しきしま
| 艦歴 | |
|---|---|
| 建造者 | {{{建造者}}} |
| 運用者 | {{{運用者}}} |
| 計画 | |
| 発注 | 1990年 |
| 起工 | |
| 進水 | |
| 竣工 | |
| 就役 | 1992年 |
| 退役 | |
| 除籍 | |
| 除籍後 | {{{除籍後}}} |
| その後 | 就役中 |
| 母港 | {{{母港}}} |
| 主要諸元 | |
| 艦種 | {{{艦種}}} |
| 艦級 | {{{艦級}}} |
| 排水量 | 総トン数:7,175 t
基準:6,500 t |
| 全長 | 150.0m |
| 全幅 | 16.5m |
| 深さ | {{{深さ}}} |
| 高さ | {{{高さ}}} |
| 吃水 | 9.0m |
| 機関 | ディーゼル×4基, 2軸推進 |
| 機関出力 | {{{機関出力}}} |
| 速力 | 25kt |
| 燃料 | {{{燃料}}} |
| 航続距離 | 20,000nmi |
| 潜航限界深度 | {{{潜航限界深度}}} |
| 乗員 | |
| 搭載量 | {{{搭載量}}} |
| 兵装 | 35mm連装機関砲×2基
20mm機関砲×2基 |
| 艦載機 | AS332L1ヘリコプター×2機 |
| 艦載機 | {{{艦載機}}} |
| 搭載総数 | {{{総搭載機数}}} |
| 飛行甲板 | {{{飛行甲板}}} |
| C4I | RFS射撃指揮装置 |
| レーダー | OPS-14対空捜索 |
| ソナー | {{{ソナー}}} |
| 探索装置・ その他装置 |
{{{探索装置}}} |
| 電子戦・ 対抗手段 |
{{{電子戦}}} |
| 愛称 | {{{愛称}}} |
| モットー | {{{モットー}}} |
| その他 | {{{その他}}} |
しきしま (JCG Shikishima、PLH31) は、海上保安庁が保有する世界最大の巡視船である。その大きさは海上自衛隊のイージス艦こんごう型護衛艦にも迫るサイズで、はたかぜ型護衛艦とほぼ同じである。公称船型はヘリコプター2機搭載型。就役は1992年。
目次 |
[編集] 開発の経緯
しきしまは、1992年に予定されていたイギリス・フランスから日本までのプルトニウム運搬船護衛用として1990年度予算で開発された。
しきしまの開発自体は比較的スムーズであったが、開発前に護衛に海上保安庁の巡視船を使用すべきか、海上自衛隊の護衛艦を使用すべきかで議論となった。
当初から、航続距離や法的な問題から護衛船には海上保安庁の巡視船使用が予定されていたが、一部の議員や世論から巡視船では攻撃力不足であるため、万が一のことを考えて護衛船には強力な武装を持つ海上自衛隊の護衛艦を使用するべきという意見が出てきた。巡視船が理想か、護衛艦が理想かはマスコミでも騒がれ、更に日本国内だけにとどまらずアメリカなどでも話題となったが、最終的にはアメリカ軍から偵察衛星による航海の安全を守るための情報支援が得られることになったことと、現実的に考えて巡視船では攻撃力不足と言うものの巡視船で対応出来ない攻撃を仕掛けてくる敵はありえないと考えられ、総理大臣も護衛艦の使用は検討していないと明言したため、予定通り巡視船を新規で開発し、それを使用することとなった。
1992年に護衛任務を行う予定であったため、しきしまの開発は急ピッチで進められ、就役直後の1992年11月に最初にして最後の護衛任務を行った。
[編集] 特徴
しきしまはプルトニウム運搬船護衛用に建造された巡視船であり、他の巡視船とはかなり異なる点が多い。
プルトニウム運搬船はその性質上テロリストに襲撃される可能性が他の船舶に比べきわめて高く、高純度のプルトニウムを略奪され核テロに使用された場合の被害も計り知れない。そのため、護衛用の艦船には根本的に襲撃される危険性を下げるために、途中寄港の必要がない長い航続距離と、万が一襲撃された際にもプルトニウム運搬船を守れるだけの高い攻撃能力が必要とされた。
しきしまの航続距離は20,000海里以上と非常に長く、ヨーロッパから日本までオーストラリア南部回りで寄港無しで航海することが出来る。構造は海上保安庁所属の巡視船では唯一の軍艦構造で、多数の水密区画に分けられている。更に、大型であるため携帯用のミサイルやロケット砲(RPG-7)数発程度に耐えられると考えられる。兵装は35mm連装機関砲2基と遠隔操作式の20mm機関砲 2基(九州南西海域工作船事件で活躍したJM61-RFS Mk.2の原型機)に加え、巡視船では唯一、海上自衛隊のはつゆき型護衛艦などでも現役で使用されているOPS-14二次元対空レーダーも備えている。これによりレーダー誘導(FCS)・センサー誘導(RFS)による精密な対空・対水上の射撃が可能とされ、テロリストや海賊が使用するであろう小型高速船や民間用航空機による攻撃を打ち砕くには十分な、全天候型の対テロ戦闘能力を備えている。ただし、海上保安庁は榴弾やVT信管を保有していないため、仮に全力射撃を行っても威力は極めて限定的なものに抑えられる。
また、大型のAS332ヘリコプターを2機搭載しており、それを使用することによって周辺海域の哨戒を行なうことが出来る。しきしま所属のヘリは武装こそないものの、防弾仕様になっているため小銃程度で撃墜されることはない。
しきしまは襲撃されても戦えるだけの武装を有しているが、国内法により海賊船・テロ容疑船舶に対して先制攻撃することが厳しく制限されていることから、漁船を偽装した工作船や海賊船の急襲を受けた場合、大きな損害を受ける恐れがある。これに備えて、襲撃に対する備えが徹底されている。まず、襲撃される可能性を最小限にするため、プルトニウム運搬船護衛任務の場合、途中寄港することはなく、細かい航路や日程は一切機密である。また、万が一襲撃され、敵が内部に乗り込んできた場合でも船をシージャックされることがないよう、内部構造は国会議員と乗組員以外には完全に非公開で、内部構造を把握されることを防いでいる。更には、小銃などで武装している特別警備隊を乗船させて不測の事態に備え(警護対象のプルトニウム運搬船にも、武装した海上保安官を警乗させる)、他国のスパイが乗員に接触して内部構造の情報を漏洩されることを防ぐため、しきしまの乗員の名前は、船長ら数名の主要乗組員を除いては海上保安庁職員名簿にも掲載されていない。さらに、就役当初は総トン数と全長以外の性能諸元は一切発表されなかった(現在は上記の通り幾つかのデータが公表されている)。
現在は、プルトニウム運搬船護衛任務以外にも、その戦闘能力や航行性を生かして、中国や台湾との緊張が強まっている尖閣諸島周辺海域の警備業務に当たっている他、日本の治安機関を代表して東南アジア諸国に毎年のように赴き、シンガポールやインドネシアなどと合同での海賊対策訓練などを行なっている。
2009年6月18日の国会質疑によると建造費は約350億円。
[編集] 軍艦との相違点
本船は巡視船であり、軍艦ではないため軍事的に以下の点が運用上のおもな問題点とされる。
- 軍艦と異なり、武器の使用が正当防衛と緊急避難に限られる(自衛隊も同様)ため、テロリストに対しての抑止力が低い。
- データリンクを装備しておらず、テロ攻撃などの軍事情報を友軍から得ることが難しい。
- 上記に付随して、軍事用の暗号通信、敵味方識別装置がなく友好国の軍事協力を得にくい。
- 戦術航法装置を装備しておらず、搭載ヘリの運用能力は低い。
- 主機をディーゼルエンジンとしているため、緊急時の急加速力が護衛艦のガスタービンエンジンに劣る。
- 護衛艦よりも定員が少なく、長期運用能力ならびに24時間体制での即応能力が低い。
- 本船は、同型船をもたない特殊船である。このため乗員の教育訓練や後方支援体制を充実させることができず、運用するならば、有事の際のごく一時的な状況に限られる。
- 軍艦ではないため、他国の軍港に入港する場合は制限がかけられ、テロ攻撃によって損傷した場合に友好国の支援を受けにくい。
[編集] 同型船
- PLH 31 しきしま
- 建造:IHI東京工場
- 所属:第三管区海上保安本部 横浜海上保安部
[編集] 同型船の建造計画
2009年7月7日、海賊対処法の成立や貨物検査法案が審議されるにあたって、各種任務は海上保安庁が一義的役割を負うこととなり、航続距離が長く遠洋での長期活動が可能である本船型を新たに2隻建造する計画が内定した。ただし計画年度に20年以上もの開きがあることから、船首とヘリコプター格納庫上にある35ミリ機関砲をひだ型巡視船と同型の40ミリ機関砲に変更するなど、各所に改正が加えられた準同型船になると見られる。平成22年度予算で1隻の建造が承認され、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドに発注された[1]。2013年(平成25年)に竣工の予定[2]。
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 海上保安庁から平成22年度ヘリコプター搭載巡視船を受注
- ^ 時事通信遠洋型巡視船2隻の建造計画内定=海賊対処、船舶検査に活用-海保2009年7月7日
[編集] 外部リンク
- PLH31しきしま(2004年版海上保安リポート資料編)
- http://www.sankaikan.com/mokeisen.html (1/30スケール(全長5m) ラジコン しきしま)
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