白石朗
表示
白石 朗(しらいし ろう、1959年7月10日[1] - )は、日本の翻訳家。日本推理作家協会会員[2]。
来歴
[編集]東京都出身。早稲田大学第一文学部文芸専攻卒業[3]。在学中はワセダミステリクラブに所属。
早川書房でSF担当の編集者として勤務しながら翻訳を行う。1993年からフリーに。スティーヴン・キング、ジョン・グリシャム、ネルソン・デミル、ジョー・ヒルなどを主として翻訳をしている。ほかに2009年、田口俊樹・越前敏弥・小鷹信光・深町眞理子らと共に、翻訳ミステリー大賞を創設した。
訳書
[編集]- 「ゲーミングマギ」全3冊 (デイヴィッド・ビショフ、社会思想社、現代教養文庫) 1988 - 1989
- 1)『運命のダイス』
- 2)『亡霊のゲームボード』
- 3)『ユニコーン作戦』
- 『恐怖の幻影』(ウィリアム・カッツ、扶桑社ミステリー) 1990
- 『いまを生きる』(N・H・クラインバウム、新潮文庫) 1990
- 『ラッド王国年代記 1 黄金のドラゴン』(ピアズ・アンソニイ、ロバート・マーグロフ、現代教養文庫) 1990
- 『ジョーンズの世界』(フィリップ・K・ディック、創元推理文庫) 1990
- 『ファイナル・オペレーション』(ジョン・R・マキシム、新潮文庫) 1991
- 『神の猟犬』(グローヴァー・ライト、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1991
- 『刑事コロンボ <死の記念日>』(R・レビンソン、W・リンク、二見文庫) 1991
- 『スティンガー』上・下(ロバート・R・マキャモン、扶桑社ミステリー) 1991
- 『偽装の愛』(ウィリアム・カッツ、扶桑社ミステリー) 1991
- 『オーピントン家の宝石』(マリアン・バブソン、扶桑社ミステリー) 1991
- 『バックドラフト』(カーク・ミッチェル、扶桑社ミステリー) 1991
- 『フィッシャー・キング』(リアノー・フライシャー、扶桑社ミステリー) 1992
- 『罠』(エド・ゴーマン他編、大森望共訳、扶桑社ミステリー) 1992
- 『欲望の街』上・下(ピーター・ブローナー、扶桑社ミステリー) 1992
- 『情熱のエトランゼ』(ダニエル・スティール、新潮文庫) 1992
- 『スターライト』(スコット・イーリィ、福武書店) 1992
- 『最終弁論』上・下(ギャラティン・ウォーフィールド、扶桑社ミステリー) 1993
- 『アベル / ベイカー / チャーリー』上・下(ジョン・R・マキシム、東京創元社、創元ノヴェルズ) 1993
- 『奇妙な髪の少女』(デイヴィッド・フォスター・ウォーレス、白水社、ライターズX) 1994
- 『重要証人』上・下(スティーヴ・マルティニ、集英社文庫) 1994
- 『幽霊世界』(P・F・オルソン、D・B・シルヴァ編、ロバート・R・マキャモン他、共訳、新潮文庫) 1994
- 『運命のコンチェルト』(ダニエル・スティール、新潮文庫) 1994
- 『闇から生まれた女』上・下(F・ポール・ウィルスン、扶桑社ミステリー) 1994
- 『あなたならどうしますか?』(シャーロット・アームストロング、共訳、創元推理文庫) 1995
- 『ゴジロ 南太平洋の巨大トカゲと日本少年の愛と友情の物語』(マーク・ジェイコブスン、黒丸尚共訳、角川書店) 1995
- 『スターゲイト』(ディーン・デブリン、ローランド・エメリッヒ、二見文庫) 1995
- 『死体なき殺人』(M・エバハート、講談社文庫) 1995
- 『LAタイムズ』(スチュアート・ウッズ、文春文庫) 1995
- 『ぼくら路上で吠えるもの』(ジェス・モウリー、白水社) 1995
- 『裁かれる判事』上・下(スティーヴ・マルティニ、集英社文庫) 1996
- 『ゴーサム・カフェで昼食を - 22の異常な愛の物語』(マーティン・H・グリーンバーグ、ナンシー・A・コリンズ、エドワード・E・クレイマー編、中原尚哉、押田由起、小林理子、浜野アキオ、玉木亨、竹生淑子、井上梨花共訳、扶桑社ミステリー) 1996
- 『侵入者』(ピーター・ブローナー、扶桑社) 1997
- 『法に背いて』(M・エバハート、講談社文庫) 1997
- 『多重追走』(ウィリアム・バーンハート、講談社文庫) 1998
- 『サイコ ホラー・アンソロジー』(ロバート・ブロック編、スティーヴン・キング他、共訳、祥伝社文庫) 1998
- 『魔法の猫』(ジャック・ダン、ガードナー・ドゾワ編、深町眞理子他共訳、扶桑社ミステリー) 1998
- 『ダスト』(チャールズ・ペレグリーノ、ソニー・マガジンズ) 1998、のちヴィレッジブックス 2002
- 『ザ・リスト』上・下(スティーヴ・マルティニ、集英社文庫) 1998
- 『聖母の日』上・下(F・ポール・ウィルスン、扶桑社ミステリー) 1999
- 『時の扉をあけて』(ピート・ハウトマン、創元SF文庫) 2000
- 『賠償責任』(ボニー・マクドゥーガル、講談社文庫) 2000
- 『フリーダムランド』上・下(リチャード・プライス、文春文庫) 2000
- 『999 妖女たち』(アル・サラントニオ編、夏来健次、梶元靖子、渡辺庸子、金子浩、田中一江共訳、創元推理文庫) 2000
- 『デッドリミット』(ランキン・デイヴィス、文春文庫) 2001
- 『悪党どもの荒野』(ブライアン・ホッジ、扶桑社ミステリー) 2001
- 『殺意のクリスマス』(イブ・W・バーンハート、講談社文庫) 2002
- 『誘拐』(ジェームズ・グリッパンド、小学館) 2003
- 『汚れた遺産』(ジェームズ・グリッパンド、小学館文庫) 2003
- 『ブレイン・ストーム』上・下(リチャード・ドゥーリング、講談社文庫) 2003
- 『ユートピア』(リンカーン・チャイルド、文春文庫) 2003
- 『不思議のひと触れ』(シオドア・スタージョン、大森望編・共訳、河出書房新社、奇想コレクション) 2003 のち文庫
- 『弁護士は奇策で勝負する』(デイヴィッド・ローゼンフェルト、文春文庫) 2004
- 『悪徳警官はくたばらない』(デイヴィッド・ローゼンフェルト、文春文庫) 2005
- 『エイラ 地上の旅人』1 - 4(ジーン・M・アウル、ホーム社)
- 『エイラ マンモス・ハンター』5 - 7 2005
- 『エイラ 故郷の岩屋』11 - 13 2005
- 『エイラ 聖なる洞窟の地』14 - 16 2013
- 『プライベートファイル』(ジョエル・ゴールドマン、小学館文庫) 2006
- 『ハートシェイプト・ボックス』(ジョー・ヒル、小学館文庫) 2007
- 『聖者は口を閉ざす』(リチャード・プライス、文藝春秋) 2008
- 『20世紀の幽霊たち』(ジョー・ヒル、安野玲、玉木亨、大森望共訳、小学館文庫) 2008
- 『十の罪業 Black』(エド・マクベイン編、田口俊樹共訳、創元推理文庫) 2009
- 『ヒー・イズ・レジェンド』(クリストファー・コンロン編、ジョー・ヒル、スティーヴン・キング他、小学館文庫) 2010
- 『策謀の法廷』上・下(スティーヴ・マルティニ、扶桑社ミステリー) 2011
- 『ディミター』(ウィリアム・ピーター・ブラッティ、創元推理文庫) 2012
- 『ホーンズ 角』(ジョー・ヒル、小学館文庫) 2012
- 『NOS4A2(ノスフェラトゥ)』上・下(ジョー・ヒル、小学館文庫) 2014
- 『ロック&キー VOL.01』(ジョー・ヒル文、ガブリエル・ロドリゲス画、飛鳥新社) 2015
- 『チップス先生さようなら』(ジェイムズ・ヒルトン、新潮文庫) 2016
- 『YOU』(キャロライン・ケプネス、講談社文庫) 2016
スティーヴン・キング作品
[編集]- 『ローズ・マダー』(新潮社) 1996、のち文庫
- 『図書館警察』(文芸春秋) 1996、のち文庫
- 『グリーン・マイル』全6冊(新潮文庫) 1997、のち小学館文庫
- 『骨の袋』(新潮社) 2000、のち文庫(上・下)
- 「ナイトメアズ & ドリームスケープス」(永井淳他共訳、文藝春秋) 2000
- 1『いかしたバンドのいる街で』
- 2『ヘッド・ダウン』
- のち、上記2冊を3分割して『メイプル・ストリートの家』『ドランのキャデラック』『いかしたバンドのいる街で』として文庫化
- 『ライディング・ザ・ブレット』(アーティストハウス) 2000
- 『アトランティスのこころ』上・下 (新潮文庫) 2002
- 『ドリームキャッチャー』全4冊 (新潮文庫) 2003
- 『第四解剖室』(共訳、新潮文庫) 2004
- 『幸運の25セント硬貨』(浅倉久志他共訳、新潮文庫) 2004
- 『回想のビュイック8』上・下(新潮文庫) 2005
- 『セル』上・下(新潮文庫) 2007
- 『リーシーの物語』上・下(文藝春秋) 2008、のち文庫
- 『夕暮れをすぎて』(共訳、文春文庫) 2009
- 『悪霊の島』上・下(文藝春秋) 2009、のち文庫
- 『夜がはじまるとき』(共訳、文春文庫) 2010
- 『アンダー・ザ・ドーム』上・下(文藝春秋) 2011、のち文庫
- 『11/22/63』上・下(文藝春秋) 2013
- 『ドクター・スリープ』(文藝春秋) 2015
- 『死んだら飛べる』 (スティーヴン・キング,ベヴ・ヴィンセント編、中村融共訳、竹書房文庫) 2019
- 『ビリー・サマーズ』上・下(文藝春秋) 2024
ディーン・R・クーンツ作品
[編集]- 『邪教集団トワイライトの追撃』(ディーン・R・クーンツ、扶桑社ミステリー) 1989
- 『戦慄のシャドウファイア』上・下(ディーン・R・クーンツ、扶桑社ミステリー) 1989
- 『心の昏き川』(ディーン・R・クーンツ、文春文庫) 1997
- 『ドラゴン・ティアーズ』(ディーン・R・クーンツ、新潮文庫) 1998
- 『奇妙な道』(ディーン・R・クーンツ、扶桑社ミステリー、ストレンジ・ハイウェイズ1) 1999
- 『闇へ降りゆく』(ディーン・R・クーンツ、大久保寛、内田昌之、安田均共訳、扶桑社ミステリー、ストレンジ・ハイウェイズ2) 2000
- 『嵐の夜』(ディーン・R・クーンツ、大久保寛、 内田昌之、飛田野裕子共訳、扶桑社ミステリー、ストレンジ・ハイウェイズ3) 2001
ジョン・グリシャム作品
[編集]- 『法律事務所』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1992、のち新潮文庫、のち小学館文庫
- 『評決のとき』上・下(ジョン・グリシャム、新潮文庫)1993
- 『依頼人』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1993、のち新潮文庫(上・下)、のち小学館文庫
- 『ペリカン文書』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1993、のち新潮文庫(上・下)、のち小学館文庫
- 『処刑室』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1995、のち新潮文庫(上・下)
- 『原告側弁護人』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1996、のち新潮文庫(上・下)
- 『陪審評決』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1997、のち新潮文庫(上・下)
- 『パートナー』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1998、のち新潮文庫(上・下)
- 『路上の弁護士』(ジョン・グリシャム、新潮社) 1999、のち新潮文庫(上・下)
- 『テスタメント』(ジョン・グリシャム、新潮社) 2001、のち新潮文庫(上・下)
- 『スキッピング・クリスマス』(ジョン・グリシャム、小学館) 2002、のち小学館文庫
- 『ペインテッド・ハウス』(ジョン・グリシャム、小学館) 2003、のち小学館文庫
- 『大統領特赦』(ジョン・グリシャム、新潮文庫)2007
- 『最後の陪審員』上・下(ジョン・グリシャム、新潮文庫)2008
- 『無実』上・下(ジョン・グリシャム、監訳、ゴマブックス、ゴマ文庫) 2008
- 『奇跡のタッチダウン 報酬はピッツァとワインで』上・下(ジョン・グリシャム、ゴマブックス) 2008、のちゴマ文庫
- 『謀略法廷』上・下 (ジョン・グリシャム、新潮文庫) 2009
- 『アソシエイト』上・下(ジョン・グリシャム、新潮文庫) 2010
- 『自白』上・下(ジョン・グリシャム、新潮文庫) 2012
- 『巨大訴訟』上・下(ジョン・グリシャム、新潮文庫) 2014
- 『司法取引』(ジョン・グリシャム、新潮文庫) 2015
ネルソン・デミル作品
[編集]- 『王者のゲーム』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2001
- 『アップ・カントリー 兵士の帰還』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2003
- 『ニューヨーク大聖堂』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2005
- 『ナイトフォール』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2006
- 『ワイルドファイア』上・下(ネルソン・デミル 、講談社文庫) 2008
- 『ゲートハウス』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2011
- 『獅子の血戦』上・下(ネルソン・デミル、講談社文庫) 2012
「デクスター」ノベライズ
[編集]- 『デクスター 幼き者への挽歌』(ジェフ・リンジー、ヴィレッジブックス) 2007
- 『デクスター 闇に笑う月』(ジェフ・リンジー、ヴィレッジブックス) 2010
- 『デクスター 夜の観察者』(ジェフ・リンジー、ヴィレッジブックス) 2010
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 白石朗 (@R_SRIS) - X(旧Twitter)
- インタビュー