「人間!これでいいのだ」の版間の差分

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== 捏造問題 ==
== 捏造問題 ==
TBSは[[2007年]][[2月7日]]、同月3日放送の同番組内で、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った[http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070207AT1G0703C07022007.html]
TBSは2007年2月7日、同月3日放送の同番組内で、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った。


番組では、千葉工大情報科学部の「可聴域を超えた高周波が脳に与える影響」という論文を紹介した。そしてこの論文を根拠に超音波(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなると断定したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることは出来ないなどとして取材を断られていたという[http://www.asahi.com/national/update/0207/TKY200702070367.html][http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_02/g2007020711.html]。
番組では、千葉工大情報科学部の「可聴域を超えた高周波が脳に与える影響」という論文を紹介した。そしてこの論文を根拠に超音波(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなると断定的に表現したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることは出来ないなどとして取材を断られていたという


さらに同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴はスタッフが持ち込んだもので[[やらせ]]演出であったことも発覚した[http://www.sanspo.com/geino/top/gt200702/gt2007020906.html]
さらに同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴は取材先との話し合いの上で、スタッフが持ち込んだものであったことも発覚した。


TBSは不適切な表現について謝罪したが、[[2007年]][[2月8日]]現在「捏造」「やらせ」であることは否定している。[[関西テレビ放送|関西テレビ]]・[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系「[[発掘!あるある大事典|発掘!あるある大事典II]]」での捏造が発覚した直後の放送だったこともあり批判を集めている
TBSは不適切な表現について謝罪したが、「捏造」「やらせ」であることは否定している。[[関西テレビ放送|関西テレビ]]・[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系「[[発掘!あるある大事典|発掘!あるある大事典II]]」での捏造が発覚した直後の放送だった。


このことは[[2007年]][[2月10日]]放送分、夜7時50分頃のエンドロールの前に川田アナからお詫び・訂正および謝罪をした。また[[グリコ乳業]]・[[プロクター・アンド・ギャンブル|P&G]]を始めとしたすべての全国スポンサーが差し替えられ[[公共広告機構|公共広告機構(AC)]]の[[コマーシャル|CM]](枠CMの1本だけ[[地上デジタルテレビジョン放送|地デジ]]のCM・[[パーティシペーション|PT]]分はほぼACに)に充てられた。
次週放送夜7時50分頃のエンドロールの前に川田アナからお詫び・訂正および謝罪が行われた。また[[グリコ乳業]]・[[プロクター・アンド・ギャンブル|P&G]]を始めとしたすべての全国[[スポンサー]]が差し替えられ[[公共広告機構|公共広告機構(AC)]]の[[コマーシャル|CM]](枠CMの1本だけ[[地上デジタルテレビジョン放送|地デジ]]のCM・[[パーティシペーション|PT]]分はほぼACに)に充てられた。


翌週の2月17日と24日の放送では概ねのスポンサーのCMが再開したが、提供クレジットは非表示だった。また、グリコ乳業は3週の間この枠でのCMをせず、「[[ドリーム・プレス社]]」などに振り替えた。3月からは提供クレジットを復帰した。
翌週の2月17日と24日の放送では概ねの[[スポンサー]]のCMが再開したが、[[提供クレジット]]は非表示だった。また、[[グリコ乳業]]は3週の間この枠でのCMをせず、「[[ドリーム・プレス社]]」などに振り替えた。3月からは[[提供クレジット]]を復帰した。


== 出演者 ==
== 出演者 ==
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== スタッフ ==
== スタッフ ==
;構成
;構成
*KIKO
*[[KIKO]]
*田中伊知郎
*[[田中伊知郎]]
*やすけいいち
*[[やすけいいち]]
;オープニングアニメーション製作
;オープニングアニメーション製作
*[[スタジオぴえろ]]
*[[スタジオぴえろ]]
;キャラクター制作
;キャラクター制作
*フジオ・プロダクション
*[[フジオ・プロダクション]]
;演出
;演出
*増山賢
*[[増山賢]]
;総合演出
;総合演出
*荒牧克久
*[[荒牧克久]]
;プロデューサー
;プロデューサー
*遠藤千鶴子
*[[遠藤千鶴子]]
*小野由紀子
*[[小野由紀子]]
;制作プロデューサー
;制作プロデューサー
*大木一史
*[[大木一史]]
;制作
;制作
*[[TBSテレビ]]
*[[TBSテレビ]]

2007年5月26日 (土) 06:30時点における版


人間! これでいいのだ(にんげん - )は、TBS2006年8月19日から2007年2月24日まで毎週土曜日の19:00~19:56(JST)に放送されていた生活情報番組であり、前番組の『ぴーかんバディ!』の企画・内容を大幅リニューアルする形でスタートした。ただし、テレビ山口では「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)を遅れ放送しているためネットされていない(2時間スペシャルの時にはネットされる)。

番組概要

前身は2005年7月に日本テレビを退社してフリーアナウンサーに転身した福澤朗が、フリーになって初のレギュラー番組として2006年4月に鳴り物入りでスタートした『ぴーかんバディ!』。しかし、2006年5月6日放送分で、白インゲンを使ったダイエット法を紹介したところ、全国の視聴者から下痢嘔吐を訴える騒動が起こった。また、視聴率も低迷していることから、TBSは『ぴーかんバディ!』を8月12日に終了し、翌週の8月19日から番組タイトル・企画内容を大幅にリニューアルして、番組タイトルを『人間!これでいいのだ』に改めることになった。

番組内容は『ぴーかんバディ!』の時とは違って、健康美容に限らず心理・脳・性格など人間の心と体を、科学の側面から取り上げる。かつて人気のあった『スパスパ人間学!』にかなり近い番組のつくりとなっている。

しかし視聴率に改善が見られないのと、捏造問題(下記参照)の影響で2007年2月24日放送分で打ち切りが決定した(TBSは「この問題が直接の原因ではない」と説明している)。

番組は『ぴーかん - 』から引き続き福澤朗が司会を務めるが、番組の案内役として、赤塚不二夫漫画天才バカボン』のキャラクター・バカボンのパパ(声:富田耕生(2代目))を起用する。番組タイトルもバカボンのパパの決め台詞"これでいいのだ"を採用した。

番組はフジオ・プロも制作に賛同し、番組用にイラストを新たに製作する。

捏造問題

TBSは2007年2月7日、同月3日放送の同番組内で、論文を無断使用したことを謝罪するとともに、表現に行き過ぎた点があったとする発表を行った。

番組では、千葉工大情報科学部の「可聴域を超えた高周波が脳に与える影響」という論文を紹介した。そしてこの論文を根拠に超音波(番組内では「ハイパーソニック音」と表現)を聞くと頭がよくなると断定的に表現したが、論文の研究者には記憶力向上とは結びつけることは出来ないなどとして取材を断られていたという

さらに同日放送の中で、学習塾で風鈴の音を聞きながら学習する様子を紹介したが、風鈴は取材先との話し合いの上で、スタッフが持ち込んだものであったことも発覚した。

TBSは不適切な表現について謝罪したが、「捏造」や「やらせ」であることは否定している。関西テレビフジテレビ系「発掘!あるある大事典II」での捏造が発覚した直後の放送だった。

次週放送夜7時50分頃のエンドロールの前に川田アナからお詫び・訂正および謝罪が行われた。またグリコ乳業P&Gを始めとしたすべての全国スポンサーが差し替えられ公共広告機構(AC)CM(枠CMの1本だけ地デジのCM・PT分はほぼACに)に充てられた。

翌週の2月17日と24日の放送では概ねのスポンサーのCMが再開したが、提供クレジットは非表示だった。また、グリコ乳業は3週の間この枠でのCMをせず、「ドリーム・プレス社」などに振り替えた。3月からは提供クレジットを復帰した。

出演者

司会

アシスタント

レギュラー

バカボンパパの声

ナレーション

スタッフ

構成
オープニングアニメーション製作
キャラクター制作
演出
総合演出
プロデューサー
制作プロデューサー
制作

外部リンク

番組の変遷

TBS 土曜日19時枠(2006年8月 - 2007年2月)
前番組 番組名 次番組
人間!これでいいのだ
ドッカ~ン!
オリエンタルラジオ出演のバラエティ番組)