コンテンツにスキップ

マリオ・バリオス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マリオ・バリオス
基本情報
本名 マリオ・トーマス・バリオス
通称 El Azteca(アステカ人
階級 ウェルター級
身長 183cm
リーチ 188cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1995-05-18) 1995年5月18日(29歳)
出身地 テキサス州サンアントニオ
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 32
勝ち 29
KO勝ち 18
敗け 2
引き分け 1
テンプレートを表示

マリオ・バリオスMario Barrios1995年5月18日 - )は、アメリカ合衆国プロボクサーテキサス州サンアントニオ出身。現WBC世界ウェルター級王者。元WBA世界スーパーライト級王者。世界2階級制覇王者

姉のセリーナ・バリオスもプロボクサー[1]

来歴

[編集]

スーパーライト級

[編集]

2013年11月11日、サンアントニオのカウボーイ・ダンス・ホールでリゴベルト・モレノとデビュー戦を行い、初回1分39秒TKO勝ちを収めた[2]

2014年10月9日、有力アドバイザーのアル・ヘイモンと契約[3]

2015年1月9日、ゴールデンボーイ・プロモーションズからプロモート権を破棄されたことで、同プロモーションを離脱しTGBプロモーションズに移籍した[4]

2016年7月9日、ニュージャージー州トレントンCURE・インスランス・アリーナでデビス・ボスキエロとIBF世界スーパーフェザー級2位決定戦を行い、12回3-0(3者とも120-107)の判定勝ちを収め2位を射止めると共にホセ・ペドラザへの指名挑戦権を獲得した[5]

2018年7月28日、ロサンゼルスステイプルズ・センターでホセ・ローマンとWBAインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦を行い、ローマンが8回終了時に棄権したためTKO勝ちとなり王座獲得に成功した[6]

2019年9月28日、ステイプルズ・センターでWBA世界スーパーライト級レギュラー王座決定戦をWBA世界スーパーライト級3位のバティル・アフメドフと行い、12回3-0(116-111、115-111、114-112)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[7]

2019年10月12日、アフメドフ陣営が上述の王座決定戦での判定に不服を申し立て、WBAはバリオスとアフメドフとの間で再戦を行うよう指令した[8]

2020年10月31日、テキサス州サンアントニオアラモドームにてジャーボンテイ・デービス対レオ・サンタ・クルスの前座でWBA世界スーパーライト級9位ライアン・カールと対戦し、6回KO勝ちを収め初防衛に成功した[9]

2021年6月26日、ジョージア州アトランタのステートファーム・アリーナでWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・同ライト級レギュラー王者のジャーボンテイ・デービスと対戦し、キャリア初黒星となる11回2分13秒TKO負けを喫し、2度目の防衛に失敗し王座から陥落した。

ウェルター級

[編集]

2022年2月5日、ミケロブ・ウルトラ・アリーナキース・サーマンWBC世界ウェルター級挑戦者決定戦を行い、12回0-3の判定負けを喫した[10]

2023年9月30日、ネバダ州ラスベガスT-モバイル・アリーナにてサウル・アルバレス対ジャーメル・チャーロの前座で、WBC世界ウェルター級暫定王座決定戦を同級2位の元WBA世界ウェルター級スーパー王者ヨルデニス・ウガスと行い、試合前のオッズでバリオスは1.2倍対4倍と不利と目されていたが、2回と最終回に計2度ダウンを奪うなど圧倒し12回3-0(118-107×2、117-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[11]

2024年5月4日、ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにてサウル・アルバレスハイメ・ムンギアの前座で、WBC世界ウェルター級20位のファビアン・マイダナと対戦し、12回3-0(118-111×3)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[12]

2024年5月27日、WBCはWBC世界ウェルター級王者テレンス・クロフォードの王座を剥奪した上で休養王座に認定し、その後、6月18日にバリオスを暫定王者から正規王者に認定した[13]

戦績

[編集]
  • プロボクシング:32戦 29勝 (18KO) 2敗 1分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2013年11月11日 1R 1:39 TKO リゴベルト・モレノ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 プロデビュー戦
2 2014年2月10日 4R 判定3-0 マヌエル・ルバルカバ メキシコの旗 メキシコ
3 2014年3月7日 4R 判定3-0 リオネル・ケリー アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
4 2014年5月10日 4R 判定3-0 ジャクセル・マレロ プエルトリコの旗 プエルトリコ
5 2014年7月25日 1R 2:18 KO サルバドル・ペレス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
6 2014年10月8日 1R 0:53 KO エイブラハム・ルビオ メキシコの旗 メキシコ
7 2014年11月20日 4R 判定3-0 フアン・サンドバル アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
8 2015年3月7日 3R 1:53 TKO ジャスティン・ロペス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
9 2015年5月9日 6R 1:02 TKO ホセ・デル・バレー プエルトリコの旗 プエルトリコ
10 2015年7月18日 8R 判定3-0 ホセ・アルトゥロ・エスキベル メキシコの旗 メキシコ
11 2015年9月6日 4R 2:10 TKO ホセ・セン・トーレス メキシコの旗 メキシコ
12 2015年9月26日 1R 2:04 KO エドゥアルド・リベラ メキシコの旗 メキシコ
13 2015年11月10日 8R 判定3-0 マリオ・エンリケ・ティノコ メキシコの旗 メキシコ
14 2015年12月12日 6R 0:31 KO マヌエル・ヴィデス パナマの旗 パナマ
15 2016年4月16日 8R 判定3-0 エドガー・ゲイブジャン フィリピンの旗 フィリピン
16 2016年7月9日 12R 判定3-0 デビス・ボシェーロ イタリアの旗 イタリア
17 2016年12月10日 2R 2:36 KO クラウディオ・ロセンド・タピア アルゼンチンの旗 アルゼンチン
18 2017年3月4日 6R 0:25 TKO ヤードリー・アルメンタ・クルス メキシコの旗 メキシコ
19 2017年6月11日 7R 0:37 KO ホセ・ルイス・ロドリゲス メキシコの旗 メキシコ
20 2017年9月19日 7R 1:41 TKO ネイム・ネルソン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
21 2018年3月10日 2R 0:45 TKO ユーディ・ベルナルド ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
22 2018年7月28日 8R 終了 TKO ホセ・ローマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBAインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦
23 2019年2月9日 4R 2:16 KO リチャード・ザモラ メキシコの旗 メキシコ
24 2019年5月11日 2R 1:16 KO フアン・ホセ・ヴェラスコ アルゼンチンの旗 アルゼンチン
25 2019年9月28日 12R 判定3-0 バティル・アフメドフ英語版  ウクライナ WBA世界スーパーライト級王座決定戦
26 2020年10月31日 6R 2:23 KO ライアン・カール アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA防衛1
27 2021年6月26日 11R 2:13 TKO ジャーボンテイ・デービス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 WBA陥落
28 2022年2月5日 12R 判定0-3 キース・サーマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
29 2023年2月11日 8R 1:42 TKO ジョバニ・サンティアゴ プエルトリコの旗 プエルトリコ WBCアメリカ大陸ウェルター級王座決定戦
30 2023年9月30日 12R 判定3-0 ヨルデニス・ウガス  キューバ WBC世界ウェルター級暫定王座決定戦
31 2024年5月4日 12R 判定3-0 ファビアン・マイダナ アルゼンチンの旗 アルゼンチン WBC暫定防衛1→正規王座に認定
32 2024年11月15日 12R 判定1-1 アベル・ラモス アルゼンチンの旗 アルゼンチン WBC防衛2
テンプレート

獲得タイトル

[編集]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
空位
前タイトル保持者
レジス・プログレイス
WBA世界スーパーライト級王者

2019年9月28日 - 2021年6月26日

次王者
ジャーボンテイ・デービス
暫定王座決定戦 対戦者
ヨルデニス・ウガス
WBC世界ウェルター級暫定王者
2023年9月30日 - 2024年6月18日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
テレンス・クロフォード
WBC世界ウェルター級王者

2024年6月18日 - 現在

次王者
N/A