EE-11 (装甲車)
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(ウルツから転送)
基礎データ | |
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全長 | 6.15m |
全幅 | 2.85m |
全高 | 2.125m |
重量 |
11t(車体のみ) 14t(戦闘重量) |
乗員数 | 2名 + 兵員11名 |
装甲・武装 | |
装甲 | 6 - 12mm |
主武装 | M2 12.7mm重機関銃 |
機動力 | |
速度 | 105km/h |
エンジン |
デトロイトディーゼル 6V-53T 6気筒液冷ディーゼル 260hp |
懸架・駆動 | 6x6 |
EE-11 ウルツ(ポルトガル語: Urutu、ブラジルに生息する蛇の一種。詳細はen:Bothrops alternatusを参照のこと)は、ブラジルのEngesa社が設計した装甲兵員輸送車である。
概要
[編集]EE-3 ジャララカ装甲車の後継として1970年から開発された。EE-11装甲車はその部品の多くに民生品を流用しており、コンポーネントの多くは同じEngesa社が設計したEE-9 カスカベル装甲車と共通化されている。74年から生産が開始され、90年までに1719輌が生産されている。
EE-11装甲車は(EE-9装甲車とともに)、主にラテンアメリカや中東、アフリカなどの第三世界諸国に輸出された。イラン・イラク戦争などで実戦投入され、ソ連製のBTR-60やBTR-70とほぼ同等の能力を持ちながら運用コストが安いことを証明した。
現在、ブラジル陸軍の保有するEE-11装甲車は、2012年からの配備を予定しているVBTP-MR グワラニ装甲兵員輸送車の配備までの埋め合わせのために、サンパウロ工廠において近代化改修が行われている。
退役の理由としては、現用の徹甲弾に対する防御力がないことが考えられるが、現在でもブラジル陸軍は国際連合ハイチ安定化ミッションにEE-11を多数投入している。
採用国
[編集]- ブラジル - 723両(陸軍と海軍)
- イラク - 148両
- アラブ首長国連邦 - 132両
- ヨルダン - 82両
- コロンビア - 56両
- リビア - 40両
- ベネズエラ - 38両
- チリ - 37両
- エクアドル - 32両
- アンゴラ - 24両
- チュニジア - 18両
- スリナム - 16両
- ボリビア - 12両
- パラグアイ - 12両
- ガボン - 11両
- ジンバブエ - 7両
関連項目
[編集]外部リンク
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