さるぼぼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さるぼぼのストラップ
さるぼぼの棚(飛騨国分寺)
さるぼぼは、飛騨高山など岐阜県飛騨地方で昔から作られる人形。
目次 |
[編集] 解説
飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味である。災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われている。近年では、土産として飛騨地方の観光地で多く見られる。 よく見かける基本形は、赤い体に赤く丸い顔(目鼻口は省かれる)、赤い手足(指は省かれている)、黒い頭巾と黒い腹掛け(いわゆる「金太郎」)を纏い、座って足を前に投げ出しているか両足を広げ、両腕を上げて広げた(いわゆる万歳の)姿である。 近年では赤以外に黄色や緑色などさまざまなカラーバリエーションが見かけられるようになった。
[編集] 類例
庚申堂や付近の家の軒先に猿をかたどった人形を吊す例が見られるが、さるぼぼとは異なり体を屈曲させ頭を垂れた姿勢である。猿の吊し人形には、以下のようなものがある。
[編集] その他
- 2007年に飛騨のさるぼぼ製造協同組合により「飛騨のさるぼぼ」として地域団体商標に登録された。
- 飛騨国分寺の庚申堂の横には2007年にさるぼぼのなで仏(赤御影石の石像、高さ1m、幅約50cm)が建てられ、さるぼぼ人形の供養が年に1度行われる。

