安達まみ
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安達 まみ(あだち まみ、1956年10月2日[1] - )は、日本の英文学者、翻訳家。聖心女子大学教授。
略歴
[編集]4歳から9歳までロンドンで暮らす[2]。聖心女子大学文学部英文科卒。1982年東京大学大学院英文学専攻修士課程修了。同博士課程満期退学。 聖心女子大学英文科講師、助教授、2006年教授。
2009年から2013年日本シェイクスピア協会会長。2016年英国シェイクスピア・インスティテュート(バーミンガム大学)博士課程修了、PhD(博士号)取得。初期近代英演劇、英国児童文学などを専攻、英文学、評論などを翻訳。
著書
[編集]共編
[編集]共著
[編集]- 『シェイクスピア・ハンドブック』(高橋康也監修、新書館) 1994
- 『世界文学101物語』(高橋康也監修、新書館) 1996
- 『逸脱の系譜』(高橋康也編、研究社) 1999
- 『ベケット大全』(高橋康也監修、白水社) 1999
- Hot Questrists After the English Renaissance: Essays on Shakespeare and His Contemporaries, Yasunari Takahashi, gen.ed., AMS Press, 2000
- Resa med Tove: En Minnesbok om Tove Jansson, Helen Svensson ed., Schilds, 2002
- 『シェイクスピア 世紀を超えて』(日本シェイクスピア協会編、研究社) 2002
- 『<インテリア>で読むイギリス小説 室内空間の変容』(久守和子, 中川僚子編、ミネルヴァ書房) 2003
- Toven matkassa: Muistoja Tove Janssonista, Helen Svensson ed., WSOY, 2004
- 『イギリス哲学の基本問題』(寺中平治, 大久保正健編、研究社) 2005
- 『共生と平和への道 報復の正義から赦しの正義へ』(春秋社) 2005
- 『イギリス文化55のキーワード』(木下卓, 久守和子編、ミネルヴァ書房) 2009
- 『石井桃子談話集 子どもに歯ごたえのある本を』(河出書房新社) 2015
- Shakespeare Jubilees: 1769-2014, LIT Verlag, Christa Jansohn, Dieter Mehl eds., 2015
事典
[編集]- 『シェイクスピア辞典』(高橋康也, 大場建二, 喜志哲雄, 村上淑朗編、研究社) 2000
- 『20世紀英語文学辞典』(上田和夫, 渡辺利雄, 海老根宏編、研究社)2005
- 『英語文学事典』(木下卓, 窪田慶子, 高田賢一, 野田研一, 久守和子編、ミネルヴァ書房) 2007
翻訳
[編集]- 『架空地名大事典』(A・マングエル, G・グアダルーピ、高橋康也編、講談社) 1984
- 『完訳 世界文学にみる架空地名大事典』(A・マングェル, G・グアダルーピ、高橋康也共監訳、講談社) 2002
- 『なぜベケットか』(イノック・ブレイター、白水社) 1990
- 『恍惚のマリエット』(ロン・ハンセン、白水社) 1994
- 『シンデレラ』(C・S・エヴァンス編、新書館) 1995
- 『不思議の国をつくる キャロル、リア、バリー、グレアム、ミルンの作品と生涯』(ジャッキー・ヴォルシュレガー、河出書房新社) 1997
- 『岩波≂ケンブリッジ世界人名辞典』(D・クリスタル編、金子雄司, 冨山太佳夫日本語版編集、岩波書店) 1997
- 『ルイス・キャロル伝』(モートン・N・コーエン、高橋康也監訳、佐藤容子, 三村明共訳、河出書房新社) 1999
- 『クマのプーさん スクラップ・ブック』(アン・スウェイト、筑摩書房) 2000
- 『シェイクスピアを盗め!』(ゲアリー・ブラックウッド、白水社) 2001
- 『絵本のなかへ』(エレン・ハンドラー・スピッツ、青土社) 2001
- 『シェイクスピアを代筆せよ!』(ゲアリー・ブラックウッド、白水社) 2002
- 『野獣から美女へ おとぎ話と語り手の文化史』(マリーナ・ウォーナー、河出書房新社) 2004
- 『オフィーリア』(ジェレミー・トラフォード、白水社) 2004
- 『シェイクスピアの密使』(ゲアリー・ブラックウッド、白水社) 2005
- 『アンデルセン ある語り手の生涯』(ジャッキー・ヴォルシュレガー、岩波書店) 2005
- 『箱舟の航海日誌』(ケネス・ウォーカー、光文社古典新訳文庫) 2007
- 『マドレーヌ=ソフィー・バラ キリスト教女子教育に捧げられた燃ゆる心』(フィル・キルロイ、冨原眞弓共訳、みすず書房) 2008
- 『革命の嵐のなかで マリアの御心会創立物語』(教友社) 2009
- 『英国王のスピーチ 王室を救った男の記録』(マーク・ローグ, ピーター・コンラディ、岩波書店) 2012
- 『バイバイ、サマータイム』(エドワード・ホーガン、岩波書店) 2013
- 『シャガール 愛と追放』(ジャッキー・ヴォルシュレガー、白水社) 2013
- 『シェイクスピアを追え! 消えたファースト・フォリオ本の行方』(エリック・ラスムッセン、岩波書店) 2014
- Mayumi Tomihara, Garm the People’s Watchdog: Tove Jansson and Finland-Swedish Culture’s Definitive Caricature Magazine (監訳)青土社、2014
- 『エフィー・グレイ』(スザンヌ・フェイジェンス・クーパー、岩波書店) 2015
論文
[編集]参考文献
[編集]出典
[編集]- ^ 『現代日本人名録』2002年
- ^ 聖心女子大学 教員interview