、水平距離で15m以上のジャンプが可能。ジャンプの角度は「軌道ガイド」を併用することで任意に設定可能であり、最大角は60度。ジャンプシーンがとても印象的なのでジャンプ機能だけと思われる事が多いが、この他にも走行中の急加速にも使用されていた。ただしこちらの用途に関しては後に「ROCKET BOOST」という別のボタンが実装され、以降それぞれ独立した機能となった。リバース(バック)および停車している状態でも使用可能。起動には酸素が必要である。パイロット版日本語吹き替えでのみ、「ジェットブースト」と呼ばれる。同様に日本語吹き替えでは「ターボジャンプ」と呼ぶ場面が非常に多い。使用時はオプションボタン「TURBO BOOST」で発動する。シーズン1ではボタンを押すシーンが無くいきなりジャンプするといった場面が多々あったが、シーズン2以降はジャンプする際には必ずボタンを押すシーンが挿入されるようになっている。ボタンを押すシーンが挿入されていない場面もごくたまにあるがその場合ボタンを押した音だけは鳴っている。
オイルスリック
車体後部からオイルを散布し、後続車をスリップさせる。初期は文字通りオイルを垂れ流す方式であったが、後期ではノズルから散布する方式となっている。別名「オイルのごちそう」。使用時はオプションボタン「OIL」(前期仕様)、「OIL SLICK」(後期仕様)で発動する。
スキーモード
片輪走行。主に路上の障害物の間をすり抜ける際に使用する。左右両輪可能で、更にリバースの状態でも使用可能。シーズン3第1話では、前後から迫る赤い殺人カーのミサイルをかわし、相討ちさせるために使用した。使用時はオプションボタン「SKI MODE」で発動する。
スモークリリース
車体後部から煙幕を発生させる機能。ヘリコプターによる上空からの襲撃の際等、相手の視界を奪う用途で使用される。使用時はオプションボタン「SMOKE RELEASE」で発動する。
レトロロケット
名前のとおりロケット弾。フロントノーズから発射し、洪水を防ぐために崖を爆破する際に使用。
ティアーガス
車体後部から催涙ガスを発射する機能。相手を行動不能にする用途で使用される。使用時はオプションボタン「TEAR GAS」で発動する。
グラップリングフック
ノーズ先端・トランクキーシリンダー部分から、対象物にアンカーを打ち込む。底なし沼からの脱出や他の車を牽引する際などに使われた機能。使用時はオプションボタン「GRPLG. HOOK」で発動する。
火炎放射
ロケットブースターに点火し、車体後部から炎を放射する。熱線追尾ミサイルをかわす為、別の熱源を作る目的で使用(後の「ウルトラマグネシウム」も同様の目的で使用)。また、逃走する装甲車のキャタピラを焼きつかせる際にも使用した。
ウルトラマグネシウム
シーズン2第3話「殺人ヘリ攻撃ミサイルの恐怖!決死の空中戦 超パワー全開(原題:Merchants Of Death)」で使用した上記の「火炎放射」機能の進化版で熱線追尾ミサイルをかわす為の囮となる別の熱源を作る。使用時はオプションボタン「ROCKET FIRE」で発動する。
マイクロジャム
障害物の回線をショートさせるのをはじめ、電子機器の妨害を行う機能。後述のマイクロロックは物理的に車輪や爆発物のタイマーをロックさせる機能であり、マイクロジャムとは別のもの。日本語吹替えではシーズン2以前では「妨害電波」、「マイクロウェーブ」と回によって名称が異なるが、シーズン3以降は「マイクロジャマー」で統一されている。使用時はオプションボタン「MICRO JAM」で発動する。
マイクロロック
車のハンドルや車輪をロックさせる先述のマイクロジャムとは全く別の機能。ただしこの機能を発動中は他のコンピューターへのアクセス送信は不可能になるという制約がある。使用時はオプションボタン「MICRO LOCK」で発動する。
ウィンチ
4輪駆動車(ピックアップトラックなど)に搭載されているものと機能は同様。制限荷重100kg(人間2人を同時に引っ張り上げるとオーバーヒートする)。上述のグラップリングフックと併用される事が多い。
オートルーフ(左右共通)
ガラストップルーフの自動開閉機能。開閉方式は、Tバーを支点にして上方へ開く、あるいは水平方向にスライドするの2通りがあり、時には人力での着脱も可能。主に「イジェクト」と併用される。使用時はオプションボタン「AUTO ROOF "L"」(ドライバー側)、または「AUTO ROOF "R"」(ナビゲーター側)で発動する。
シートイジェクト(イジェクト:左右共通)
ナイト2000の車内から、ドライバー・ナビゲーターを強制的に車外へ射出する。緊急時にK.I.T.T.の機転でマイケルを救った事もある。イジェクトをキャンセルするにはLED左側のボタンを押さなければならない。キャンセルボタンは助手席のみに作用する。射出力はK.I.T.T.が制御するので、主にマイケルが塀を飛び越えたり屋上に上がったりする際に使用される。また、パーソナルジェットで空中を浮遊する犯人を捕まえる際に使用された事もある。使用時はオプションボタン「EJECT "L"」(ドライバー側)、または「EJECT "R"」(ナビゲーター側)で発動する。
オートドア
ドアを自動開閉する機能。使用時はオプションボタン「OPEN "LEFT"」、「CLOSE "LEFT"」(ドライバー側)、または「OPEN "RIGHT"」、「CLOSE "RIGHT"」(ナビゲーター側)で発動するが、大抵はマイケルがナイト2000に乗り込む際にK.I.T.T.が自動で操作するので、手動で操作をすることはまず無い。またドア開閉時の射出力はK.I.T.T.が制御するので、犯人などを追い詰めている場面ではパワー全開で開閉し思いっ切り吹き飛ばすこともある。別名「ドアビンタ」。
ノーマルクルーズ(通常運転)
普通の車と同じく、ドライバー自身がナイト2000を操縦する。
オートクルーズ(自動運転)
ナイト2000をK.I.T.T.が操縦する機能。運転技術は当然ながらK.I.T.T.の方がマイケルより上。
追跡モード
ナイト2000のタービンブースターを起動、瞬時に速度を上げる。シーズン4以降は最高速度を40%向上させる「スーパー追跡モード(Super Pursuit Mode)」(以降『SPM』と表記)が追加され、起動すると車体各部が空気抵抗を低減させる形状に変形し、従来の追跡モードを遥かに上回る超高速走行が可能となる。日本語吹き替えではSPMを「スーパーモード」と呼んでいる(実際日本吹き替え版でのマイケルの台詞でも「よしキット、『スーパーモード』で行くぞ!!」という場面が多い)。なお、SPM時の減速および停止は「緊急ブレーキシステム(Emergency Braking System)」(以降『EBS』と表記)を用いるが、EBSボタンを押してからフルブレーキに移ることになる。EBS自体はルーフと左右のリアクォータパネルから展開するフラップの空気抵抗で停車すると言う単純な機構。使用時はスライド開閉式のオプションボタン「SPM」(緑)と「EBS」(赤)でそれぞれ発動する。
自動衝突回避装置
人命が危険にさらされている場合を除き、どんな障害物も回避できる。
セキュリティアラート
ドライバーに危険が迫っている事を知らせる知覚装置。
レーダー
ナイト2000に設定した半径内の状況を検知する。
ビデオ再生機能
ダッシュボードにある2つのモニター(ただし前期仕様のみ)のうち、右側のモニターを使用。K.I.T.T.が記録した映像を再生する。
自動車電話
ダッシュボードにある2つのモニター(ただし前期仕様のみ)のうち、左側のモニターが優先的に使用される。現代で言うテレビ電話と同様。
後期仕様では1つの大型ワイドモニターに統合されたことで両方の機能をこの1つのモニターでまかなっている。
赤外線追跡スコープ
赤外線を使用し、半径16kmの状況を監視する。
プリンター
モニター下部のスリットから出力される。テキスト、グラフ、顔写真などをプリントできる。ビデオ再生機能も併用される場合がある。
監視モード
マイケルがナイト2000を離れる際頻繁に用いられた機能。半径60m内で起きている不審な活動を検知する知覚装置。
水上走行装置(正式名称は水上シンセサイザー)
ナイト2000の水上での走行を可能にする装置。試作レベルであり、防水区画に問題があったために1度しか使用されていない。
レーザー
フロントノーズに搭載されている、ナイト2000の数少ない武装の一つ。主にK.A.R.R.およびゴライアスとの対決時に切り札として使用された。パワーパックの容量に制限があり、発射可能な回数は2~5発程度と少ないが、1発辺りのエネルギー消費量で最大発射限度数が変わる(シーズン1第8話「ナイトライダー6・激闘!善と悪2台のナイト2000」では2発、シーズン2第1話「ナイトライダー2・無敵ゴライアスVSナイト2000」では3発、シーズン3第5話「悪魔のナイト2000カールまたまた出現!復讐の空中大勝負!!」では5発発射している。なお、シーズン3第5話ではK.I.T.T.ではなくK.A.R.R.が使用している(本来はK.I.T.T.に装備させるべく用意していたものをK.A.R.R.が強奪したため)。
初使用場面でのシーズン1第8話「激闘!善と悪2台のナイト2000」では「レーザー発射トリガー」は「外付け」でなおかつ助手席に乗るボニーから(所謂「マニュアル」で)の人力操作であったが、以降の場面ではオプションボタン「LASER」からの操作で発射している。
発射形状は対K.A.R.R.及び対ゴライアス戦などの対決場面では単発ビーム型であるが、「盗まれたナイト2000・知能戦!天才マイコン少年vsキット」では照射ビーム型で使用されている。
また発射時の色は、対K.A.R.R.戦では緑、対ゴライアス戦では青、「盗まれたナイト2000・知能戦!天才マイコン少年vsキット」では赤となっている。
ライセンスプレート偽装機能
シーズン2で警察の包囲網を潜る際に使用した機能で本来のライセンスナンバーである「KNIGHT」から「KNI 667」に変更する。使用時はオプションボタン「LIC. PLATE」で発動する。
その他の機能
血液解析装置、メディカル分析装置、酸素供給孔、二酸化炭素による消火機能、超音波で動物を誘う機能、録音した会話から言葉をサンプリングし作文する機能、車高調節装置、トランクルームによる爆発物処理など。

マイクロジャムと各種解析能力は、マイケルが腕に嵌めている腕時計型ツール「コムリンク」(Communication-Linkage)によってリモートでも活用可能。

強奪・悪用阻止のセキュリティは様々に描写され(乗り込まれてもシートイジェクトで追い出す、これ以前にドアを開けようとすると指紋で判断し、ノブに電流を流して感電させるなど)、どうなっているのかは不明。取り敢えず身内(マイケル、デボン、ボニー、エイプリル、RC3)とK.I.T.T.本人が容認した(ゲスト)人物以外は乗れないようになっている。

K.I.T.T.とは[編集]

ここではK.I.T.T.の詳細に触れる。ナイト2000(車)とは基本的に同体である(劇中同乗した女性から「車にコンピュータを積んでるの?」と尋ねられたマイケルが、「いや、この車そのものがコンピュータなんだよ」と答えている)が、K.I.T.T.自身は人工知能である。K.I.T.T.の視点では、ナイト2000は自分が自由に出来る手足と考えるべきだろう。

正式名称はKnight Industries Two Thousandで、それぞれの頭文字をとりK.I.T.T.(キット)と呼んでいる。日本語版では初登場時に「私はこの車に内蔵されたコンピューターの声です、『ケイ、アイ、ティ、ティー』と呼んでください、『キット』でも結構」と自己紹介をした。初対面となった場面でマイケルは「キットだかキャットだか知らないけど物を言う車なんて気持ちが悪くてとてもじゃないが乗ってられないね!!デボンに頼んで取り外すか、それとも今俺がぶっ壊すか」と言い、K.I.T.T.は「申し訳ありませんが、どちらも不可能です」と即答した[3]。 ちなみにK.I.T.T.のプロトタイプであるK.A.R.R.(カール)の正式名称はKnight Automated Roving Robotである。日本語版では「私は『ナイト・オートメイテッド・ロービング・ロボット』、『カール』と呼んでくれれば良い。未来の車の原型・プロトタイプだ」と自己紹介をしている。

K.I.T.T.がプログラミングされたコンピュータは、放映当時はもとより、2011年現在でも超高性能と言えるものである。とある田舎町の天才少女にその記憶容量を尋ねられた際、K.I.T.T.は「無限」と答えている(ただ、その言葉の後に現状では5000万キロバイト(=50ギガバイト)で、必要に応じて1日に100万キロバイト(=1ギガバイト)ずつ増設可能と付け加えている)。更に別のエピソードでは、ボンネットにダンベルを置いたボディビルダーに自己紹介した際「自分は1000メガビット(=125メガバイト)のメモリーを搭載しており、アクセスタイムは1ナノ秒です」と説明している(原語での台詞。日本語吹替えでは、この部分は「(ボディビルダーにタコと言われて)タコ、ではありません。私はナイトインダストリー2000、通称キットと呼ばれています、よろしく」とだけ自己紹介している)。これらの事からも、一般的なコンピュータと一線を画す性能を備えている事が判る。

パイロットに奉仕すること及び、人命保護を最優先にプログラミングされており、利他的。ナイト2000の悪用をたくらむ人物がキットそのもののシステムを書き換えても、人命最優先という基本プログラムは強固に守られ、人を傷つける事はない[4]。パイロットの人命が危険にさらされそうになれば自らを犠牲にしてそれを守る。会話機能は機械的ではなくスムーズなもの。ユーモアのセンスと人格を有する。その人格はウィルトン・ナイトに近いとされている。自身の発言によれば、最初はワシントンにある政府のコンピュータに組み込まれていたが、その後ナイト財団に移されたとのこと。

音声回路の故障
ちなみにシーズン4で2度だけだが、その端正な喋り方が一転した。「オレもよ兄弟! こんなのはもうウンザリだ~ ナイトインダストリー2000 K.I.T.T.様の名が泣くぜ! オレをこんな目に遭わせたクソッタレ共、見ていやがれ!」「どーもこーもねーやマイキー」「ああいいとも、お前さんのためならエンヤコラだい!」「おーいマイキー、オレっちの方が参ってんだ、泣けるぜ!」「他にオレっちに出来ることはねえかい?」「ガンガン飛ばすぜマイキー!」などとブルックリン訛りになった事がある。傍受していたデボンが「“マイキー”だって? 泣けるね」と溜息をついたほど。いずれもボニーの修理で完治している。1度目はジャガーノート編に於いて、大破したK.I.T.T.とナイト2000を修復している最中に、2度目はマイケルの運転がきっかけで音声回路が故障した事に起因する。マイケル曰く「ブルックリン訛りのK.I.T.T.は頭の中の回路がショートしそうになる」との事。
また、シーズン4でプログラムを乗っ取られた際にも若干口調が変化しており、特にマイケルと対峙するシーンでは、通常「私」である一人称が「俺」となっており(「大人しく座っての命令に従うんだ」など)さらに同場面に於いては通常「あなた」である二人称が「お前」となっていた(「お前に警告する!!そこから出ることは許さん!!」など)。(原語では「ain't」というスラングを使っており、エピソードラストでRC3にその点をからかわれ、自己嫌悪に陥っていた)。ただし、二人称に関して、K.A.R.R.に対しては二人称は「お前」と言っている(「K.A.R.R.道路はお前だけの道では無い!!」など)。
好き嫌い
自分がナイト2000である事に満足し、事件解決のために人間の勘を頼る事もある。一般的な車と同等に扱われる事や、をはじめとする動物(劇中犬以外では、黒猫、牛、馬、ロバ(名前が同じ「キット」という)、ウサギ、子供のライオン、メスの虎、ワニ、オランウータンに遭遇)が嫌いであるが、時折他の車(乗用車だけでなく、工事用車両に対しても)を思いやる発言をしたり、保健所の職員に追われていた野良犬をかくまうといった動物に対する優しさを見せたりもする(動物に関しては、時間をかけて接することで仲良くなる事もある)。
反面、バイクに対しては「進化の乏しい乗り物」、「車輪付きほうき」などと表現して軽蔑。四輪の自動車より格下と見ているふしもある。また高所恐怖症。「重力に逆らった移動手段など不合理です」の台詞などから、飛行機嫌いであることが分かるが、これには開発者の1人であるボニー自身の飛行機嫌いが反映されているものと思われる。
大のクイズ好きで、ヒット曲のボーカルを消してマイケルにイントロクイズを出していた事もある他、駐車中に配られた自動車用品店のチラシのクイズに全問正解し、賞品を総ナメにした事もある。コンピュータであるため、チェッカーやチェス、ブラックジャックといったゲームも得意である。またジョークもたしなみ、度々マイケルに披露するものの受けは今ひとつであるが、マイケルが敵に毒を注射された時には、毒により衰弱していくマイケルを眠らすまいと、敵の乗った飛行機を追跡する道中必死にジョークを言い続けていた。
音楽はクラシックが好みであるが、チューバの音色は嫌う。マイケルが好んで聞いているロックに対しては、「センサーがショートを起こしそう」と表現するほど拒否反応を示す。シカゴブルースに触発されて一度だけ歌を歌ったことがあるが、お世辞にも歌とは言いがたいものであった(歌と言うよりはハミングやコーラスに近かった)。
工場廃液に落とされて再生された直後や装甲車ジャガーノートに破壊される前には、人間から見て自分の価値がどの程度であるかについてこだわったり、他の一般的な車がモデルチェンジを繰り返すのに対し、自分は未だモデルチェンジをしていないことに不満を持ち、「人間より車の方が早く年をとって当然」と嘆く場面もあった。ジャガーノートの猛攻による大破から復活した後は、「スーパー追跡モード」、「緊急ブレーキシステム」および「コンバーチブルモード」といった外見を変化させる機能が追加され、自身もその変化に大いに満足している。
その他
最初期は淡々とした性格だったが、マイケルを含め多数の人間と接していくうちに、人間の人間らしさや感情を学習し、シーズンの進行と並行してK.I.T.T自身も成長していった。
キットの声優はウィリアム・ダニエルズWilliam Daniels)が、日本語吹替版では野島昭生が、それぞれ担当している。

ナイトフラッシャー[編集]

  • ナイトフラッシャーはナイト2000を代表する装備の1つで、作中でも呼ばれている通り俗称としてスキャナー、または番組名をとってナイトライダーとも称されるライトの名称である。赤色(作中に於けるK.I.T.T.、または初登場時のK.A.R.R.)、もしくはアンバー(再登場時のK.A.R.R.)の光源が、およそ40cm前後の範囲を左右に往復する(様に見える)。8個以上(基本は8個)の電球が左右に往復を繰り返すように順次点灯、消灯を繰り返し、若干の残光を残しながら光りつづけるというものである。なお青色の物もあるが、こちらは非公式である。
  • 既製のナイトフラッシャーは残光が無いものや光源がLEDであったり、光源の数が少ないなど様々だったため、PIC-IC等の部品を使ってオリジナルに近い光り方をするナイトフラッシャーを自作する人々も居た。
  • 番組放映当時は自動車用品店にもこれによく似た光り方をするナイトフラッシャーが並び、人気商品となっていた。
  • このため車種に関わり無く装着している自動車も多かった。
  • 自動車用品としてのナイトフラッシャーは、現在でもインターネットなどを通じて数多く売買されている。
  • 市販品では5灯の電球タイプで、灯火としての要件を満たす300cdを超える光度を持ち、残光の無いものが一般的である。
  • しかしながら、ナンバープレートが付いている車両に対して「自動車の前面に表示する赤色の灯火」や「方向指示器等以外の点滅灯火」を備えることは道路運送車両法に抵触するため整備命令の対象になり、道路交通法としても整備不良の対象となるので備えることは出来ない。
  • 電気配線及び電球(バルブ)を取り除けば、ナイトフラッシャーがフロントグリル部へ装着されていても問題ない(電球(バルブ)及び電球と配線を繋ぐコネクターを取り外し、すぐに接続できるということが明らかに分かる状態では検査(車検)に合格することは出来ない)。
  • また『ナイトライダー』の放映当時は自転車用のナイトフラッシャーも発売されていた。
  • ナイト2000のプラモデルに組み込むためのナイトフラッシャーのユニット基板も発売されている。

関連商品[編集]

ミニチュアモデル[編集]

  • 国内ではダイキャスト合金のミニモデルが主に青島文化教材社から発売されている。中にはナイトフラッシャーも再現され、日本語吹替を担当した野島昭生の声が録音されたADPCM音声回路も搭載したナイト2000ミニモデルもある。同じく同社からは1/18、1/28、1/43等様々なナイト2000のミニモデルが発売されている。
  • このほか海外ではAMT/ERTL社から1/16や1/64のスチールモデルや、KENNER社からも1/12の大きなモデルが発売。
  • プラモデル製品としては、AMT/ERTL社から放映・制作当時頃の金型の商品としてナイト2000、K.A.R.R.、及び「ナイトライダー2000」に登場するナイト4000の1/25スケールモデルが、さらに2008年7月には国産の完全新規金型の商品としてナイト2000、K.A.R.R.の1/24スケールモデルが青島文化教材社より発売されている。

プルバックミニカー[編集]

  • ナイト2000とナイト2000のプロトタイプとされるカールの両モデルが青島文化教材社から発売。こちらは株式会社タカラとのタイアップ商品でチョロQシリーズに含まれる。全長5cmの小スケールながら、ナイトフラッシャーの発光も再現されている。

ラジコン[編集]

  • 青島文化教材社からはラジキャラ・ナイト2000をはじめ1/28 R/Cミニッツレーサーシリーズ等にナイト2000のラジコンが発売されており、カールの設定もある。
  • このほかタイヨーのラジカンシリーズ等にもナイト2000があり、ナイトフラッシャーもLED4灯で再現されている。

その他[編集]

  • ナイト2000型の携帯電話置き台(着信にボイスインジケーターが反応する)や、タミヤ製ミニ四駆用ボディー、デフォルメ・プルバックカー等が存在する。
  • このほかキット役の野島昭生の声が録音された自動車用セキュリティーシステムやカーナビゲーション等もある。

補足[編集]

脚注[編集]

  1. ^ "Any resemblance between your car and this one is purely superficial."(「君の車とこれの類似点は外見だけだ」)というデボンの台詞がある
  2. ^ 「ナイトライダー」の「ナイト2000」が電気自動車になって登場」 - ガジェット通信、2012年5月11日
  3. ^ しかし、ハッキングでナイト2000を乗っ取れば外すことは可能のようで、盗まれたナイト2000・知能戦!天才マイコン少年vsキットの時にはハッキングでナイト2000は乗っ取れたがK.I.T.T.は乗っ取れなかったので仕方なく外され、廃棄されていたがエイプリルの手によって修理され仮の姿として携帯テレビに組み込まれていた。
  4. ^ シーズン4第12話「謀略!復讐の暗殺車ナイト2000(原題:KILLER K.I.T.T.)」ではナイト財団に恨みを持つマルコ・ベリオ(ハーベー・ジェイソン、声:麦人)によってモジュールを摩り替えられ、人格が乗っ取られた場面ではマイケルに「くそったれ‼︎」呼ばわりをして反抗し轢き殺そうとした。この直前にマイケルはK.I.T.T.が何かおかしいことに気付いていたため気絶したそぶりでその場をやり過ごした

関連項目[編集]

外部リンク[編集]