コンテンツにスキップ

尻毛駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尻毛駅
駅構内(2005年3月撮影)
しっけ
SHIKKE
旦ノ島 (1.2 km)
(1.1 km) 又丸
所在地 岐阜県岐阜市尻毛
北緯35度26分18秒 東経136度42分47秒 / 北緯35.438285827637度 東経136.71313476562度 / 35.438285827637; 136.71313476562
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 揖斐線
キロ程 3.2 km(忠節起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
809人/日
-1992年[1]-
開業年月日 1914年大正3年)3月29日
廃止年月日 2005年平成17年)4月1日
テンプレートを表示

尻毛駅(しっけえき)は、岐阜県岐阜市尻毛にあった名古屋鉄道揖斐線である。隣の又丸駅と合わせて珍地名として知られていた。

歴史

[編集]

揖斐線の前身である岐北軽便鉄道が1914年(大正3年)に路線を開通させた時より存在した駅である。2005年(平成17年)に揖斐線が全線廃止されたことに伴い廃駅となった。


駅構造

[編集]

相対式ホーム2面2線の交換可能駅で、忠節寄りに構内踏切と小さな駅舎があった。なお、1972年11月1日から廃止までは無人駅となっていた[9]。配線上は黒野方面行きが直線となっていたが、一線スルーではなく、左側通行であった。

配線図

[編集]
尻毛駅 構内配線略図

黒野方面
尻毛駅 構内配線略図
忠節方面
凡例
出典:[10]


利用状況

[編集]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は809人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中239位、 揖斐線・谷汲線(24駅)中5位であった[1]

駅周辺

[編集]
尻毛バス停(2015年11月撮影)

その他

[編集]

隣の駅

[編集]
名古屋鉄道
揖斐線
急行
忠節駅 - 尻毛駅 - 又丸駅
■普通
旦ノ島駅 - 尻毛駅 - 又丸駅

脚注

[編集]
  1. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, pp. 651–653.
  2. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1914年4月9日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ a b 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年11月、220-230頁。ISBN 4-87670-097-4 
  4. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 962.
  5. ^ a b 徳田耕一 2005, p. 144, “岐阜線”各線停車場一覧 揖斐線.
  6. ^ 徳田耕一 2005, p. 95, 廃線路線主要駅の今昔 揖斐線.
  7. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年11月、52頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  8. ^ 岐阜市表記のある自転車置場もある。
  9. ^ 徳田耕一 2005, pp. 33, 97, 名鉄600V線の廃線を歩く.
  10. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]