「一意性 (数学)」の版間の差分
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2022年5月29日 (日) 09:18時点における版
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一意性(いちいせい、英語: uniqueness)とは数学分野において、注目している数学的対象が「存在するならばただ一つだけである」或いは「ただ一つだけ存在している(つまり「存在して、かつ、存在するならばただ一つだけである」の意)」という性質である。
これら二つの主張は論理的な意味が異なるが、文脈によってどちらの意味かは異なる。
たとえば群論における「逆元の一意性」は前者の意味で証明されるし、整数論における「素因数分解の一意性」は後者が成り立つことを主張している。
参考文献
- スティーヴン・コール・クリーネ (1952). Introduction to Metamathematics. Ishi Press International. pp. 199
- ピーター・B・アンドリュース (2002). An introduction to mathematical logic and type theory to truth through proof (2. ed.). Dordrecht: Kluwer Acad. Publ.. pp. 233. ISBN 1-4020-0763-9