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=== 競走馬時代 ===
=== 競走馬時代 ===
[[ファイル:Isaac Babbit (1799-1862) by Bass Otis, 1849, oil on canvas - Old Colony History Museum - Taunton, Massachusetts - DSC03743.jpg|サムネイル|馬名の由来となった{{仮リンク|アイザック・バビット|en|Isaac Babbitt|label=}}]]2019年[[11月24日]]、[[京都競馬場]]の[[新馬|新馬戦]]（芝1800メートル）に[[菱田裕二]]を鞍上に出走<ref>{{Cite web|title=【メイクデビュー】（京都5R）～レッドフラヴィアが勝利 {{!}} 競馬実況web {{!}} ラジオNIKKEI|url=http://www.radionikkei.jp/keiba/post_19411.html|website=www.radionikkei.jp|accessdate=2020-09-11|publisher=}}</ref>。[[単勝]][[オッズ]]59.7倍の11番人気の評価ながら、逃げの手を打ち2着に食い込む<ref>{{Cite web|title=【2歳新馬】京都5R 1番人気レッドフラヴィアが4馬身差の圧勝V|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20191124/pog19112412200011-n1.html|website=サンスポZBAT！競馬|date=2019-11-24|accessdate=2020-09-11|language=ja-JP|publisher=}}</ref>。続いて[[阪神競馬場]]の未勝利戦（芝2000メートル）に[[古川吉洋]]を背に出走し、再び2着となる。
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間隔を空けて3歳となり、春の[[福島競馬場]]開催の未勝利戦（芝2000メートル）に単勝オッズ2.9倍の1番人気に推されて出走<ref name=":9">{{Cite web|title=3歳未勝利｜2020年04月26日 {{!}} 競馬データベース - netkeiba.com|url=https://db.netkeiba.com/race/202003010606/|website=db.netkeiba.com|accessdate=2020-09-11}}</ref>。逃げの手を打ち、後方に2馬身2分の1で離して勝利、3戦目で勝ち上がりを果たすとともに、騎乗した[[和田竜二]]にJRA通算1300勝目の節目の勝利をもたらした<ref name=":9" /><ref>[https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2020/04/27/kiji/20200426s00004145395000c.html 【福島6R】和田　バビットでJRA通算1300勝!現役11人目「周りの方々に感謝」] スポーツニッポン、2020年4月26日、2020年9月13日閲覧</ref>。
間隔を空けて3歳となり、春の[[福島競馬場]]開催の未勝利戦（芝2000メートル）に単勝オッズ2.9倍の1番人気に推されて出走<ref name=":9">{{Cite web|title=3歳未勝利｜2020年04月26日 {{!}} 競馬データベース - netkeiba.com|url=https://db.netkeiba.com/race/202003010606/|website=db.netkeiba.com|accessdate=2020-09-11}}</ref>。逃げの手を打ち、後方に2馬身2分の1で離して勝利、3戦目で勝ち上がりを果たすとともに、騎乗した[[和田竜二]]にJRA通算1300勝目の節目の勝利をもたらした<ref name=":9" /><ref>[https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2020/04/27/kiji/20200426s00004145395000c.html 【福島6R】和田　バビットでJRA通算1300勝!現役11人目「周りの方々に感謝」] スポーツニッポン、2020年4月26日、2020年9月13日閲覧</ref>。

2020年11月1日 (日) 18:51時点における版

曖昧さ回避 この項目では、日本の競走馬について説明しています。
バビット[1]
欧字表記 Babbitt[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 栗毛（尾花栗毛）[1]
生誕 2017年5月1日（7歳）[1]
父 ナカヤマフェスタ[1]
母 アートリョウコ[1]
母の父 タイキシャトル[1]
生国 日本の旗 日本（北海道浦河町）[1]
生産者 大北牧場[1]
馬主 宮田直也[1]
調教師 浜田多実雄（栗東）[1]
競走成績
生涯成績 7戦4勝[1]
獲得賞金 1億1368万0000円
（2020年10月25日現在）[1]
勝ち鞍
GII セントライト記念 2020年
GIII ラジオNIKKEI賞 2020年
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バビット（英:Babbitt、2017年5月1日 - ）は[1]、日本の競走馬。主な勝ち鞍は、2020年のセントライト記念（GII）、ラジオNIKKEI賞（GIII）[2]。

馬名の由来は、「人名（アイザック・バビット（英語版））より。合金名（バビットメタル）」[3]。

経歴

出生の背景

母アートリョウコは門別競馬場、大井競馬場にて6戦1勝という成績を残し[4]、北海道日高郡新ひだか町の聖心台牧場にて繁殖牝馬となった[5]。初年度はアサクサキングスを種付けたが産駒に恵まれず、2年目に再びアサクサキングスを配合し初仔を出産（アンナージュ）[5]、後に競走馬としてデビューを果たしている。3年目はナカヤマフェスタが種付けされ、同じ新ひだか町の大典牧場に移動[6]。さらに大典牧場と親戚関係にある、浦河町の大北牧場に受胎した状態で譲渡された[5][6]。2017年5月1日、大北牧場にてアートリョウコの2017（後にバビット）が誕生する。なお、アートリョウコは以後2年間でエスポワールシチー、ヴァンセンヌとの仔を出産し[7]、2019年、8歳で結腸捻転により死亡した[6]。

幼駒時代

映像外部リンク
落札時（4時間20分7秒頃）
2018北海道オータムセール 生中継 1日目（JBIS-Search×ふるさと案内所チャンネル）による動画

牧場では、「とても柔らかい動きをする馬で、素直な気性」であったという[5]。大きい体ではなかったことから[5]、2018年10月1日のオータムセールに上場、グランデファームに150万円（税込:162万円）で取引された[6][8]。素直な気性であるにもかかわらず、落札後、馬房へ帰るのを嫌がり放馬、雨に濡れた芝を滑ったりするなど[6]、気の強い一面を見せるなど、関係者を驚かせたという[6]。（オータムセールの様子については、右（上）の動画リンク4時間20分7秒を参照。）

映像外部リンク
2019年5月18日の試走
2019TrainingSale hip61（JBIS-Search×ふるさと案内所チャンネル）による動画

グランデファームにて育成が行われたのち[6]、2019年5月21日の北海道トレーニングセールに上場[9]。公開調教では22秒31のパフォーマンスを見せ[10]、宮田直也に500万円で落札された[6][10]。「バビット」と名付けられ、栗東トレーニングセンターの浜田多実雄厩舎に預けられた。

競走馬時代

馬名の由来となったアイザック・バビット（英語版）

2019年11月24日、京都競馬場の新馬戦（芝1800メートル）に菱田裕二を鞍上に出走[11]。単勝オッズ59.7倍の11番人気の評価ながら、逃げの手を打ち2着に食い込む[12]。続いて阪神競馬場の未勝利戦（芝2000メートル）に古川吉洋を背に出走し、再び2着となる。

間隔を空けて3歳となり、春の福島競馬場開催の未勝利戦（芝2000メートル）に単勝オッズ2.9倍の1番人気に推されて出走[13]。逃げの手を打ち、後方に2馬身2分の1で離して勝利、3戦目で勝ち上がりを果たすとともに、騎乗した和田竜二にJRA通算1300勝目の節目の勝利をもたらした[13][14]。

続いて、新潟競馬場の早苗賞（1勝クラス）に団野大成の騎乗で出走、このレースでも逃げの手を打ち、藤田菜七子騎乗のロータスランドとの競り合いをクビ差制して2勝目を挙げた[15]。

7月5日、福島競馬場のラジオNIKKEI賞（GIII）で重賞初出走。ところが、団野が当日他のレースで落馬負傷[16][17]（後日骨盤骨折の診断を受けた）[16][18]ため、急遽内田博幸に乗り替わった[17][19]。1枠1番から好スタートを切って逃げ、前半1000メートル59.6秒の平均的なペースを刻み[3][19]、先頭のまま最後の直線に進入した。上がり3ハロン（600メートル）を出走メンバー中最速の35.8秒の脚を見せて後続を突き放し、勝利[3]。2位入線のパンサラッサに5馬身離しての重賞初制覇[20]、3連勝を達成した[3][19][20]。「団野騎手が育ててきた馬なので、いい競馬をしてバトンタッチしたいと思っていた。またいい馬に乗れると思うし、これをバネにしてもらって頑張ってほしい」と団野を気遣った内田は「いいスタートを切ったのでわざわざ下げる必要はないと思った。直線でも手応えは良く走っていた。スピードがあってスタミナも持ち合わせているので、多少ペースが速くても大丈夫だということが分かった」「まさかこんなにいいパフォーマンスができるとはね」と振り返っている[3][21]。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づく[22]。

競走日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭
数		 枠
番		 馬
番		 オッズ
（人気）		 着順 タイム
（上がり3F）		 着差 騎手 斤量

[kg]

1着馬（2着馬） 馬体重

[kg]

2019.11.24 京都 2歳新馬 芝1800m（良） 15 4 7 059.7（11人） 02着 R1:49.4（36.6） -0.7 0菱田裕二 55 レッドフラヴィア 452
0000.12.14 阪神 2歳未勝利 芝2000m（良） 16 1 2 012.90（5人） 02着 R2:01.4（35.9） -0.0 0古川吉洋 55 ディープハーモニー 456
2020.04.26 福島 3歳未勝利 芝2000m（良） 16 6 12 002.90（1人） 01着 R2:01.2（36.0） -0.4 0和田竜二 56 （ロードライトニング） 452
0000.05.23 新潟 早苗賞 1勝 芝1800m（良） 14 3 4 016.80（5人） 01着 R1:47.8（33.8） -0.0 0団野大成 56 （ロータスランド） 454
0000.07.05 福島 ラジオNIKKEI賞 GIII 芝1800m（稍） 12 1 1 020.20（8人） 01着 R1:47.3（35.8） -0.8 0内田博幸 53 （パンサラッサ） 454
0000.09.21 中山 セントライト記念 GII 芝2200m（良） 12 5 6 005.90（4人） 01着 R2:15.0（37.0） -0.3 0内田博幸 56 （サトノフラッグ） 462
0000.10.25 京都 菊花賞 GI 芝3000m（良） 18 6 11 012.50（3人） 10着 R3:07.6（37.7） -2.1 0内田博幸 57 コントレイル 450
  • 競走成績は2020年10月25日現在

エピソード

  • 馬主の宮田直也は、自身初のJRA重賞制覇であるラジオNIKKEI賞優勝当時[23]、2015年生のバイオスパーク[24]（2020年函館記念（GIII）3着[25]）とバビットの2頭のみの所有で、共にオープンクラスへ昇格を果たしている[26]。

血統表

バビットの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系（ヘイロー系）
 [§ 2]
父

ナカヤマフェスタ 2006
鹿毛
父の父
ステイゴールド 1994
黒鹿毛 		*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ *ディクタス
ダイナサッシュ
父の母
ディアウィンク 1998
鹿毛 		*タイトスポット His Majesty
Premium Win
セイレイ *デインヒル
*センスオブリズム
母

アートリョウコ
2011 栗毛 		*タイキシャトル
1994 栗毛 		Devil's Bag Halo
Ballade
*ウェルシュマフィン Caerleon
Muffitys
母の母
*グランスオークス
Granse Oaks
1990 鹿毛 		Nureyev Northern Dancer
Special
Dry Fly Mill Reef
Gay Missile
母系(F-No.) (FN:f3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Halo 4x4=12.50%

Thatch、Special 5x4=9.38%

[§ 4]
出典
  1. ^ バビット 5代血統表2020年9月10日閲覧
  2. ^ バビット 5代血統表2020年9月10日閲覧
  3. ^ [27]バビット 5代血統表2020年9月10日閲覧
  4. ^ バビット 5代血統表2020年9月10日閲覧


脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “バビット｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2020年9月9日閲覧。
  2. ^ “【セントライト記念】バビット逃げ切りで４連勝/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2020年9月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e “【ラジオNIKKEI賞】バビット圧逃!5馬身差V”. サンスポZBAT！競馬 (2020年7月6日). 2020年9月9日閲覧。
  4. ^ “アートリョウコの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2020年9月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e “ラジオNIKKEI賞　GIII | 重賞ウイナーレポート | 競走馬のふるさと案内所”. uma-furusato.com. 2020年9月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h “重賞制覇レポート『バビット』大北牧場編（ラジオNIKKEI賞） | Pacalla（パカラ）”. pacalla.com. 2020年9月10日閲覧。
  7. ^ “繁殖牝馬情報：牝系情報｜アートリョウコ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2020年9月10日閲覧。
  8. ^ “日高軽種馬農協 - 取引成績速報”. www.hba.or.jp. 2020年9月10日閲覧。
  9. ^ “61 アートリョウコ2017”. 日高軽種馬農業協同組合 北海道市場. 2020年9月9日閲覧。
  10. ^ a b “2019年度トレーニングセール上場馬一覧(3開催分)”. umaichi.com. 2020年9月10日閲覧。
  11. ^ “【メイクデビュー】（京都5R）～レッドフラヴィアが勝利 | 競馬実況web | ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2020年9月11日閲覧。
  12. ^ “【2歳新馬】京都5R 1番人気レッドフラヴィアが4馬身差の圧勝V”. サンスポZBAT！競馬 (2019年11月24日). 2020年9月11日閲覧。
  13. ^ a b “3歳未勝利｜2020年04月26日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2020年9月11日閲覧。
  14. ^ 【福島6R】和田　バビットでJRA通算1300勝!現役11人目「周りの方々に感謝」 スポーツニッポン、2020年4月26日、2020年9月13日閲覧
  15. ^ kbn_ykw. “【早苗賞】ナカヤマフェスタ産駒 バビットが未勝利から連勝 | 競馬ニュースなら「競馬のおはなし」”. 2020年9月11日閲覧。
  16. ^ a b “レーン2日間騎乗停止処分：中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2020年9月11日閲覧。
  17. ^ a b “先週の制裁 | 競馬ブック”. p.keibabook.co.jp. 2020年9月11日閲覧。
  18. ^ “福島7、10Rで落馬…団野大成、津村明秀騎手が骨折”. サンスポZBAT！競馬 (2020年7月6日). 2020年9月11日閲覧。
  19. ^ a b c “【ラジオNIKKEI賞】バビット　代打内田で3連勝!直前乗り替わり何の「どんどん加速」5馬身差”. www.sponichi.co.jp. スポニチアネックス. 2020年9月11日閲覧。
  20. ^ a b “バビット5馬身差で快勝、重賞初V ラジオNIKKEI賞”. 日本経済新聞 電子版. 2020年9月11日閲覧。
  21. ^ 【ラジオＮＩＫＫＥＩ賞】バビットが５馬身差逃げ切りで重賞初Ｖ　内田「団野騎手が育ててきた馬。いい競馬をしてバトンタッチしたいと思っていた」 スポーツ報知、2020年7月5日、2020年9月13日閲覧
  22. ^ “バビットの競走成績 | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2020年9月10日閲覧。
  23. ^ “抽出[2020年度 重賞出走レース｜宮田直也の馬主成績｜競馬データベース - netkeiba.com]”. db.netkeiba.com. 2020年9月11日閲覧。
  24. ^ “バイオスパーク | 競走馬データ”. netkeiba.com. 2020年9月11日閲覧。
  25. ^ “函館記念｜2020年07月19日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2020年9月11日閲覧。
  26. ^ “週末の出走馬確定 | 極ウマ・プレミアム”. p.nikkansports.com. 2020年9月11日閲覧。
  27. ^ “血統情報：5代血統表｜バビット｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2020年8月19日閲覧。

外部リンク

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