佐倉市コミュニティバス
佐倉市コミュニティバス(さくらしコミュニティバス)は、千葉県佐倉市が運行するコミュニティバスである[1]。旧名称は「佐倉市循環バス」[2]。ちばグリーンバスとなの花交通バスへ運行を委託している。
2018年(平成30年)12月1日より「佐倉市コミュニティバス」へ改称すると同時に、「佐倉親善大使」に就任した画家の高橋真琴の華やかな少女イラストを全面にラッピングして車両デザインを一新した[3]。
概要
[編集]2022年(令和4年)現在、内郷ルート、志津北側ルート、畔田・下志津ルート、南部地域ルート、飯重・寺崎ルートの5ルートが運行されている[1]。南部地域ルートと寺崎・飯重ルートではワンボックスカー、それ以外のルートでは小型バスで運行される。
運行受託事業者
[編集]佐倉市循環バス
[編集]佐倉市循環バスは、佐倉市北部の交通不便地域を運行するコミュニティバスであり、佐倉市の花である花菖蒲が描かれた専用塗装の小型バス(いすゞ・ジャーニーJ)が使われていた(ハローチェリー車両が代走することもあった)。路線は2ルートあり、いずれも1990年代まで阪東自動車印西出張所管轄の路線が撤退した地域の廃止代替バスとして運行されていた。飯野町停留所は、当時の湖畔荘終点と同じ場所である。
2013年11月30日をもって運行受託を解除し、三陽自動車へ移管されたが、2018年(平成30年)12月1日よりルートを変更の上「佐倉市コミュニティバス 内郷ルート」として再度受託した。
- 内郷地区循環ルート:佐倉市役所〜京成佐倉駅北口〜草ぶえの丘〜飯野町〜萩山〜京成佐倉駅北口〜佐倉市役所
- 飯野往復ルート:佐倉市役所〜京成佐倉駅北口〜下根〜ふるさと広場〜飯野駐車場
沿革
[編集]- 2003年(平成15年)12月 - 廃止代替バスとして運行開始[2]。
- 2008年(平成20年)12月
- 2013年(平成25年)12月
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)1月16日 - 「佐倉市コミュニティバス」各路線を、試験運行から本格運行に移行[13]。
- 2021年(令和3年)7月1日 - 「佐倉市コミュニティバス」飯重・寺崎ルートの試験運行を開始[14]。
運賃・乗車券類
[編集]- 運賃は均一制で、大人200円、小学生100円、未就学児は無料[15]。
- ちばグリーンバスが受託するルートではPASMO・Suicaなど交通系ICカードが利用できる[15]。なの花交通が受託する志津北側ルートでは利用できない[15]。
- 2021年1月1日から運賃割引制度が変更された。変更後の内容は以下のとおり[15]。
現行路線
[編集]現行路線の詳細については、佐倉市公式サイト「コミュニティバス時刻表・ルート図等」を参照。
内郷ルート
[編集]→方向が右回り、←方向が左回り。
- (佐倉市役所) → 京成佐倉駅北口 → 下根 → 飯野観音 → ふるさと広場 → 飯野駐車場 → 飯野観音 → 下根 → 京成佐倉駅北口 → (佐倉市役所)
南部地域ルート
[編集]- 和田ふるさと館 - 上勝田 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門 - 大篠塚南 - 物井駅
- 和田ふるさと館 - 上勝田 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門
- 神門 - 小篠塚 - 大篠塚南 - 物井駅
- 神門 - 天辺 - 和田ふるさと館 - 南酒々井駅 - 米戸 - 神門
- 物井駅 - 神門 - 宮本 - 和田ふるさと館 - 米戸 - 神門
- 西御門 - 弥富公民館 - 神門 - 大篠塚南 - 物井駅
- 西御門 - 弥富公民館 - 坂戸 - 内田 - 千城台駅
畔田・下志津ルート
[編集]志津北側ルート
[編集]飯重・寺崎ルート
[編集]- 京成臼井駅南口 - 住吉神社 - 地区センター - JR佐倉駅北口
過去の路線
[編集]南部地域ルート(2019年1月15日まで)
[編集]南部地域ルートは、市外にある各鉄道駅(千城台駅は千葉市若葉区、榎戸駅は八街市、物井駅は四街道市)から、佐倉市南部にある第三工業団地を結んでいた。2019年1月16日から経路変更された。
車両
[編集]佐倉市循環バスの運行開始時は、白地に佐倉市の花「花菖蒲」を描いた、ちばグリーンバスのいすゞ・ジャーニーJが使用されていた[2]。三陽自動車への移管時に、同社の日野・ポンチョ(2代目HX系)へ変更された[16]。
ポンチョは、志津北側ルートではショートボディ、その他のルートでは基本的には2ドアロングボディを使用する。
南部地域ルート、寺崎・飯重ルートでは、ワンボックスカーの日産・NV350キャラバン(ワゴン標準ルーフ)を使用する。
脚注
[編集]- ^ a b 佐倉市コミュニティバス 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ a b c d 佐倉市循環バスの運行について 佐倉市公式ウェブサイト、2012年4月2日(インターネットアーカイブ)
- ^ a b 千葉県佐倉市のコミュニティバスに、高橋真琴さんの少女絵デザインが登場!(12/1~運行開始) 佐倉市プレスリリース、PR TIMES、2018年11月29日、2022年9月13日閲覧。
- ^ 内郷ルート 路線図(2018年12月1日改定) 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ 畔田・下志津ルート 路線図(2021年4月1日改定) 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ 南部地域ルート 路線図(2019年1月16日改定) 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ 飯重・寺崎ルート 路線図(2021年7月1日改定) 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ 志津北側ルート 路線図(2019年1月16日改定) 佐倉市、2022年8月2日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ 佐倉市循環バス運行開始のお知らせ ちばグリーンバス、2008年11月24日
- ^ 会社概要・沿革 三陽自動車株式会社、2022年9月13日閲覧。
- ^ 佐倉市循環バスが新デザインで運行します! 佐倉市、2013年12月1日
- ^ 佐倉市循環バスの運行について ちばグリーンバス、2013年11月30日
- ^ a b [1] 佐倉市[リンク切れ]
- ^ [2] ちばグリーンバス[リンク切れ]
- ^ a b c d e f g コミュニティバス運賃(割引情報)案内 佐倉市、2022年6月1日更新、2022年9月13日閲覧。
- ^ “バス車両一覧 2”. 三陽自動車. 三陽自動車株式会社. 2022年9月13日閲覧。 “コミュニティバス 日野自動車 ポンチョ 36名定員 全長6.99m 地域住民の方の足代わりとして、毎日朝早くから夜遅くまで、頑張っています⇒ホント可愛いですよ 小さい車体で35人ものご利用者をお乗せし、車椅子も2台利用できます”
関連項目
[編集]- 佐倉市
- ちばグリーンバス
- なの花交通バス
- 三陽自動車 (東京都) - 過去の受託事業者
- 日本のコミュニティバス一覧#千葉県
外部リンク
[編集]- 公共交通関係 - 佐倉市
- 佐倉市コミュニティバス - 佐倉市
- 佐倉市循環バス - 佐倉市(2012年時点のアーカイブ)
- 三陽自動車株式会社 - 過去の受託事業者