セイント 天国野郎

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セイント 天国野郎
ロジャー・ムーア(左)とゲストのアール・グリーン(1966年)
原案 レスリー・チャータリス
出演者 ロジャー・ムーア
テーマ曲作者 エドウィン・アストレイ (モノクロ)
エドウィン・アストレイ、レスリー・チャータリス (カラー)
作曲 エドウィン・アストレイ
国・地域 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
シリーズ数 6
話数 118話 (71話 モノクロ、47話 カラー)
各話の長さ 50〜51分
製作
製作総指揮 ロバート・S・ベイカー、モンティ・バーマン (モノクロ)
プロデューサー ロジャー・ムーア
製作 Tempean Films for ATV (モノクロ)
Bamore for ATV (カラー)
放送
放送チャンネルITV
放送期間1962年10月4日 (1962-10-04) - 1969年2月9日 (1969-2-9)
番組年表
関連番組テンプラーの華麗な冒険
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セイント 天国野郎』(セイント てんごくやろう、原題:The Saint)は、1962年から1969年までイギリス・ITCで制作され、ITVで放送されたテレビドラマ。全6シーズン、118回。

レスリー・チャータリスの冒険小説のテレビドラマ化[1]。主演はロジャー・ムーア

オープニング・ナレーションは、「東にスパイあれば飛んで行って国際陰謀を裁き、西に正体不明の怪獣出れば鮮やかな科学捜査でねじ伏せる。警察なんかてんでお呼びじゃない。でも美人だったら大歓迎。粋でスマートで腕力はめっぽう強く、事件の現場に残す天使のいたずら書き。だから人呼んで天国野郎。それが現代のヒーロー、サイモン・テンプラーだ」。

日本では、モノクロ版が1965年2月15日から10月11日まで日本テレビで放映された(全28回)[2]。その後、カラー版を毎日放送が放映した。

あらすじ[編集]

善人からは盗まず、悪をくじく活躍を見せ、犯行現場に指紋一つ残さず、12人の使徒の落書きを残すことから、“セイント”=聖者と呼ばれる神出鬼没の大怪盗サイモン・テンプラーが、世界を股にかけて活躍する。

キャスト[編集]

エピソード[編集]

# サブタイトル[3]
1 謎の失踪
2 ネス湖の怪獣
3 スパイはリモコンで消せ
4 魔の洞窟
5 紳士はライオンがお好き
6 超音速で脱出せよ!
7 モデルとダイヤと殺人と
8 スピードに燃える女
9 殺しのテクニック
10 南海の秘宝
11 現金はお望み次第
12 嘘でごめんなさい
13 サイモンとデリラ
14 殺しはパリで
15 スパイ脱出作戦
16 地獄への片道切符
17 美女と革命
18 美しき仮面
19 スキャンダルで消せ
20 女王陛下危機一髪
21 お嬢さんの危険な商売
22 イスタンブールの出来事
23 天使の目を狙え
24 帰って来た亡者
25 芳しき罠
26 復讐の鉱山
27 ベニスに散った復讐の花
28 機密文書を追え
29 復讐は殺しで
30 教授と娘

続編・リメイク[編集]

1978年から1979年まで、続編『テンプラーの華麗な冒険』(Return of the Saint)が制作された(全24回、日本でのテレビ放映はテレビ東京)。ただし、主演はロジャー・ムーアではなく、イアン・オギルビーがつとめた。

1997年には、フィリップ・ノイス監督、ヴァル・キルマー主演でリメイク映画『セイント』が制作された。

2017年には、サイモン・ウェスト監督、アダム・レイナーエリザ・ドゥシュク等が出演、ロジャー・ムーアが関わるリメイク作品『ザ・セイント』も制作された。

脚注[編集]

  1. ^ Leslie Charteris Dies; Mystery Writer Was 85”. The New York Times (1993年4月18日). 2015年10月9日閲覧。
  2. ^ カラー版を放送したとする記述がネット上に散見されるが、NTVでの放送期間にはまだカラー版は制作されていないので完全に誤りである。
  3. ^ エピソードリスト”. スーパーチャンネル(スーパー!ドラマTV). 2023年12月27日閲覧。

外部リンク[編集]