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* 第1回(1889年) - [[キログラム]]を、[[白金]]と[[イリジウム]]の合金である国際キログラム原器の質量と定義し、国際キログラム原器を[[国際度量衡局]](BIPM)が保管することが決定された。[[メートル原器|国際メートル原器]]も承認された。 |
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* 第3回(1901年) - [[リットル]]が1キログラムの水の体積と再定義された。キログラムが[[質量]]の単位であることを明確にし、「標準重量」と[[標準重力加速度]]を定義し、重力の単位にはグラム重(重量グラム)を使用すべきとして、その定義を明確にした。 |
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* 第4回 |
* 第4回(1907年) - [[カラット]]を 200 ミリグラム とすることが承認された。 |
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* 第5回 |
* 第5回(1913年) - [[国際温度目盛]]が提案された。 |
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* 第6回 |
* 第6回(1921年) - メートル条約が改正された。 |
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* 第7回 |
* 第7回(1927年) - 電気・磁気諮問委員会(CCE)が創設された。 |
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* 第8回 |
* 第8回(1933年) - 電気の絶対単位の必要性が確認された。 |
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* 第9回 |
* 第9回(1948年) - [[アンペア]]、[[クーロン]]、[[ファラド]]、[[ヘンリー]]、[[ジュール]]、[[ニュートン (単位)|ニュートン]]、[[オーム]]、[[ボルト (単位)|ボルト]]、[[ワット]]、[[ウェーバ]]が定義された。3種類の名前の候補の中から[[セルシウス度]]が選ばれた。リットルの単位を小文字の"l"とすることが採択された。[[小数点]]の表記にコンマとピリオドの両方が承認された。[[ステール]]と[[秒]]の記号が変更された<ref>[http://www1.bipm.org/jsp/en/ViewCGPMResolution.jsp?CGPM=9&RES=7 Writing and printing of unit symbols and of numbers*]</ref>。 |
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* 第10回 |
* 第10回(1954年) - [[ケルビン]]、[[標準大気圧]]が定義された。[[メートル]]、[[キログラム]]、[[秒]]、アンペア、[[ケルビン|ケルビン度]]、[[カンデラ]]を基本単位とする[[国際単位系]]がスタートした。 |
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* 第11回 |
* 第11回(1960年) - メートルが、光の波長に基づいて再定義された。[[ヘルツ]]、[[ルーメン]]、[[ルクス]]、[[テスラ (単位)|テスラ]]が採択された。新しい国際的な単位系の略称を、「{{lang|fr|'''Système International d'Unités'''}}」の頭文字から'''SI'''とした。接頭辞[[ピコ]]、[[ナノ]]、[[マイクロ]]、[[メガ]]、[[ギガ]]、[[テラ]]が承認された。 |
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* 第12回 |
* 第12回(1964年) - [[リットル]]の定義が元の1 d[[立方メートル|m<sup>3</sup>]]に戻された。接頭辞[[アト]]、[[フェムト]]が承認された。 |
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* 第13回 |
* 第13回(1967年) - 秒がセシウム原子の振動に基づいて再定義された。ケルビン度をケルビンに改称した。カンデラが再定義された。 |
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* 第14回 |
* 第14回(1971年) - 新しい[[SI基本単位]]である[[モル]]を定義した。[[パスカル (単位)|パスカル]]、[[ジーメンス]]を採択した。 |
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* 第15回 |
* 第15回(1975年) - 接頭辞[[ペタ]]、[[エクサ]]が承認された。[[グレイ (単位)|グレイ]]、[[ベクレル]]が採択された。 |
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* 第16回 |
* 第16回(1979年) - <!-- カンデラ、←間違い? -->[[シーベルト]]が定義された。リットルの記号としてLとlの両方が仮に許容された。 |
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* 第17回 |
* 第17回(1983年) - メートルが[[光速度]]に基づいて再定義された。 |
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* 第18回 |
* 第18回(1987年) - [[ジョセフソン定数]]''K<sub>J</sub>''と[[フォン・クリッツィング定数]]''R<sub>K</sub>''の協定値が採択された。これにより、アンペアとキログラムの新たな定義法への道が開かれた。 |
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* 第19回 |
* 第19回(1991年) - 接頭辞[[ヨクト]]、[[ゼプト]]、[[ゼタ]]、[[ヨタ]]が承認された。 |
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* 第20回 |
* 第20回(1995年) - [[補助単位]]とされていた[[ラジアン]]と[[ステラジアン]]が[[SI組立単位|組立単位]]とされた。 |
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* 第21回 |
* 第21回(1999年) - 新しい[[SI組立単位]]として[[カタール (単位)|カタール]]が採択された。 |
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* 第22回 |
* 第22回(2003年) - 小数点の表記としてコンマとピリオドの両方が同等であることが再確認された<ref>[http://www1.bipm.org/jsp/en/ViewCGPMResolution.jsp?CGPM=22&RES=10 Symbol for the decimal marker]</ref>。 |
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* 第23回 |
* 第23回(2007年) - [[ケルビン]]の定義が明確化された。 |
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* 第24回 |
* 第24回(2011年) - [[プランク定数]]による[[キログラム]]の定義が提案された。 |
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* 第25回 |
* 第25回(2014年) - 1年前倒しで開催された。SIの再定義は、プランク定数その他の必要な定数の精度が不十分として、延期された。 |
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* 第26回 |
* 第26回(2018年11月16日) - [[秒]]、メートル、キログラム、アンペア、ケルビン、モル、カンデラの再定義が決議された([[SI基本単位の再定義 (2019年)]]を参照)。 |
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* 第27回 |
* 第27回(2022年予定)<ref>[https://www.nmij.jp/~imco/en/Newsletter/NMIJ_Newsletter_2019_No9.pdf NMIJ Newsletter] No9, May 2019, NMIJ AIST, p.8</ref> |
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* 第28回 |
* 第28回(2026年予定)- 秒の定義の見直し(想定)<ref>臼田孝, 藤井賢一, 保坂一元、「[https://doi.org/10.11499/sicejl.55.1103 単位諮問委員会(CCU)報告]」『計測と制御』 2016年 55巻 12号 p.1103-1108, {{doi|10.11499/sicejl.55.1103}}, 計測自動制御学会</ref><ref>[https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1681-7575/ab0013/pdf The revision of the SI—the result of three decades of progress in metrology] Michael Stock,et al、"8. The second"、 p.10、Metrologia 56 (2019) 022001 (14pp)、Published 22 February 2019 |
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== 参照 == |
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== 外部リンク == |
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[https://www.nmij.jp/~imco/metric/aramashi_2018.pdf メートル条約に基づく組織と活動のあらまし] 国立研究開発法人 |
[https://www.nmij.jp/~imco/metric/aramashi_2018.pdf メートル条約に基づく組織と活動のあらまし] 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2018年 |
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[[Category:国際単位系|こくさいとりようこうそうかい]] |
[[Category:国際単位系|こくさいとりようこうそうかい]] |
2019年10月28日 (月) 08:02時点における版
国際度量衡総会(こくさいどりょうこうそうかい)は、メートル条約に基づき、世界で通用する単位系(国際単位系)を維持するために、加盟国参加によって開催される総会議。この会議は他の2つの機関(国際度量衡委員会(CIPM)及び国際度量衡局(BIPM))の上位機関と位置づけられる。開催は4年(当初は6年)に1度パリで行われる。フランス語の「Conférence générale des poids et mesures」に従い、英語圏においても、CGPMを頭字語とする。
2003年の総会には51の加盟国と新たな10の准加盟国が参加した。2005年現在、准加盟国は17か国になっている。2011年10月に第24回国際度量衡総会が開催され、キログラムの再定義などが焦点となった。
2018年11月の第26回総会において、キログラム kg、アンペア A、ケルビン K、モル mol の4つについて、その定義が根本的に改定された。メートル m、秒 s、カンデラ cd の定義は本質的にはこれまでと同じであるが、表現が改められた(SI基本単位の再定義 (2019年)を参照)。
年譜
- 第1回(1889年) - キログラムを、白金とイリジウムの合金である国際キログラム原器の質量と定義し、国際キログラム原器を国際度量衡局(BIPM)が保管することが決定された。国際メートル原器も承認された。
- 第2回(1897年)
- 第3回(1901年) - リットルが1キログラムの水の体積と再定義された。キログラムが質量の単位であることを明確にし、「標準重量」と標準重力加速度を定義し、重力の単位にはグラム重(重量グラム)を使用すべきとして、その定義を明確にした。
- 第4回(1907年) - カラットを 200 ミリグラム とすることが承認された。
- 第5回(1913年) - 国際温度目盛が提案された。
- 第6回(1921年) - メートル条約が改正された。
- 第7回(1927年) - 電気・磁気諮問委員会(CCE)が創設された。
- 第8回(1933年) - 電気の絶対単位の必要性が確認された。
- 第9回(1948年) - アンペア、クーロン、ファラド、ヘンリー、ジュール、ニュートン、オーム、ボルト、ワット、ウェーバが定義された。3種類の名前の候補の中からセルシウス度が選ばれた。リットルの単位を小文字の"l"とすることが採択された。小数点の表記にコンマとピリオドの両方が承認された。ステールと秒の記号が変更された[1]。
- 第10回(1954年) - ケルビン、標準大気圧が定義された。メートル、キログラム、秒、アンペア、ケルビン度、カンデラを基本単位とする国際単位系がスタートした。
- 第11回(1960年) - メートルが、光の波長に基づいて再定義された。ヘルツ、ルーメン、ルクス、テスラが採択された。新しい国際的な単位系の略称を、「Système International d'Unités」の頭文字からSIとした。接頭辞ピコ、ナノ、マイクロ、メガ、ギガ、テラが承認された。
- 第12回(1964年) - リットルの定義が元の1 dm3に戻された。接頭辞アト、フェムトが承認された。
- 第13回(1967年) - 秒がセシウム原子の振動に基づいて再定義された。ケルビン度をケルビンに改称した。カンデラが再定義された。
- 第14回(1971年) - 新しいSI基本単位であるモルを定義した。パスカル、ジーメンスを採択した。
- 第15回(1975年) - 接頭辞ペタ、エクサが承認された。グレイ、ベクレルが採択された。
- 第16回(1979年) - シーベルトが定義された。リットルの記号としてLとlの両方が仮に許容された。
- 第17回(1983年) - メートルが光速度に基づいて再定義された。
- 第18回(1987年) - ジョセフソン定数KJとフォン・クリッツィング定数RKの協定値が採択された。これにより、アンペアとキログラムの新たな定義法への道が開かれた。
- 第19回(1991年) - 接頭辞ヨクト、ゼプト、ゼタ、ヨタが承認された。
- 第20回(1995年) - 補助単位とされていたラジアンとステラジアンが組立単位とされた。
- 第21回(1999年) - 新しいSI組立単位としてカタールが採択された。
- 第22回(2003年) - 小数点の表記としてコンマとピリオドの両方が同等であることが再確認された[2]。
- 第23回(2007年) - ケルビンの定義が明確化された。
- 第24回(2011年) - プランク定数によるキログラムの定義が提案された。
- 第25回(2014年) - 1年前倒しで開催された。SIの再定義は、プランク定数その他の必要な定数の精度が不十分として、延期された。
- 第26回(2018年11月16日) - 秒、メートル、キログラム、アンペア、ケルビン、モル、カンデラの再定義が決議された(SI基本単位の再定義 (2019年)を参照)。
- 第27回(2022年予定)[3]
- 第28回(2026年予定)- 秒の定義の見直し(想定)[4][5]
参照
- ^ Writing and printing of unit symbols and of numbers*
- ^ Symbol for the decimal marker
- ^ NMIJ Newsletter No9, May 2019, NMIJ AIST, p.8
- ^ 臼田孝, 藤井賢一, 保坂一元、「単位諮問委員会(CCU)報告」『計測と制御』 2016年 55巻 12号 p.1103-1108, doi:10.11499/sicejl.55.1103, 計測自動制御学会
- ^ The revision of the SI—the result of three decades of progress in metrology Michael Stock,et al、"8. The second"、 p.10、Metrologia 56 (2019) 022001 (14pp)、Published 22 February 2019
外部リンク
メートル条約に基づく組織と活動のあらまし 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター、2018年