泉崎交差点
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泉崎交差点(いずみざきこうさてん)は沖縄県那覇市泉崎にある交差点。かつてはロータリー交差点として泉崎ロータリーとも呼ばれ、嘉手納ロータリー、糸満ロータリーとともに沖縄の「三大ロータリー」であるとされていた[1]。これらのロータリー交差点は、アメリカ合衆国による占領統治の影響を反映した存在で、「アメリカ世」と呼ばれる沖縄独自の風景の一つであったとされる[2]。
沿革
[編集]かつては西洋式のロータリー交差点だったが、糸満ロータリ・嘉手納ロータリーと異なり、アメリカ軍が作ったものではなかった[2]。当初のロータリー交差点には信号は存在しなかったが、その後、交通量の増加にともない信号が設置されるようになった[2]。
道路が複雑で渋滞も大きく、かつ交通事故が多発したため2006年に通常の交差点とされ[2]、「大」の字の形をした五叉路に改良された。[要出典]。
かつては交差点のシンボルとしてポンプ場も存在していたが、これも撤去された[3]。代わりに現在ではポンプ場があった場所に、龍の顔の模様をした広場が設けられている[4]。これは、琉球王朝時代に泉崎交差点のある久米一帯が龍にたとえられていたことにちなんでいるという[4]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “<金口木舌>歴史の証人・糸満ロータリー”. 琉球新報 (2014年12月12日). 2017年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月28日閲覧。
- ^ a b c d “Qリポート 消えゆくロータリー 誕生秘話”. 琉球朝日放送 (2006年12月12日). 2013年5月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月28日閲覧。
- ^ “泉崎ロータリーのシンボル、ポンプ場撤去へ”. 琉球新報 (2002年9月21日). 2017年5月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月28日閲覧。
- ^ a b “地域を守る「竜」登場 久米の泉崎ロータリー”. 琉球新報 (2007年3月20日). 2017年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月28日閲覧。
座標: 北緯26度12分49.3秒 東経127度40分33.8秒 / 北緯26.213694度 東経127.676056度