ストリッパー物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ストリッパー物語
作者 つかこうへい
日本
言語 日本語
初出情報
初出 舞台公演
刊本情報
収録 つかこうへい戯曲シナリオ作品集2
出版元 白水社
出版年月日 1988年8月
初演情報
初演公開日 1975年4月
ポータル 文学 ポータル 舞台芸術
テンプレートを表示

ストリッパー物語』(ストリッパーものがたり)は、つかこうへいによる戯曲である。初演は1975年[1]2018年には同作を原作としたラジオドラマが放送された。

あらすじ[編集]

昭和末期。ストリッパー明美と、そのヒモシゲ。二人のもとに、幼いころにシゲと別れた実の娘・美智子が現れた。明美は、昔に流産で失った娘と面影を重ね、ニューヨークに留学すると言う美智子を応援する[2]

登場人物[編集]

明美
盛りを過ぎたストリッパー。若い頃に流産し、娘を亡くしている。
シゲ
明美と生活を共にするヒモ。明美からは乱暴に扱われても、ヒモの道に徹する。
美智子
ストリップ小屋に現れた女子高生で、小学1年生の時にシゲと別れた実の娘。留学の名目でニューヨークに渡り、ダンサーを目指す。
ストリップ小屋の支配人

書籍[編集]

小説[編集]

ヒモのはなし[編集]

1981年に本作のシゲ(重)の一人語りの舞台『ヒモのはなし』が発表されている。

ラジオドラマ[編集]

オールナイトニッポン50周年、日本映画専門チャンネル開局20周年を記念し、2018年6月11日ニッポン放送ラジオドラマが放送された。かつてつかに師事した羽原大介がラジオドラマ向けに脚色。演出は日本映画放送の社長を務める杉田成道が担当している。杉田は本作が初のラジオドラマ演出となる[3]タップダンス監修は火口秀幸で、番組冒頭では神田松之丞が口上を行った[4]

通常はラジオの収録は1日で行われるが、構想5年、本読み3日、収録5日という異例のスケジュールで制作された。クライマックスシーンでは、舞台演劇さながらの演技をガンマイクで収録した[5]

収録に先立ち、演出の杉田とキャストの広末涼子筧利夫浅草ロック座を見学した[6]。杉田は、「本作は映像化するには際どいシーンがあり、あえぎ声もあるのでラジオに適しているのではないか」と述べている[3]

キャスト(ラジオドラマ)[編集]

[4]

脚注[編集]

外部リンク[編集]