ヨタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ヨタ(yotta, 記号:Y)は国際単位系(SI)における接頭辞の一つで、基礎となる単位の1024(=一秭)倍の量であることを示す。最も大きな値のSI接頭辞である。ヨッタとも。

1991年に定められたものであるが、名称決定には以下のような経緯がある。

ヨタが正式に定められる前、イタリア語で「8」を意味する"otto"(ギリシャ語の"ὀκτώ"(okto)とする説もある)に由来するオタ(otta)という接頭辞が非公式に導入されていた。8は、1024が10008だからである。しかし、ottaではその記号が"0"(ゼロ)とまぎらわしい"O"(オー)になってしまうことから、ottaを変形したyottaが導入されることとなった。

また、2進接頭辞にヨタに基づいたヨビ(yobi, 記号:Yi)が用意されている。ヨビは 280 = 10248 倍を意味する。

SI接頭辞
10n 接頭辞 記号 漢数字表記(命数法) 十進数表記 語源
1024 ヨタyotta Y 𥝱 1 000 000 000 000 000 000 000 000 イタリア語「8」
1021 ゼタzetta Z 1 000 000 000 000 000 000 000 イタリア語「7」
1018 エクサexa E 1 000 000 000 000 000 000 ギリシャ語「6」
1015 ペタpeta P 1 000 000 000 000 000 ギリシャ語「5」
1012 テラtera T 1 000 000 000 000 ギリシャ語「怪物」
109 ギガgiga G 1 000 000 000 ギリシャ語「巨人」
106 メガmega M 1 000 000 ギリシャ語「大きい」
103 キロkilo k 1 000 ギリシャ語「1000」
102 ヘクトhecto h 100 ギリシャ語「100」
101 デカdecadeka da 10 ギリシャ語「10」
100 N/A N/A 1 N/A
10−1 デシdeci d 十分の一 / 一 0.1 ラテン語「0.1(10)」
10−2 センチcenti c 百分の一 / 一 0.01 ラテン語「100」
10−3 ミリmilli m 千分の一 / 一 0.001 ラテン語「1000」
10−6 マイクロmicro µ 百万分の一 / 一 0.000 001 ギリシャ語「小さい」
10−9 ナノnano n 十億分の一 / 一 0.000 000 001 ギリシャ語「小人」
10−12 ピコpico p 一兆分の一 / 一 0.000 000 000 001 イタリア語「小さい」
10−15 フェムトfemto f 千兆分の一 / 一須臾 0.000 000 000 000 001 デンマーク語・ノルウェー語「15」
10−18 アトatto a 百京分の一 / 一刹那 0.000 000 000 000 000 001 デンマーク語・ノルウェー語「18」
10−21 ゼプトzepto z 十垓分の一 / 一清浄 0.000 000 000 000 000 000 001 ギリシャ語「7」
10−24 ヨクトyocto y 𥝱分の一 / 一涅槃寂静 0.000 000 000 000 000 000 000 001 ギリシャ語「8」

関連項目[編集]