「ホグワーツ魔法魔術学校」の版間の差分
m →レイブンクロー: link |
|||
45行目: | 45行目: | ||
*シンボルカラー:青。映画版ではその他に水色があった。冷静と知能をあらわしている。 |
*シンボルカラー:青。映画版ではその他に水色があった。冷静と知能をあらわしている。 |
||
*概要:学力が高いことで有名。女性の活躍が目立つ。組分け帽子がハーマイオニーを分ける際、指定をグリフィンドールとレイブンクローのどちらにするかで迷った。 |
*概要:学力が高いことで有名。女性の活躍が目立つ。組分け帽子がハーマイオニーを分ける際、指定をグリフィンドールとレイブンクローのどちらにするかで迷った。 |
||
*寮監:[[ |
*寮監:[[フィリウス・フリットウィック]] |
||
*ゴースト:灰色婦人(映画版のみ) |
*ゴースト:灰色婦人(映画版のみ) |
||
*所属:[[チョウ・チャン]]、[[パドマ・パチル]]、[[ルーナ・ラブグッド]]など。 |
*所属:[[チョウ・チャン]]、[[パドマ・パチル]]、[[ルーナ・ラブグッド]]など。 |
2006年6月16日 (金) 09:48時点における版
ホグワーツ魔法魔術学校(ホグワーツまほうまじゅつがっこう)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズの舞台となる架空の学校。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
年少の魔女や魔法使いが魔法についての理論や実技を学ぶための7年制の教育機関。場所はイギリスのスコットランド地方と推測される。最寄駅はホグズミード駅。ハリー・ポッターもホグワーツ魔法魔術学校の生徒の1人である。現校長はミネルバ・マクゴナガル、副校長は不明(詳しくは後述)。ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウェナ・レイブンクロー、サラザール・スリザリンの4人の偉大な魔女と魔法使いによって創設される。創設年は不明であるが、千年以上前といわれている。
生徒数
生徒数は約1000人と原作者が語っている。となると、一つの寮には約250名の生徒が在籍し、一学年は約143名、1クラスは約36人という計算になる。合同授業が授業の大半を占めているため、毎授業約70名以上で行われている。もっとも物語描写上は、ハリーの同年のグリフィンドール生で名前が判明しているのは、ハリーを含めて8名だけである。
校舎について
校舎はホグワーツ城を使用している。魔法で建造されていると思われるが、勝手に動く階段、隠し通路、隠し部屋、合言葉が必要な寮の談話室などの特殊な仕掛けが満載である。一方で様々な侵入防止の魔法もかけられている。広大な面積を有する湖に面しており、この湖もホグワーツの敷地内である。また、校舎には立ち入り禁止の区域があり、侵入すると厳しく罰せられる。
寮について
ホグワーツ魔法魔術学校には、創立者の名前にちなんだグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4寮が置かれる。生徒はそれぞれの寮に分かれて生活し、同学年で同寮の生徒たちを1つのクラスとして授業を行う。ただし1クラスでは人数が少なすぎるため、全ての授業は同学年の他の寮(科目により異なる)のクラスと合同授業となる。
同寮の生徒たちは「ホグワーツにいる間、家族のようなもの」であり、 また原則2年生以上からの選抜によるクィディッチの寮対抗のトーナメントや生徒の態度によって得点の加減がある寮対抗杯などがある。これはイギリスのパブリックスクールにはよく見られることである。
グリフィンドール
- 創設:ゴドリック・グリフィンドール
- 場所:太った婦人(レディ)の肖像画の裏にある穴をよじ登ったところ、グリフィンドール塔
- シンボル:ライオン
- シンボルカラー:真紅と黄金
- 概要:勇猛果敢なものが集う寮。
- 寮監:ミネルバ・マクゴナガル(暫定)
- ゴースト:ほとんど首無しニック(ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿)
- 所属:ハリー・ポッター、ウィーズリー兄弟(ロン・ウィーズリー、フレッド&ジョージ・ウィーズリー、ジニー・ウィーズリー)、ハーマイオニー・グレンジャー、ネビル・ロングボトムなどなど(ハリーの父、ジェームズ・ポッターもグリフィンドール生。クィディッチではハリーと同じくグリフィンドールのシーカーだった。)
アルバス・ダンブルドアもこの寮出身である。(第一巻にてハーマイオニー談)
ハッフルパフ
- 創設:ヘルガ・ハッフルパフ
- 場所:厨房の近辺だと思われる
- シンボル:アナグマ
- シンボルカラー:カナリア・イエロー。映画版ではこの他に灰色のような色がある。
- 概要:劣等生が多いといわれているが、心優しく勤勉でまっすぐな者が集う。
- 寮監:ポモーナ・スプラウト
- ゴースト:太った修道士
- 所属:セドリック・ディゴリー(4巻で死亡)、アーニー・マクミラン、ハンナ・アボット、ザカリアス・スミスなど。
レイブンクロー
- 創設:ロウェナ・レイブンクロー
- 場所:西塔
- シンボル:鷲、但し映画の中では、大カラス(Raven)になっている
- シンボルカラー:青。映画版ではその他に水色があった。冷静と知能をあらわしている。
- 概要:学力が高いことで有名。女性の活躍が目立つ。組分け帽子がハーマイオニーを分ける際、指定をグリフィンドールとレイブンクローのどちらにするかで迷った。
- 寮監:フィリウス・フリットウィック
- ゴースト:灰色婦人(映画版のみ)
- 所属:チョウ・チャン、パドマ・パチル、ルーナ・ラブグッドなど。
スリザリン
- 創設:サラザール・スリザリン
四つの寮創設者の中、サラザール・スリザリンだけが意見がかみ合わなかった。(秘密の部屋作成後去ったらしい)
- 場所:地下牢
- シンボル:蛇
- シンボルカラー:緑と銀
- 概要:狡猾な者が集う。歴史的に闇に走る魔法使いが多い。評判は悪く、他の寮とも仲が悪い。純血が多い。
- 寮監:セブルス・スネイプ(1~6巻)→ホラス・スラグホーン(臨時)(6巻)
- ゴースト:血みどろ男爵
- 所属:ドラコ・マルフォイ、ビンセント・クラッブ、グレゴリー・ゴイル(共に親が死喰い人)、またヴォルデモートが少年時代(トム・リドルのとき)にこの寮に属していた。
教科について
変身する術や、魔法薬の調合、魔法生物の飼育、占いなどについての授業があり、第3学年より選択制となる。またO.W.L.試験の結果を受け、第6学年で再選択する。
薬草学
第1学年からの必須科目。
魔法薬の調合に使う薬草の栽培と取り扱いを学ぶ。学年が上がると、マンドレイクなど、扱いに注意しなければならない植物の扱い方も勉強する。
ホグワーツの敷地内にある温室にて授業を行う。
教授…ポモーナ・スプラウト
魔法史
第1学年からの必須科目。
魔法界や魔法生物の歴史を学ぶ。
ホグワーツの授業で唯一、ゴーストが教える学科。教授は毎回黒板を通りぬけて登場する。ビンズ教授は単調に教科書を読むので、生徒達は放心状態になる。ビンズ教授の授業で彼の生前も死後も含め初めて挙手し質問(ただし、第二巻で「秘密の部屋」に関して)したのはハーマイオニー・グレンジャーだけである。
教授…ビンズ
呪文学
第1学年からの必須科目。(第1巻、第2巻では「妖精の魔法」と訳されていた)
杖を使い、物を浮かせる術などを訓練する(旧訳の「妖精の魔法」が示すような、妖精がいたずらをするような類の魔法)。実践する時は教室中が騒がしくなるので、お喋りをするのには最適。
変身術
第1学年からの必須科目。
動物をモノに変身させたり物体を消去させたりする術などを訓練する。一巻での有名な場面もこの教科。
教授…ミネルバ・マクゴナガル
闇の魔術に対する防衛術
第1学年からの必須科目。
攻撃的な呪文や魔法生物に対する知識、それらから身を守るための呪文を訓練する。
教授…ウォルデモートがこの職を志願して拒否されて以来、1年以上同じ教授が受け持っていたことはない。通称"呪われた学科"。
今まで担当した教授
- 第1巻:クィリナス・クィレル
- 夏休みの旅行中にヴォルデモート卿に取り付かれていた。ヴォルデモート卿が奪おうとしていた賢者の石をハリーが死守、クィレルは死亡。
- 第2巻:ギルデロイ・ロックハート(ハンサムなアイドル魔法使い。さまざまな英雄譚を持つが、本当は無才)
- 秘密の部屋の怪物退治を任され逃げようとしたところを、ハリーとロンに見つかる。そこで折れたロン・ウィーズリーの杖を奪い、ロンに忘却術をかけようとしたが逆噴射し自分に直撃、全記憶を消失した。聖マンゴ魔法疾患傷害病院にて療養中。
- 第3巻:リーマス・J・ルーピン(狼人間。不死鳥の騎士団メンバー。ハリーの父やシリウスらと学生時代からの親友)
- 身なりは悪いが非常に有能な教師で、生徒たちの人気と尊敬を得ていた。ハリーに守護霊の呪文を個人教授する。
- 第4巻:マッド・アイ・ムーディ(本名、アラスター・ムーディ。元闇祓い。不死鳥の騎士団メンバー)
- 教鞭をとっていた1年間、実は彼ではなく変身薬であるポリジュース薬を飲んで彼に化けていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアが教師としてホグワーツにいた。
- 第5巻:ドローレス・アンブリッジ(魔法大臣上級次官、後にホグワーツ高等尋問官、校長)
- 魔法省からハリーやダンブルドアを監視するため派遣された。ヴォルデモートの復活を否定し、ひたすら教科書を読むだけの授業を行う。
- 魔法省に従わない教師や生徒を支配するため、ホグワーツ高等尋問官なる役職を作り、ダンブルドアに学校から逃げるように仕向けて校長に就任する。ハーマイオニーの罠にはまり禁じられた森に住む気位の高いケンタウルスを侮辱した為、杖を折られ彼等から袋叩きを受けていたところをアルバス・ダンブルドアによって助けられる。その後こっそり逃げようとするがゴーストのピーブスに見つかってしまい、ピーブスにチョークの入った袋とマクゴナガルの歩行用の杖で交互に殴打されながらホグワーツから脱走。
- 第6巻:セブルス・スネイプ
- 10数年前にホグワーツで教職を得て以来、同科目の担当を切望しながら、魔法薬を担当。第6巻でホラス・スラグホーンに魔法薬を明け渡し、念願の本職に就いた。ダンブルドアを殺害後、ドラコ・マルフォイや他の死喰い人たちと共に逃走。
天文学
第1学年からの必須科目。
天体についての知識を学び、天体観測を行ったり、天体の動きを計算したりする。
ホグワーツで1番高い塔の屋上で行う。
教授…シニストラ
魔法薬学
第1学年からの必須科目。
魔法薬やその材料についての知識を学び、魔法薬の調合を実践する。
地下牢教室にて行う。
ハリーが1番嫌いな授業であると言えよう。スリザリン寮生以外への中傷の言葉が飛ぶ。(1~6巻) 6巻からはスラグホーンが教鞭を取るようになったため、ハリーが一番嫌いな授業ではなくなり、状況は一変した。ちなみに、6巻ではハリーの同級生でこの教科を受けているのは12人だけ。ハリー、ロン、ハーマイオニー、アーニー、テリー、マイケル、ドラコ、ザビニ、ノット、他レイブンクロー2名とスリザリン1名。
飛行訓練
第1学年からの必須科目。
箒に乗って飛ぶことを訓練する。
ネビル・ロングボトムが負傷、ドラコ・マルフォイがネビルの思い出し玉を奪い投げ、ハリーが箒に乗りながらの見事なキャッチを披露し、それを偶然見たマクゴナガル教授の目に止まり、ハリーがグリフィンドールのクィディッチ・チームに入団した。 第1巻と第3巻に登場する。 映画版のほうでは、『賢者の石』でマダム・フーチを演じた女優がギャラの問題で自ら役を降り、『秘密の部屋』から出演していない、といわれている。
教授…マダム・フーチ
占い学
第3学年からの選択科目。
未来を予見する方法を学び、実践する。魔法の中では不確定な分野。 お茶の葉占いや水晶玉占いがある。
教授…シビル・トレローニー、フィレンツェ
※第五巻の後半でトレローニーが解雇された際、禁じられた森に棲むケンタウロスのフィレンツェが就任したが、同時にフィレンツェは同族の群れから追放された。その後(第六巻)トレローニーは復職したが、フィレンツェは禁じられた森に戻れない立場なので、トレローニーとともに別の学年を教えている。
マグル学 (非魔法族学)
第3学年からの選択科目。
魔法界の視点からマグルの文化を考察する。
3人組ではハーマイオニーだけが受講していたが、現在は受講していない。
教授…不明
数占い
第3学年からの選択科目。
授業内容は不明。
3人組ではハーマイオニーだけが受講。占い学と同じ時間に授業がある。どうやら宿題は出ないらしい。
教授…ベクトル
魔法生物飼育学
第3学年からの選択科目。
魔法生物を観察し、その生態や飼育方法などを学ぶ。第三巻より、ケトルバーンに代わり、ルビウス・ハグリッドが就任した。
教授…ルビウス・ハグリッド(不在の場合、代用教員のウィルヘルミーナ・グラブリー・プランク)
古代ルーン語
第3学年からの選択科目。
ルーン文字などを学ぶ。
3人組ではハーマイオニーだけが受講、得意科目。占い学と同じ時間に授業がある。
教授…不明
食事
ホグワーツでは、朝・昼・晩の食事は大広間内の寮別(職員は職員用)のテーブルでそれぞれ食事している。朝食はパン、コーンフレーク、オートミール、卵料理、かぼちゃジュース、オレンジジュース、ベーコン、キッパー、昼食は肉料理と付け合せ、夕食はプディング料理、新入生歓迎会などではローストビーフやジャガイモ料理、デザートはトライフル、糖蜜パイなどとイギリス料理が殆どを占めるが、4巻で行われたボーバトン、ダームストラング勢の歓迎会ではブイヤベース、ブラマンジェとフランス料理が献立で出された。新入生歓迎会の際にはダンブルドアの年々違う呪文で厨房から料理が召還される。
その他の施設
グリフィンドール寮談話室
グリフィンドール寮生の使用する談話室。寮のシンボルカラーである真紅で統一した家具が置かれ、暖炉が元気よく燃え上がる、心地のいい部屋。また、ハーマイオニーやハリーのお気に入りの席は暖炉前の椅子。寮生はここで宿題をしたり、談話したり、フレッド&ジョージ・ウィーズリーのするいたずらを見物したりする。奥の階段を上り、右に行くと女子の寝室、左に行くと男子の寝室がある。ホグズミード村へ行ってもよい日、物々交換などの情報が張り出される掲示板がある。
ちなみに女性は男子生徒の寝室に行ってもよいが、古い規則のため、男子生徒は女性の寝室に行ってはいけない。男子が女子寮へと続く階段を上ろうとすると階段の段が無くなり滑り台のようになって上まで上がれなくなっている。だが、女子が男子寮に行く事はできる。
スリザリン寮談話室
ハリーとロンが2年生の時にクラッブとゴイルに扮して侵入した部屋。粗く削られた石壁の、どことなく陰湿な部屋である。地下牢に存在する。
校長室
校長の部屋。入室するための呪文はこまめに変更され、一部の者(教授)しか知らない。ただ、この呪文は現在の校長アルバス・ダンブルドアの場合お菓子の名前になってあるため(2巻では『レモン・キャンデー』・4巻では『ゴキブリゴソゴソ豆板』・5巻では『フィフィ・フィズビー』・6巻では『ペロペロ酸飴』や『タフィー エクレア』)、4巻で、ハリーが呪文を当ててしまう。そのときの校長によって内装は違い、現在の校長であるダンブルドア校長の場合は色々な魔法の道具が置かれている。歴代の校長の肖像画が掛けられており、緊急時にはその校長達が他の場所に掛けてある自分の肖像画へ移動し状況を見られる、というからくりになっている。ホグワーツの正当な校長であると認められた者以外が校長として入ろうとすると入室を拒絶される。現に『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』でダンブルドアを学校から追い出したドローレス・アンブリッジは校長室が入室を拒んだ。
クィディッチ競技場
クィディッチをするための競技場である。楕円形のピッチの両端に3つずつ輪のゴールが聳え立つ。観客席は各寮のシンボルカラーに飾られ、やはり高く聳え立つ。観客席は木製である。「クィディッチ今昔」によると、クィディッチ競技場には金色のスニッチが競技場の外にでないための呪文が掛けられているとされているが、「アズカバンの囚人」映画版ではハリーが競技場の上空に飛び出すスニッチを懸命に追うというシーンがあり、真意はわかっていない。「炎のゴブレット」では、最終試練がこの競技場で行われている。
大広間
生徒・教授が食事や式典をする為の広間である。奥には教授達が座る長テーブル、その前には生徒達が座る長テーブルが4つ、各寮ごとに座る。天井はその時の天気を映し出す魔法が掛けられている。ハロウィン、クリスマスなどのときは、飾りつけも変えられる。また、寮対抗杯の為の各寮の得点が一目でわかる砂時計がある。
大広間の下には沢山の屋敷しもべ妖精が働く厨房があり、ダンブルドアの合図で、大広間と全く同じに配置されたテーブルから食事を大広間へと揚げる。
監督生のバスルーム
監督生とクィディッチチームのキャプテンが使用を許可されているバスルーム。ふかふかのタオルの山、色とりどりの泡がでる蛇口などから察するに、かなり居心地の良いバスルームである。そのため、『あの風呂に入るためなら監督生になる価値もある。』と言う生徒もいる。監督生及びキャプテンは役得である。しかし、ゴーストのマートルが覗いている可能性があるので注意。
4巻の時、ハリーは卵の謎を解くため監督生のバスルームを使用した。
3階の女子トイレ
女の子のゴーストの嘆きのマートルが棲んでいるトイレ。そのため誰も近づかないので、ハリーたち3人組が禁止されている魔法薬“ポリジュース薬”を作るときに使用した。また、洗面台の中のひとつの蛇口は秘密の部屋への入り口である。
ふくろう小屋
学校のふくろうたちの小屋である。学校で飼育されているふくろうだけでなく、ハリーのふくろうヘドウィグなどもここで過ごすことが出来る。ふくろうを持っていない者、自分のふくろうを使用したくない時に手紙を出す場合は、ここのふくろうを使用する。
ハグリッドの小屋
森番であり魔法生物飼育学の教授であるルビウス・ハグリッドやペットのファングが住む小屋である。禁じられた森のそばに立つ。6巻で死喰い人によって焼き落とされた。
厨房
屋敷しもべ妖精が働く厨房である。ホグワーツの食事はここで作られている。厨房の外にある絵画の梨をくすぐると扉が開く。生徒が厨房に入ってゆくとたくさんの屋敷しもべ妖精がいろいろなお菓子や紅茶などを持ってきてくれる。
秘密の部屋
サラザール・スリザリンがホグワーツを去るときに秘密に造った部屋である。蛇語(パーセルタング)が喋れないと入室することは出来ない。これまで、蛇語を使って自ら入室したのはサラザール・スリザリン、トム・マルヴォーロ・リドル(ヴォルデモート卿)、ジニー・ウィーズリー、ハリー・ポッターだけである。かつて巨大で獰猛な蛇バジリスクが棲んでいたが、ハリーとの死闘の末、退治された。
行事
年間行事
- 9月1日:始業式、入学式(組み分けも同時に行う)
- 10月31日:ハロウィン・パーティ
- 11月?:寮対抗クィディッチ杯 グリフィンドールvsスリザリン
- 12月24日:クリスマス・パーティ
- クリスマス休暇
- 寮対抗クィディッチ杯 グリフィンドールvsハッフルパフ
- イースター休暇
- 寮対抗クィディッチ杯 グリフィンドールvsレイブンクロー
学年行事
- 第2学年イースター休暇中:第3学年以降の選択科目決定
- 第3学年以上:ホグズミード村行き
- 第5学年開始時:監督生の決定(第5学年以上の学年毎に、各寮男女1人ずつ)
- 第5学年イースター休暇明け:進路指導
- 第5学年6月:O.W.L(ふくろう/普通魔法レベル試験)
- 第7学年開始時:首席の決定
- 第7学年6月:N.E.W.T(いもり/めちゃくちゃ疲れる魔法テスト)
特別行事
- 三大魔法学校対抗試合(トライ・ウィザード・トーナメント)・・・現在無期限休止中
ホグワーツにかけられている魔法
- 大広間の天井が外に広がる本物の空と同じ様になる魔法
- マグルが近づくと廃墟に見える魔法
- 「姿くらまし」、「姿現し」が敷地内で使用できない魔法(フォークスを用いての移動は可能)
- 階段が勝手に動く魔法
- 一部の扉に対して「アロホモラ」(扉を開ける呪文)が効かない魔法
- ヘビ語(パーセルタング)や特定の呪文などを使うと部屋の入り口が開く魔法
- 許可なしに敷地を越えられない魔法
- 位置探知不可能になる魔法
ホグワーツの規則について
校則
魔法使い・魔女の成人は17歳なので7年生は学校の外でも魔法が使えるが、それ以外の生徒は学校外での魔法使用は禁止。一度学校外で魔法を使うと魔法省の魔法不適正使用取締局から公式警告状が届き、さらにもう一度使うと退学処分となり、杖を折られる。1年生は個人用箒の所持は原則として禁止。ふくろう、猫、ひきがえる、ねずみの持ち込みは許可されている。夜中の寮以外での遊行、3階の禁じられた部屋、校庭の禁じられた森への侵入は禁止されている。そこに万が一いたところを発見された場合は、寮監によって厳しい罰則が課せられる。フレッド&ジョージ・ウィーズリーは常習犯であるが、廊下でのいたずら道具の使用は禁止されている。
制服
基本的には所属寮の紋章が入ったローブ、ネクタイ、Yシャツ、ズボンまたはスカートの着用が義務付けられている。冬期はセーター、外出時はマフラー、手袋を着けることも可能。全て、ロンドンのダイアゴン横丁にある「マダム・マルキンの洋装店」、またはホグズミード村にある店にて買うことが出来る。英国のパブリック・スクールの制服に類似している。
事件
第1巻---闇の魔術に対する防衛術教授のクィレルが後頭部にヴォルデモートを擁し、ホグワーツ校内に隠された賢者の石を奪取しようとし、ハリーとの戦闘の後クィレルが死亡。ダンブルドアの介入でハリーは助かった。
第2巻---元ホグワーツ生で死喰い人のルシウス・マルフォイの陰謀により「秘密の部屋」が開かれ混血の生徒が次々と襲われる。そんな中ジニー・ウィーズリーが秘密の部屋へ拉致されダンブルドアはホグワーツの閉鎖を決定するがハリーやロンの活躍で秘密の部屋に住む魔物(大蛇)「バジリスク」を退治してホグワーツ閉鎖を回避した。
第3巻---ロンがアズカバン脱獄囚のシリウス・ブラックによって「暴れ柳」の下を経た「叫びの館」に拉致され、ハリー、ハーマイオニーがそれを追って「叫びの館」に突入。そこで真実を知りホグワーツ校庭に戻ってきたものの満月であったため狼男であるルーピンが変身してしまい混乱のうちに動物もどきで死喰い人のピーター・ペティグリューが脱走。時を経てして(実際には直後)湖畔でシリウスが吸魂鬼に襲撃され、ハリーが救出した。その後シリウスの脱走を援護。
第4巻---ポートキーと知らずに三大魔法学校対抗試合の優勝杯を掴んだハリーとセドリック・ディゴリーはトム・リドルの墓へ連れて行かれ、セドリックは殺害され、ハリーはヴォルデモート卿との一連の戦闘の後帰還。その後マッド-アイ・ムーディに化けていたバーティ・クラウチ・ジュニアに殺害されそうになるがダンブルドアにより救出されハリーは真実を知る。
第5巻---ホグワーツ高等尋問官が新設されドローレス・アンブリッジがその職に就く。ハリーらがダンブルドア軍団を組織。日に日に魔法省によるホグワーツ支配が強化されてゆく中、フレッド&ジョージ・ウィーズリーが3階の廊下に大きな沼地を作って逃亡(自主退学)。(魔法省での戦闘はホグワーツ領内での事件でないため記入せず。魔法省やダンブルドア軍団に詳しい)
第6巻---闇の魔術に対する防衛術教授のセブルス・スネイプが罠に嵌ったダンブルドアを殺害し、ドラコ・マルフォイがホグワーツに死喰い人を招じ入れ、それらとハリー、ロン、ジニー、ルーナ、ネビルとマクゴナガルやトンクス、ルーピンがホグワーツ城内で戦闘。そのフロアの天井の半分が落ちる大惨事となった。その際混乱に乗じてスネイプとマルフォイらが逃走。 ダンブルドアが死亡したため副校長であるマクゴナガルが自動的に校長に昇格したが、第6巻の時点では暫定的にであろうがグリフィンドール寮監も兼任していた。ホグワーツ閉鎖/継続は理事会に委ねられることとなる。