「アクションフィギュア」の版間の差分

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*[http://www.oscf.net/ ONE SIXTH CUSTOM FIGURE/ 有志によるアクションフィギュアフォーラム]
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2015年11月13日 (金) 19:08時点における版

アクションフィギュア (action figure) は、広義には可動式の関節部を備えたフィギュア全般だが、狭義には、8インチ(約22cm、1/8スケール)ないし12インチ(約30cm、1/6スケール)の可動式の関節を持った人間型の素体に、縫製品の衣装を組み合わせたフィギュアである。

歴史

この定義の交錯を説明するには、男児向け玩具の歴史を振り返る必要がある。アクションフィギュアの元祖である、米ハズブロ社による『G.I.ジョー』の12インチサイズのシリーズが1970年代に人気を失って以降、日本のタカラによるG.I.ジョーのダウンサイズ版である『ミクロマン』の大ヒットを起点に、縫製衣装を省いた3〜5インチサイズの可動人形が男児向け玩具として一般化することになる。

1997年頃、日本を含め『スポーン』等の大ヒットにより、大人の間でのアメトイブームが起こり、それまでならば玩具を卒業していたはずの多くの大人達があらためて玩具に触れることになった。その経過で“アクションフィギュア”という呼称が、その時点でブームの中心であった縫製衣装の無い3〜5インチサイズの可動人形を指すことが再定義されてしまうことになる。その間、日本では極一部の固定ファンのみに支えられていた、G.I.ジョースタイルに倣う“縫製によって衣装を再現した12インチサイズのフィギュア”も、その新たな大人の購買層の拡大によって復活することになるのだが、一部のショップでは取り扱い上の都合から“ドール”として定義される現象がおきてしまった。

1964年のG.I.ジョー誕生以前には男児向け玩具に人形の形態は珍しく、特にバービーのスタイルに範をとった、縫製によって衣装を再現するスタイルが、購買層の男児に“女子向け玩具らしさ”ととらえられることをさけるために当時のハズブローのスタッフによって考案されたのが“アクションフィギュア”という呼称であることを踏まえると、皮肉な状況となった。

そのG.I.ジョーの直系の子孫とも言える12インチサイズのミリタリーアクションフィギュアの業界においては、米国の21stセンチェリートイズ社から始まり、香港の模型会社DRAGON社等の参入が続き、細部表現の高精細化が急速に進むことで“12インチサイズのトイ”から“1/6スケールの精密模型”へと移行している状況である。

主な企業

狭義のアクションフィギュアを製造する主要企業一覧。

主なシリーズ商品

同じシリーズ内で部品の組み替えが可能なシリーズには★印を付けた。

タカラ、タカラトミー

バンダイ

メディコムトイ

EVOLUTION・TOY

関連項目

外部リンク