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厚真川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
厚真川
厚真川 2012年2月11日撮影
厚真川(浜厚真) 臨港大橋より下流側
遠望は苫小牧東港フェリーターミナルと苫東厚真発電所
水系 二級水系 厚真川
種別 二級河川
延長 52.3[1] km
平均流量 1.84 [1] m3/s
(厚真大橋水位観測所)
流域面積 382.9[1] km2
水源

640m峰[2]

厚真町夕張市
水源の標高 640 m
河口・合流先 太平洋苫小牧東港区
流域 北海道胆振総合振興局管内
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厚真川(あづまがわ)は、北海道胆振総合振興局管内を流れ太平洋に注ぐ二級河川。厚真川水系の本流である。

厚真川(上厚真) 上厚真大橋より下流側を望む

地理

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北海道胆振総合振興局勇払郡厚真町北部の空知総合振興局夕張市との境界にある640m峰(夕張山地南部の丘陵地帯)に源を発し、厚真ダムを経由し厚真本町から上厚真を貫流し、浜厚真の苫小牧東港区近辺で太平洋に注ぐ。


地名由来

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アイヌ語の「アトマブ」(オヒョウ・在る・処)、あるいは地域の湿地帯に名付けられた「アットマム」(向こうの湿地帯)から転訛して「アトマム」「アトマ」になって「アッマ」になった説がある。

治水および利水

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流域を穀倉地帯に囲まれ稲作灌漑に伴う取水・排水に於いて重要な河川である。 同時に度重なる河川氾濫災害に起因する治水工事を余儀なくされ、蛇行区間河道の線形改修を前提とした大規模な河川改修工事が逐次実施されている。 灌漑用水ダムを筆頭に可動堰である頭首工:7ヶ所[3]揚水機:3ヶ所[3]の他、逆流防止を兼ねた排水ゲートである樋門・樋菅:73ヶ所[3]に及ぶ。 更に厚真ダムの下流に位置する幌内地区に多目的ダム厚幌ダム - ダム便覧 が施工中である。

灌漑用の可動堰:第9区頭首工(厚真町上厚真)
灌漑用の可動堰:統合頭首工(厚真町美里)
河道改修に伴い新設された手動ラック方式の
佐藤排水樋菅(厚真町富里)


主な河川施設

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一次
支川名
(本川)
二次
支川名
ダム名 堤高
(m)
総貯水
容量
(千m3)
型式 事業者 備考
厚真川 厚真ダム 38.2 10,080 ロックフィル 厚真町土地改良区
北海道開発局
幌内
厚真川 厚幌ダム 47.2 47,400 台形CSG 北海道 幌内
厚真川 第1区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 幌内
厚真川 第2区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 幌内
厚真川 第3区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 幌内
厚真川 第4区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 幌内
厚真川 第5区揚水機 -- -- 揚水場 厚真町土地改良区 朝日
厚真川 第6区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 朝日
厚真川 ウクル川 井堰1号堰 -- -- 取水堰 厚真町土地改良区 宇隆
厚真川 統合頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 美里
厚真川 統合揚水機 -- -- 揚水場 厚真町土地改良区 美里
厚真川 第9区頭首工 -- -- 可動堰 厚真町土地改良区 上厚真
厚真川 第9区揚水機 -- -- 揚水場 厚真町土地改良区 上厚真
  • 備考:黄欄は建設中もしくは計画中のダム(2012年現在)。

流域の自治体

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北海道
胆振総合振興局勇払郡厚真町

支流

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括弧内は流域の自治体

  • ショウシウシ川(厚真町)
  • 鬼岸辺川(厚真町)
  • 日高幌内川(厚真町)
  • ウクル川(厚真町)
  • 知決辺川(厚真町)
  • 当麻内川(厚真町)
  • 軽舞川(厚真町)

主な橋梁

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関連項目

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出典・外部リンク

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脚注

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